安くなって

安くなると良くなる商品ってありますよね。
新商品として出た時には、価格も高く「だれが買うんだ」みたいなことを行って他のにも拘らず 処分品として秋葉原の店頭に出回った時には、「実は欲しかったんだ!!」とあっという間に売れてしまう商品。
価格設定というのは重要で、その商品の性質すら決めてしまうほどで。
何でこんなことを行っているかと言うと、昨日は大須にいました。皆さんはコンプマートと言うPDAを中心としたお店を見られていたようですが 私はいつものようにジャンク屋さんを求めてさ迷う。
秋葉原日本橋のジャンク屋さんには、よく(といっても月一ぐらい)行くのですが そういったところには行くことも無く、車であちこち行った時にも リサイクルショップやハードオフとかのジャンク屋さん(この言い方が失礼に当ったらごめんなさい)にも顔を出します。
東京、大阪、名古屋と出かけていって 勿論メジャーな物には明らかに売れ残り価格の物もありますが メジャーでない売れ残りで三都に渡ってあった物、リコーのプリンターが気になりました。
もともと、家では一般の印刷用にリコーのプリンターを使っています。
エプソンもあるのですが、あくまでも事務所ではないので家庭用レベルですと現在はともかく 購入当時はネットワーク対応していないというのが最大のネックになり 年賀状印刷と写真印刷専用機と化しています。
何故使わないか、単にめんどくさいからなんです。
プリンターで出力するのは、出かける前に行き先の情報を印刷したり、メモの変わりに印刷したり、後はオンラインでした買い物の控えを 安心できないので印刷したりと 少し話がそれますが、このオンラインで注文した物の画面の印刷を残しておくことが後で起き得るトラブルを未然に防げる可能性が多々あります。
本人も相手も意識せずに発生するトラブル、送信時のデータ落ち等が返信のメールでは気がつかないことが多く無き寝入る可能性が非常に高くなっていますし、発生する可能性が少なからずあるのが 安価なWEBのシステムです。
話は戻って、メモの印刷時にカラーが必要かというと、やはり色がついているほうがいい。
特に地図や写真は、カラーか白黒かは大きな差になります。
今までは、HPのプリンターそれも一応業務用と銘打った機械を使っていました。
具体的にどこが違うと言うわけでは有りませんが、毎月どれかのプリンターのインクが切れる家ですから耐久性も少し気になります。
別に、けなすつもりもありませんし 当時は実勢的にも3倍ほどの価格差がありましたので エプソンのプリンターは6〜7ヶ月でがたが来ることが多く、妙にクリーニングの回数が増え実質インク代がたまらなくなって買い換えるが続きました。
そんなこんなしていた時に、前の型のリコー ジェルジェットプリンターが発売になりました。
実際に展示会で見てから一気に欲しくなりました。
感動したのはその速度、実際のところ8枚程度を一分間に印刷するプリンターはざらざらと存在します。カタログの性能からはその実力を推し量ることはできません。ただし、その速度は私の感覚からは目を見張る物でした。
勿論、プリンターの速度を測るに使うのは高画質モードや、ドラフトモードがあったり、写真画質があったり、両方向から片方向にして高画質を得たりと色々なモードがあります。
ただ、そんな細かい事を吹き飛ばすような驚きの速度でした。
でも、カタログ性能は・・・・ずっと疑問でした。
速度の向上に関しては、こんなことを言ったらリコーの人に失礼なのかもしれませんが タダの力技です。
プリンターヘッドのインクを噴出す部分を、他のメーカーは小さな場所に集めて高画質を狙うところを 広い面積に広げて速度に使ったイメージでしょう。
印刷する時の出方を見てると、数センチ単位で紙が動きますから そのサイズのノズルが付いているのでしょう。
じっさいに、専用のサイトでは(http://www.ricoh.co.jp/IPSiO-G/index3.html)動画で見ることもできます(新型ですが) 一度その速度は見てください。
本来の特徴は、ジェルインクによる 高揮発性で印刷が終わった後も早く乾き手に付かないとか、インクの性質上薄くても発色の残る印刷がしやすのでインクセーブモードみたいな物も持っていることが売りなのでしょうが 申し訳ありませんがそこには恩恵をあまり受けてはいません。
ただ、問題は価格で カタログ性能上 たいして変わらないプリンターが4万円と言うのはどうかと思っていました。勿論、業種間販売 いわゆるビジネス用の用途ではかなり安価で販売されていたのか中古商品(見るからに新品の)は比較的こなれた(半額程度)で流れていましたがインクの入手法等から考えて積極的に選ぶプリンターではなかったようです。
げんざい、恐らく流通在庫の放出か それとも工場じか出しなのか非常に安価な新品が各地で売られています。
新型が出たことが原因でしょうが、今回は明確にビジネス用と銘打って前回の中途半端な位置付けを明確にして(って、あの広告手法はビジネス向けじゃないでしょう・・・)販売を伸ばすつもりなんでしょうが、それ以前の型が今お買い得と思うのは私だけでしょうか?
新品当時、標準価格で4万円ほどのプリンターが9800円。リフレッシュの効果を狙ったのか 性能上大きな(速度が早くなった等は勿論あります)差は見受けられません。
印刷速度のイメージの差ですが 当時 7.5枚/分(記憶です)と書いてあった印刷速度も実際は連続印刷19枚と書き直されたもので それならばレーザープリンターのモノクロ ビジネスプリンター並みの速度であることは言うまでもありません。
もう一つ違うのは、現在ではどれも早くなっていますがファーストプリントの速度。
勿論、インクジェットですので時折 ノイズのクリーニング等止まる事はありますが それにしてもかなり速いほうだと思います。
メモを取るという、ペンを出してメモ帳に書くという行為で例えるならば、その効果は絶大な物でしょう。
実は、かなり昔からこのプリンターの凄さを伝える機会を狙っていたのですが なんと行ってもその価格。今でもレーザープリンターの低価格機と殆ど同じ価格(もちろん、モノクロ)のインクジェットプリンターがレーザー並みの性能を持つといったところで それならレーザーを買うのが世の常。ましてや、家にレーザープリンターを置きたい層の人の数を考えれば とてもとてもいいから買ってくださいといえるものではありませんでした。
今回の価格低下で、是非お勧めしたいプリンターの一つになっています。
もちろん、ここを見る人の大半がPDAが好きな人だと言うことも知っていますがPCを持っていないわけでは有りません。
会社では、紙の無駄を実感するほど使うのに、家では「プリンター? 年賀状用かな?」という人達に是非試してもらいたいものです。
下位機種であるG505、上位機種であるG707。G707には両面印刷ユニットも実装されていますので、両者の差は在庫の有無ぐらいで価格差も殆ど無いようですので G707を探して、是非買っていただきたいと。
ただ、一つだけ問題が・・・・
最初に付いているインクの量が少ないのか、すぐに切れてしまうかも。
この辺がビジネス用たるいえんでしょうかね?