キーボードについて

入力方法の一つとして、キーボードによる入力が今の多くのトレンドである。
例えば、携帯電話にとっては数字キーに割り当てられた文字を回数分押して変えてゆく入力の仕方が一般的です。
たしか、特許の問題でSONYしか利用することの出来ないデバイスでなければ ジョグダイヤルを利用した入力であればもっと他の方法も提案できたのであろうが・・・
ただ、入力のデバイスが優れていることと、採用されることとは又違い、個人の趣向だけだったのかもしれませんが 一時期のPanasonicのノートに採用されていたトラックボール。私もしばらくデスクトップで利用していたのですが、実に細かいところを指定しやすい。
ところ欠点が無いわけでもない、最大の問題はボールを回すという一点である。
ボールの直径が10〜15mmぐらいの間だと思うのであるが、現在の例えばSONYのエクストリームノートや東芝のDynaBook シャープのムラマサ等でもそうなのであるが とてもとても、本体の厚みがそんなに無い。つまり仕込みようが無いのである。
また、例え仕込めたとしても 今、私がこれを書いているのがLet‘s NoteのW2である。そのギミックの特徴として左下のパームレストが跳ね上がり DVDドライブになっているのであるが跳ね上がる蓋に タッチパッドが仕込まれている。
と、言うことはその厚みはあっても、2〜3mmぐらい その下の空間は機器を詰め込むために使える空間になっている。トラックボールではこうはいかない。
まあもっとも、デスクトップでもマウスのほうが良く使われていることからもあまり流行るデバイスでもないのかもしれませんが
PDAは比較的未発達なデバイスなのか、入力方法がいまいち確定しきれないようである。
勿論、ポケットPCという言葉が示すように ポケットサイズのPCという意識を持った人が多いのであれば 何が何でも標準デバイスであるキーボードを欲しがる気持ちもわからなくはないのですが。
PDAの中では比較的古い歴史を持つPalmでは、「グラフィティ」と呼ばれる アルファベットを独特の携帯で一筆書きで表現するものが使われています。
そして、その入力方法に長けた人達の事を「グラフィティ使い」と称するぐらいですから 最も一般的で有るにも拘らず、どのPalmのモデルにも接続できるキーボードが数種類ずつ存在するのです。
純正品だったり、サードパーティの提供するものであったり。
マイクロソフトの擁する WindowsCEをベースにしたPDAの中にはキーボードモデルが代々存在します。メーカーが変わったりするものの 何故か途切れず存在します。
現在はSigmarion3だったり、PisionのNOTEだったりします(あれはPDAかしら?)
で、スマートフォンなる 携帯電話とPDAとの結合物が生まれ出てきて、尚も世の中を混乱に導こうとしているように見えるのですが・・・
先日、台湾で見たそういった商品の中には、「X-PRO」のように 電話の主用途である電話番号を入力するキーすらなく、タッチパネル上のソフトウエアーキーボードが代行しています。
殆ど同じサイズであっても、Dopodなんかはタッチパネルが付いてないことや OSの仕様から数字キーを装備し 利用した入力になっています。
大きなサイズのものでは、本体下にスライドするキーボードが付いていて、サイズは小さいもののフルキーが付いていたり、折りたたみ電話機の送話部が 開かれたときにキーになっているのは日本の電話と同じですが 事もあろうかそれが外せるように成っていて どちらの使い方も可能になっているようです。サードパーティからのオプションで 同じサイズのマイクロキーボードを選べるようになっているのですから 多種多様な用途に対応したと言えば聞こえはいいが 的を絞りきれないと言うことかもしれません。
受け取る側も、バーチャルキーボードのようなものが良い人、マイクロキーボードの良い人と 色々有るわけです。
例えば、ジョグダイアルが付いている機器なら 日本語入力だけと言うことなら 5つの母音キーを設定して、ワンキー手確定するスタイルで、行を あ、か、さ、た・・・・とジョグで選ぶようにすればかなり高速に入力できるはずなのですが 確かどこかで見たような気がしますが今見られないことを思えば あまり流行らないのでしょう。
慣れていることが、効率の良いことではありませんが 新しい入力方法に対して慣れるぐらいならと 古い入力方法を選ぶ傾向にあるみたいです。
そのうち、私も結構な年ですから 今更新しい入力方法にそう簡単になれるとは思えませんが いま、子供のゲームで有りますが 忍者が結ぶ印のようなもので入力するようなものも出来てくるかも、
えーっと、一応説明入れときますが 忍者の結ぶ印は術を行う前の心構えとも 術を行うためのキーとも言われています。忍者ハットリ君で行っていたように胸の前で指を組み合わせるものも有りますが まさか、目の前に敵がいる状態で出来るとは思えないですよね。だから、略式で印が結べるように自分の正面に向かった状態で真正面に腕を振り下ろしたとき、少し右にずらして振り下ろしたときと言うたての動きと、胸を基準として腕を左から右に動かしたときの組み合わせで印を示す方法もあります。
縦と横の組み合わせですから、縦が8本に分けて 横も8本に分ければ表現できる行列の数は256種類。
どこかで見たような数字に・・・・
アルファベットぐらいなら十分表現可能な入力方法なんですよね。
でも、嫌じゃないですか? 事務所で女の子が工藤 静香の歌を歌うかのように腕を振っていたら・・・それも真面目な顔をして みんな不ぞろいに。
寒い風景ですよね。