携帯電話とPDA

最近話題になっている、携帯電話でのインターネットアクセス。
わたしの日記でも幾度も取り上げた「jigブラウザー」などが走りで いまでは多くのブラウザーサービスが提供されています。
Auで搭載されているOperaはPDAでインターネットを見るのと同じスタイルで PCのブラウザーと同様のブラウザーエンジンにPDAと同様の画面表示の最適化処理ルーチンを付加したもので、PDAと同様の閲覧製を提供しました。
しかし、携帯電話ではもうひとつの流れが生まれてきていました。
それが、インターネット上にゲートウエイ(直接インターネットにアクセスするのではなく 特定のサイトにアクセスし そこでデータの流れを制御してから送ってくる仕組み)を置いてそこを経由してインターネットにアクセスする仕組みです。
始まりは、携帯電話のサイトのベンダーによる閉鎖性が生んだ苦肉の策だとは思いますが やはり人は何かの制限があると新しいものを生み出す原動力になるのでしょう。
いくら速くなったとはいえ携帯電話のデータ送受信速度は9600bps〜384Kbps PHSでは32K〜128K(例外的に携帯ではAuが2.4M PHSはProで256Kがあります)画面サイズも最初に出てきたとおり QVGA 320×240で例えばXGAのデジカメ写真を貼ったページを見たときにブラウザーが見やすく編集して画面に収まるサイズに変形してくれるわけなのですが XGAで136Kに対してQVGAで20Kと1/6以下となります。
つまり、携帯電話で受信する段階で大きくデータを圧縮する機能を持たせた訳です。
それだけで進歩は止まらず、画面のレイアウトなどもゲートウエイ側で処理し ある程度の修正をした形で送信する機能すら持ち出したわけです。
これが「JigBrowser WEB」であり、今回紹介する「ぐるっぽ」です。
この段階において、仕組み的にはPDAで行うブラウジングより先に進んだ仕組みといえる状況まで進歩したのです。もちろん、ユーザーの人数のお陰と思われるのですが。