ハードからみたOrigami Machine

このへんも、限られた(実は記事を有名サイトで読んだだけなので入ってくる情報が少ないので書いてある辞典で間違えているかもしれませんが)情報からの推測ですので正直当たっているかどうかも判りませんが、念のため。
 
今回、3社から発表されており
確か、Intel、Sumsung、ASUS(順番は適当)だと聞いています。
ともに、現段階ではpentiumMを使っているということ。
駆動時間は2.5時間程度となっています。
OQO等のことを考えれば4セルの電池でそれぐらいというところでしょうか?
思った以上に薄い姿から考えて、バッテリーサイズが大きな問題となることでしょう。
HDDは現在選択できるのは、1.8インチ価格からは20Gと言うところでしょうか?
モリーDDR2700程度でオンボードに決め打ち256M若しくはマイクロDIMMスロット装備で最大756M程度でしょう。
フルでXPを動かすとなると最低限のスペックと言うところでしょうか?
昨日にも少し書いていましたが、メモリーの一部にフラッシュメモリーを使うことによって高速に起動する技術の記事が上がっていましたので、採用されるのでしょうが恐らく2世代目以降になるのでしょう。これはいいところを付いていたかもしれませんね。
とにかく、1世代目はとりあえずの船出になりそうなスペックでの登場となりそうです。
CoreSoloの超低電圧版の投入を急いで欲しいと言うのが本音なのでしょうか?
 
ところが、昨日も書いていたようにC7プロセッサーも投入されるとのアナウンスも出ているようで、正確にはC7Mモバイルプロセッサーで このプロセッサーは多くの部分でインテルの次世代に近い性能を発揮します。
故に、同時に発売されるのかそれとも遅れてくるのかVIAがリリースすると言われるものが少々面白そうな気配が・・・・
このプロセッサーは、元々組み込み機器用のプロセッサーの一つとして定番化されつつあるC3プロセッサーの進化形。
C3は、性能はそこそこで安価で消費電力が少ないことが特徴です。
ただ、このC7において 僅かながらも同クロックであればPentiumMを上回りSSE3にも対応すると言う特長を持っています。
 
以前、C7の発表時のカンファレンスの中で C7の性能を見せる為にMPEG2の動画を再生している最中にヒートシンクを外して見せるということをして人々を驚かせていました。
記事としては、その際に最低周波数600Mhz程度に熱保護回路が働いて落ちたので動作しているのだあろうといった辛口のコメントが付いていましたが、600MでMpeg2を再生しきる能力もたいした物です。
この際に外したのは、冷却FANではなくヒートシンクだと言う点に注目して頂きたい。
 
C7Mのラインナップは1.5〜2.0Ghz
今回のプロジェクトでは、電池サイズの制限上最も低いクロックの1.5Gが選択されるでしょう。
その際に、常時1.5Ghzでの動作ではとてもじゃないのですが2.5時間ものバッテリー寿命は実現できません。
何度も例に出して悪いのですが、Mpeg2それも4M程度の動画の再生はDVD並みの画質ですが非常にCPUのリソースを消費する物です。
最低クロックの600Mで再生して見せたとしても、負荷が高すぎでクロックを上昇させてしまうことになり結果的に消費電力が大きくなる傾向にあります。
お持ちのNotePCでパフォーマンスメーターを表示させながら再生するとわかると思います。
ベンチマーク性能はともかく、実際にこれではI−podキラーとは片腹痛い。動画プレーヤーとしても映画一本見られないと言う笑い話になってしまいます。
 
じゃあその為には何をしなければいけないか?
とにかく省電力のために出来ること、現在の段階ではクロックを下げることが最も効果的に働きます。
C7M 754を採用したと仮定して、VM800チップセットを採用した場合 最低のクロックで駆動した場合 消費電力は約半分まで低下します。勿論、ディスプレイ、HDD等の消費は変わらないのでそこまでの効果はありません。しかし、ここで半分(PentiumMでは30%減程度となっています 少し資料が古いかも)になるというのは大きなことで、クロックが下がればRAMなどの消費は下げることが出来ます。
 
その際に、ターゲットを何に持って行っているかが問題で、フルスペックXPを採用していますが 持ち歩いて運用する以上多少の遅延を押してでも長時間にわたる高負荷状態を発生させる処理の対応は急務でしょう。
PentiumMに無くてC7MにあるのはSSE3.マルチメディア命令処理専用のロジック。それに、暗号処理専用のチップでしょう。
チップセットまで枠を広げると、HDTV再生支援機能やMPEG2再生支援機能。
現行の流れから言って、CPUはむやみにクロックの向上を目指すわけではなくクロック当りの処理能力を上げることこそ重要になっています。
しかし、依然としてクロックが重要になる処理があり こういったものを速やかに実行する為に付加機能としてSSE3などが重要になります。
実際に、CoreDuo等には盛り込まれています。
 
完成形に最も近いのは、恐らく今後出てくるであろうCoreSolo搭載のORIGAMIでしょうが、現状の選択としてはVIAモデルのORIGAMIに期待したいなと(しかし、待てるかな?)
すでに、1kgを割って9時間を運用できるNOTEは存在します。
しかし、このモデルは小型で扱いやすいと言うこともポイントとしては大きな物となっています。
薄くて、「ポケットには入らないがポーチには入る」というサイズのPCとしてどういった完成形が見られるのかが楽しみですよね。