いまさら古い話を再燃させてもなんですが

雑誌を読んでいるときのW_Zero3の紹介。
過去にも、機能の紹介をオーバーに書くと購入した人ががっかりする。機能以上の性能を期待すると失望感も大きく普及に足止めをかけてしまうという心配感。
やはり、今見た記事にも特徴は「メールとOfficeソフトがついていること」に絞られています。
判りやすい切り口でよいのですが、WM2003(SE)にも2002にもOfficeは付属していました。
パワーポイントのオブジェクトの再生機能はともかく記事の中で出ているExcelなどは昔からサポートされています。WM5になって非常に使いやすくなったかというと 必ずしもそうではない。
Sig3でも、ワードに該当するものは無かったのですがExcelに該当するソフトは無償で提供されていました。
どちらが使いやすいかというと、機能の問題はさることながら画面の広さでSig3のものは優秀でした。
勿論、PixcelViewerというソフトで閲覧するということにおいてはCLIEでもあったとおり多くの形式のファイルを再生することが出来ました。
メールに関してはPushメールは確かに便利な機能ですが 添付ファイルのダウンロードやそのオブジェクトの閲覧ということであれば、転送できる容量の線から言ってもベストでない場合も往々にしてありません。
nPOPなどのフリーソフトを使う運用も検討に入れて考えていかないと(勿論PIEでも良いかと思います)それしかないという運用はつらくなってくるでしょう。
CPUのパワーアップもSig3のPXA255 400Mhzに対してPXA270 416Mhzであれば、OSのオーバーヘッドを考えると速度が上がったと体感できるほどの差ではないでしょう。
 
記事のことをどうこう言いたいわけではありません。
やはり、標準機能の充実は当たり前のことですが大事なファクターになると思っただけのことなのです。
現状、あまりにもマイクロソフトが独占的な市場を握ってしまったために どのPDA(Wmモデル)も購入時にソフト的な部分で優劣が着きにくくなっています。
このモデルを購入しないとこのソフトが付属しないので ソフトのためにPDAの機種を変えるという選択が少なくなっている。つまり、ハードの性能(キーボードや通信の仕組み等)が機種選定のポイントになっているのが正しいのではないのでしょうか?
Palmが、というわけではありませんが 少し前の状況 CLIEが未だ販売されていた頃にはCLIEに付属しているアプリケーションから選択するという人がいなかったわけではないかと思います。
成功したかどうかはともかく「CLIE オーガナイザー」等もそうです。
勿論、自分でアプリケーションを入れ替えたり作ったりと難しいと一般的に言われる操作の出来る人であれば そういう形で機能を総てではないにしても埋めることが出来ます。
もっと、ダークな方法としてはその機能のアプリケーションを抜き出し その機器以外で動くように改造して導入するという方法も無いわけではありません(一応、ないない と突っ込んでおきます)。
もちろん、前述した記事の問題もそういったことが出来る人にとって見れば 「昔から出来た」や「今更・・・」なんていう部分であるかもしれません。
拡張性の用件として、CFスロットの着いた筐体を選べばとか SDIOの筐体ならという話も出来ると思います。
でも、初心者はデフォルトで使う人も少なくないのであれば標準で・・・と考えるとどれも一緒に見えるかもしれません。
PCの選択基準が「TVが付いている」、「リビングにおいてテレビの代わりに使える大画面」なんていう基準で判断する人がいる辺りで後でカードを入れればとか考えていない証拠でしょう。
Officeも添付モデルの価格差で考えれば選択肢に付属モデルを選択するというのであればわかりますが 店頭では「付いてないと使えんだろ?」なんていっているのを聞くと そういう認識の人も少なからずいるということ。
 
W_Zero3は技術的なブレークダウンが起きたというより、環境的なブレークダウンが起きてその尖兵になるべき商品だということがよく判ります。
書籍も発売中、未発売のものも含めて多く発売になりなるのでしょう。
ソフトウエアーを開発するメーカーも少なく故にバンドルソフトも殆ど無い状況。
このままでは、複数台の商品がそろったときの商品格差の魅力が見えにくくなるのでは?なんて懸念したりしてしまいます。
 
魅力的な商品とは何ですか?それは、マイクロソフトが考えた使い方だけなのですか?
それとも・・・、
PSPをゲーム機と呼びますが、ロケーションフリーテレビの端末としての使い方の提案があったりと、PSPならではのソリューションが成否を問わず出てきます。
そういったものがあると良いのですすが・・・・