Core Duo

WindowsXP(Windows2000)を利用している方なら、画面の一番下(特別なカスタマイズをしていなければ)にあるタスクバーにマウスカーソルを合わせて右クリック。
そのメニューの中にある「タスクマネージャー」を選択してください。
立ち上がった「タスクマネージャー」のプロセスのタブを選択すると、多くのプロセスが確認できます。
OSが起動している(他のプログラムも多くありますが)だけで、これだけのプログラムが動作しています。
CPUのところを見ていると、時々0がそれ以外の数字になるとき その数字分CPUのリソースを消費してPCは動作しています。
同時に、幾つかのプロセスに対してCPUの番号が変わると言うことは その処理が同時に実行されていると言うことです。もちろん、表示が5秒おきとかになっているのでその5秒間に同時に実行されたと言うことで 実際に同時に実行されたかどうかは別ですが。
 
現行のCPUの多くは、CPUコアが一つのCPUなのでOS上からは同時に処理がなされているように見えても実際は、今のタスクマネーザーの例のように短い時間に全ての処理を終えたので 同時に処理がなされているように見えるだけで CPUは一つなので順番に処理しているに過ぎません。
IntelもAMDもマルチコアCPUを全面に押し出して広告を始めたのは 既にCPUコアの処理速度の上昇が投資価格に見合うだけの性能を提供しなくなってきたからで、外地の物を複数個並列に配置することによって処理速度の上昇を図ろうと言う風に変化してきたからでしょう。
もちろん、これはソフトウエアー的に同時に複数の処理を動作することを求めるようになったお陰と言えるでしょう。Windows95からWindowsMeまでのOSの場合、複数のCPUに処理を分けることは出来なかったのでたとえその当時に同じ事を考えたとしてもただの役立たずで、今からマザーボードのアップグレードをしてWindows95で運用しようなどと考えても複数コアのCPUはその能力を発揮することは無いのです。
勿論、DOS等のアプリケーションもそうですし、Linuxなどでも古い物では同様です。
たとえ対応したOSを利用していても、アプリケーションが対応していなければ 複数のアプリケーションを実行したときには効果が得られますが、重たいアプリケーション自体の速度が対応していなければ向上するわけではないのです。
あくまでも重たい複数の処理を、複数のCPUに振り分けて処理できるアプリケーションにおいて有効なだけなのです。
 
もちろん、普段の場面においても砂時計が出る処理を行っている最中に他のアプリケーションを立ち上げて実行するような用途には効果があります。
今後の対応アプリケーションも増えて、ハードは同じだとしてもいずれもっと効率よく処理がなされるようになり ソフト次第でもっと早い機器に変わってゆくでしょう。
もちろん、64bit化も同様です。
 
WindowsXpではそれほどでも無くても、Windowsビスタでは 例えばエクスプローラーを開くだけでアニメーションが動くとのことですから それが言い割る意の問題は別としても シングルコアのPCと複数コアのCPUでは明らかな違いが出てくるでしょう。
それを狙ったかのように展開するのは、microsoftが偉いのかIntelが偉いのかはわかりませんが・・・・
 
今回の 「おりがみプロジェクト(検索にかかるのでひらがなですいません)」ではWindowsXPをベースにしたタブレットPC Editionのようなものを搭載しているそうですが、これも流れなのでしょうか?
登場したタイミングと、試作機の状態(今日の朝書きましたが15分の駆動時間は使えません)から2006年中の出荷と言われてもにわかに信じがたいという予測は別にして、そのタイミングならビスタがターゲットに入っているはずです。
当初、何の情報も無い段階ではXMLを表示するビューワーのようなものだと思っていましたが ここまで情報が公開されるとそういうものでないことは判りました。
OSが機種の全てを決めるわけでは有りませんが、ここでXPを採用したと言うことは マルチスレッドな動作を押さえ込んだ端末に仕上げるということなのでしょうか?
 
Windowsも組み込み用にCEという現在のWindowsMobileのベースになったOSがあります。現在も勿論有ります。
マルチタスクも出来ますし、非常にWindows likeなインターフェースと開発言語をWindowsと共有することにより非常に開発しやすい物となっているのですが 実際はコマンドベースの開発を長く続ける開発者が多い為になんにでも採用されているわけではありません。
ただ、そういったOSの上の部分をカバーする物、つまり例えて言うならWindowsMobiles5でQVGA程度の動画を見ることが出来るが、ハード的な追加をしなければMpeg2のような動画は苦しい。
しかし、WindowsPCのような大掛かりなPC つまり汎用性を求めなんでも出来るほど高性能なものは必要が無い。
その狭間に入る物として存在するのでは無いのでしょうか?
最初に、タスクマネージャーを見てもらって判るとおりにXPでは沢山のタスクが動いています。
下のチェックボタンをチェックすると自分が作動させている以外のタスクも表示されます。
結構凄い数であることはわかると思いますが、果たしてここまで必要ですか?
 
例えばもっとも多くのスレッドを発生させる複数ユーザーの認証タスクなどは、モバイルを意識した時点で個人を特定する物として必要ありません。認証の仕組みがあるとはいえそれは一人の人のものでいいはずです。
アプリケーションやID、OEに関してもマルチユーザーにしなくても問題は有りません。
デスクトップも一つあればいいし、myドキュメントもそう。
そういった部分を極力シンプルにすれば、1インチ6GのHDDで運用することには何の問題も有りません。Intelでは標準で提供していない物でしょうが pentiumMの600MHz程度(Vaioに搭載実績はありますね)を他社のCPUのように非常にリニアな可変クロックで使い、実行メモリーの一部にフラッシュメモリーを使いロードされたOSをそのまま使うようにすればれ樹―無もれ樹―無からの再起動も瞬時(1〜3秒ぐらいかな?)で可能になるでしょう。
同時実行できるアプリケーションの容量を制限したり、レジューム前にアプリケーションの終了を強制的に行うような手法を用いれば どんなアプリケーションを持っても大丈夫でしょう。しかし、基本的にワードやexcelを使うのではなく 専用のWorksのようなアプリケーションを使うための端末としては使えるでしょう。
つまり、Noteを含めて全て複数コアのCPUに向かおうとしていることに対して、複数は要らないという処理として、こういったものを選び出したのではないのでしょうか?
 
とにかく、実はこれを書いている頃には詳細が発表されようとしているのですが、パーソナルデバイスとしての正確の強い物が出てくることを期待したいと思うのですが・・・