NTT DOCOMOの報道について

午前中に、日経及び朝日のサイトから一斉に報道された「NTT DOCOMO PHSから撤退」の記事。
特に日経は、動画ニュースまでを配信しています。
その後、午後になってその報道に対する否定報道が出ています。
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/22675.html
実際のニュースソースの時間は解りませんが、更新があったのが16時21分。
これ以降の公式発表を対外的にする時間ではないので 恐らく否定が最終報道でしょう。
ただ、実際がどういう状況かはわかりませんし 念のためDOCOMOショップも除いてきましたが現在も勿論継続して販売していました。
実際の報道内容はともかく、同日に発表になったFOMAのデータ通信向けの新料金プランの発表、また@FreeDの年間契約プランの発売キャンペーンの頃の契約を行われた方はそろそろ満期になること等 時期的な副次的な要素もあり真実味を帯びた報道となっております。
実際のところ、現在の状況は非常に悪く PHS事業は赤字が続き アンテナの新規の建設も行われていないようですので、新しく建設されたショッピングモールなどでは完全に俯瞰地帯に成ってしまう場合が多いようです。
恐らく、新社名となった「WILCOM」はここに至って販売攻勢を強める結果になると思うのですが 今回の件のようにインターネットの普及により誰もが情報の発信源になっている場合、既に情報の真偽が重要でなくなっている場合も有ります。
マーケティングといえば聞こえは良いですが、口コミ広告みたいな物で広告を打つ場合もありますし それで市場の反応を見る場合もあります。酷い場合には相手の足を引っ張る為にも行われます。
非常にうがった見方ですが、今回の「はてな」のプリンターのキャンペーンに関してもかなり良い広告手段で、こうやって日記にキーワードを沢山登録してもらった場合 当然検索エンジンの収集の対象となり 検索エンジンの種類によって仕組みは違いますがその順位を上位に上げることもできます。
またその収集方法ですが、「はてな」の場合 キーワードを一言一句間違えていなければの条件での応募ですから、誰一人一言一句間違えない形での記載をします。
例えば、「速い 綺麗 長持ち RGBプリンター」というのを登録キーワードにした場合、検索エンジンで 「綺麗 プリンター」としただけで 多くの人が登録してくれれば RGBプリンターが上位に来る仕組みです。勿論、自らの日記に書いた人の頭にも残るでしょうし、自分に当ったかどうかを確認するために 何度もそのRGBプリンターを頭の中で反芻するので(RGBプリンターは存在しませんので 頭の中で反芻しないでくださいね)店頭でインターネットで見た場合に 自らの頭の中での検索エンジンの上位にもランキングされる仕組みで 二重の効果があるわけです。
これは、もっと酷い考え方ですが 今回キーワードの間違いが見つかったとの事で“「」”が足りなかったか何かで変更になったのですが これが本当に間違いだったのかそれともわざとだったかまでは推測することができません。しかし、どちらにせよ広告の効果は2倍近くになったわけですから(キーワードを2回登録しましたので 例え書き換えたとしても検索エンジンのロボットに登録されていれば2重とろくになる可能性有り)一度目で 「速い 綺麗 長持ち RGBプリンター」とし二度目で「高速 美しい 超寿命 RGBプリンター」とすればキーワードの幅を増やすこともできます。
大人って嫌ですね・・・・みたいな考え方もできるわけです。
もちろん、今回の変更はこの効果を出すためには速すぎたために 本当の間違いであったと私は思うのですが・・・・・
話はそれましたが、PHSの件では これで残念だと言う声や企業からのどうしてくれるんだといったようなクレームが少なければDOCOMOはこの計画をみんなの想像通りに継続するでしょうし、また逆に それ以外の業者が仕掛けた場合には 恐らく今週末から来週に掛けて 過去にDOCOMOと競合し敗退した企業へのアタックが熾烈を極めるでしょう。
それによって、DOCOMOのPHSのシェアーが激減し、結果的にはPHSからの撤退と言うことになるのでしょう。
どちらにしても、競合がなくなるという意味では競争の原理が働かず(携帯電話とのすみわけはありますし 無線LANスポットとの競合もありますが)サービス つまり金額や通話エリア等の収益を悪化させる部分への投資額が減少することになりかねないという結果を招くかもしれません。
今回の件に付いては、最終結論がどうなるかはともかく 現状ではどちらとも怪しい状況ですので(18日に改めて何か変化があるかもしれません)仕掛けた人の協力をするような行為は出来る限り避けていただきたいと思う次第です。
私は、個人的には現在の短いスパンでは持っていませんが 殆どの期間を両方の回線を持った状態にいます。
どちらにも利点があり欠点があります。
私としては、今後継続的に続くほうを望みます。