ちょっと聞かれて、知らない人もいるんだと日記にメモしておきましょう。

時折、メールに タイトルが無くて、本文も 無いようなメールが来ます。
例えば、スケベメールで勧誘とか、表立って売れない商品の勧誘とか、訳のわからない金融商品などのメールなら判るのですが・・・・というようなメールが来ることはありませんか?
多くは二つの目的で行われることが多いようです。
一つは、サーバーの転覆を目論む 負荷の増大を目指したもの。
メールサーバーのセッション尽きるまでログオンを繰り返したり(自動的に 何度もメールを送らせるプログラムを仕込ませる。ウイルスのようなもの)、転送負荷をふやしたりする目的で行う物。
そして二つ目。
恐らく、現在はこちらの方が多いと思うのですが「SEEK」と呼ばれる行為。
ちなみに、名称は一般的なもので人によって呼び方は違うようです。
いわゆる、ドメインを無作為にあたり、存在しそうなメールアドレスに 上記のような空メールを送ります。(時折、短い単語などが書かれている。これはSpamチェッカーに引っかからないように)
空メールを送った場合、受信する側のメールサーバーにそれに該当するメールアドレスが無ければ メールサーバーがエラーを出して受信できないと返事をくれます。
しかし、存在するメールアドレスだった場合エラーを返さずにメールが送信されます。
一文字づつ変更しながらメールを送るのは大変な作業ですが、コンピューターに自動的に生成させるのであれば大した作業ではありません。
一般的には十数文字を検査し終わったら次のドメインに移動するという手段で実行し続けます。
そうすると、出来上がるのはドメイン別メールの一覧表です。
エラーの帰ってきたメールアドレス以外はメールアドレスは少なくともあることが確認できますから。
ドメインに関しては、IPを適当に逆引きすればいくらでも探してこれますし、IPそのもので接続してもOKです。
そうして、出来上がったメールの一覧に、恐らく適当な経歴をつけて
例えば、25歳、会社員、日本人、アメリカ在住等 etc
そして、1000人分で1万円とかで名簿として売りに出されます。
まあ、購入する側もまともな商品の場合は少ないので、Spamといわれるメールが増えるというわけです。
実際判っていても対処の仕様がないのですがそのメール以降、SPAMが増えれば後者と言うことです。
 
また、最近ではありませんが(手法として古いのでこういうところにも書ける)オークションで利用しているニックネームをそのままメールアドレスにしている人が多いようなので、yahooのオークションなどで出品、入札の人たちの名前を拾って そのユーザー名@yahoo.co.jpにメールを送るという手法も流行しました。(現在は、メールフィルターでずいぶん落とされるみたいです。その名簿にはyahooのメールアドレスの人が多いので そこに無作為に多くのメールを送ればyahooのメールサーバーがSpamとして判定してくれますので)。
yahooのオークションから拾う手法は非常に理にかなっており、売買をオークションでする、つまり 危ない物に手を出したり、希少な物に手を出すような人 若しくはショッピングが好きな人たちと言うマーケティングも兼ねているわけですから良い名簿が出来上がったことでしょう。
もちろん、yahooのメールアドレスを利用しているとは限らないのですが・・・・

大手の掲示板の名前のニックネーム等から探られることも有りますので、そういったことに注意すれば少しはSpamを減らすことが出来るのでしょうが・・・・