ORIGAMI予想の根底を支えていたVIAチップが とうとう発表

発表順からいえば3番手以降の順位はやむ終えないところ Microsoftとのかんけいが1つ何よりも自社で囲ったメーカーに大きなメーカーがない為にORIGAMI発表会にもその名のみを連ねるのみであったVIA。やはり自社の発表会で出してきました。
 
C7Mのプロセッサーの超低電圧版。
0.796Vという異例の超低電圧で動くプロセッサーです。
しかも、これが最低クロックだけでなく 最大クロックの1GHzでも動作するモデルをORIGAMIに搭載してきました。
すでに、PBJからORIGAMI規格適合モデルが展示されているようです。
最大クロックで3.5WのTDPは非常に低く、どれぐらい低いかというと600MHzで動作するPentiumMのSpeedstepが動作し最も速度を落とした時点でのTDPが大体3.5Wというのですからその程度のほどは伺えるでしょう。ちなみに今回の最低クロックでのTDPは0.75Wです。まるでPDA用CPUクラスです。
尚且つ、超小型のパッケージングで CPU自身が21mmX21mmというコンパクト設計もなかせます。
その上、チップセットとしてVX700が2006年後半には予定されているようです。
OQOがトランスメタを選んだ理由、FlyBookがトランスメタを選んだ理由は その価格だけではありません。周辺チップとしてCPUと接続される ノースブリッジ、サウスブリッジと呼ばれる周辺チップのうち、ノースブリッジに該当する部分がCPUの中に搭載されていたからです。
つまり、コンピューターを構成する最も大きな(メモリーやHDD等オンボード上にないものを除く)物が3個から2個に減らすことができればスペースの面で非常に有利になります。
VX700は、ノースブリッジとサウスブリッジを小型のパッケージに統合したものと記事では伝えています。
 
価格等は未発表ながら、ダイサイズも非常にコンパクトに作られているので 価格はintel比でも大幅に安いことはあっても、高いことはないでしょう。
その証拠に、すでに日本へのリリースも発表したようです。
何が証拠かといいますと、あちこちで比較記事が書かれているように すでに小型のVAIO−UというPCが日本にはあります。それも非常に安価で(15〜20万程度)、
それ以外にも、1Kを切る重量のPCが5社から発売されています。
その市場に出せるモデルを投入するということです。
それも、日本では有名でないメーカーから(日本で発売されるときには別のブランドになっていると思いますが)
私の予想を下回る3セルバッテリーを搭載し10V2400mAと予測よりも一回り小さいバッテリーです。

薄さも大きさも、胸がきゅんとするサイズで出てきたりしそうな気が・・・・・