去年の末に・・・

携帯電話のビジネスモデルが変わった話を書いていたのですが、例えばこの間買ったNOKIAのV702NKですが、海外では8万円近くする端末。
もし、VGSに加入しているユーザーが(DOCOMOでも動揺のことが起こるのですが)新機種に機種変更したいときに、今までであれば当然携帯電話の機体の中に電話番号が書かれていました。
3Gと呼ばれる携帯電話は国際基準に準じているので SIMカードと言われるカードが使われています。
もってらっしゃる人なら判ると思うのですが、このカードには電話番号と何件かの電話番号(いわゆるアドレス帳です)が書かれています。
VGSの端末を契約して、海外で使うとDopadでもX-PROでも刺すとちゃんと使えます。
と言う事はもちろん確認しています。
そして、日本NOKIAからは利用できる端末として、同型のNOKIA6630が販売されています。
つまり、電話番号はSIM側にあって電話機はどれでもいいということなんです。
VGSの場合、海外契約というのがありますからこれで契約した場合、端末代金+1年間の利用料+事務手数料を足したとしても NOKIAから6630を買うより安くなります。
もちろん、純正品でなければフェースプレートを変えて見た目からNOKIAモデルにしてしまえば見分けが付きません。(内部のソフトは違います)
ですが、NOKIAモデルもVGSモデルも製造コストの部分では大きく変わらないはずです。もちろん説明不足な説明書も含めて・・・・ FAQに自分の電話番号の表示の仕方を書いてあるのはこの携帯ぐらい。店のお姉ちゃんも自分の電話番号の出し方を覚えて帰ってくださいと強調されていましたから。
もちろん、DOCOMOSIMカードが動かないぐらいの細工はしてあるんですが SIMロックという名前ですが しかし同じベンダーのSIMカードにまでは対策が立てられていないようです。
だから、現状約2万円あればVGSで1ヶ月目の人でも、機種変更できるのです。
ここは、いい話ではありませんが そのまま海外に持っていってうまく立ち回れば4~6万円ぐらいで捌けます。
例えば、何台かいろんな端末を買って契約して日によってカードを差し替えて使う使い方も出来ます。私はこれで4台の携帯を買っていますから。(ただ、そんな方法は使ってません ベンダーのブラックリストに載るのは賢い買い方だとは思えませんから)
面白いので、時々端末を変えて海外に出かけたりするのですが。
NOKIAVGSの価格の差が(基本料金も含めて)、ボーダフォンの負担になっていることでしょう。
もちろん、通話料や追加金として徴収するのであれば収益は十二分に出るのでしょうが少なくともこの買い方からは利益を生み出すことは出来ないでしょう。
なんで、今頃こんなことを書いているかというと、海外専用契約が終わってしまうからです。
いつか書きましたが、対策の立たない問題点を一般に公開するのはある意味社会的犯罪に加担する行為だという風に考えています。今回は、既に対策がたった後なので(期限付きという意味で)これはいいかなと。
まあ、この問題はともかくとして3Gになったことによって既に3年目に入っていますがそれまで決して起きなかった問題でした。
同様に、パケットの定額化に伴って発生する問題の中にも今後予想できない問題も発生するのでしょう。
例えば、何度もテーマにする「Jigブラウザー」ですが、これもその一環でしょう。
作為的だとは思いますが、パケットの定額化に伴い発生したビジネスモデルでしょう。
DOCOMOは明らかに認めたものでしょうが、AUは僅か2機種のみ対応 それも3世代前の端末ですからOKしたのでしょうか、未だにJigのHPではBrew版はAUの認定待ちになっていますから。
PCも例えば、メールのポートだけを通す契約が出来たりして、そのポートを使うPROXYソフトが出てJigのように月額定額で、そのポートを使ってWebもメールも出来たりするようなビジネスモデルが生まれてきたりもするのでしょう。
今年は、各携帯電話ベンダーは後出しじゃんけんのチャンスを伺い続けるような状況が続くでしょう。
ゆえに、新しいサービスが出たら自分のベンダーに来るのは遅くても一月後には対応するでしょうから・・・
CPUも200Mにまで達して、2年前のトップエンドにスペックだけなら近づいた携帯電話が今後どうなるかが今年の一番の楽しみなのですが、PDAファンとしては不謹慎ですかね?