DD設定

WS002INDDを購入しました。
発売当初から期待していたものの、W−Zero3ですらずいぶん遅れて手に入れましたので買うチャンスを逃していました。
W−SIMをUSBに直結できるものです。
もちろん、W−Zero3用としては持ち出されることの少ないW−SIMの有効活用がポイントなのですが・・・・
出張時の夜中などにつなぎっぱなしにする分には、やはりPHSのメリットが・・・・と思うしだいで。
もうひとつは価格。
W−SIMなしの単体で6800円という価格。
考えてみてください、PC用のモデムであればこの程度の価格はのしないものが少ない。
純正のアクセサリーとしては非常に安価な部類に入っていると思います。
それに、このDDは国際ローミング可能なので 台湾での安価な回線としての利用ができます。
先日の台湾行きにもできれば持ってゆきたかったのですが、しばらく前からオンラインストアでは品切れ中で手に入らす、「ヨドバシ」や「ソフマップ」に行きましたが実はオンラインショップのみの商品でどうしょうもない。
なくなくこんな外れた時期に入手しました。
 
でも、最大の興味はこの構造。
W−SIMは単体で電話機として成立します。
全てをその中に持っていなければ他のパーツも電波法の管理の対象となるのですが、これなどは対象外。
つまり、わずか10本ほどの端子で全ての入出力に対応していると言うこと。
GNDをどうとっているかはわかりませんが
○電源(+/−)
○スピーカー(受話部)
○マイク(送話部)
○データ端子/キー入力
最低限この程度の構成になっているはずです。
 
おそらくの私の予想は
DDの構造上
○電源供給
○シリアル接続のデータ端子
となっていて、予想では5本以上の端子がそれに使われているはずです。
で、DD自身は電源供給で 3.7Vに降圧して供給する回路と USBシリアル(RS-232C)の変換回路が入っていると・・・・・
インストール時のDDの認識は予想通りシリアルカードでCOM6番(私のPCでは7番)のシリアルポートとして認識され、その先に接続されるPCモデムとして認識されます。
蓋を開けて確認すれば(DDの分解は電波法には触れません)どの部分がシリアルで どの部分が電源供給部かの区別がつくかもしれません。
(実は電源は2系統言っていると予想しているのですが・・・)
つまり、コネクターさえあればシリアル端子に直接つないでモデムとして利用できる可能性があります。
PDAでも端子にシリアルが入っている場合が少なくありません。
バーコードリーダーなどの機器が直接接続できる機器も少なくありませんし、PalmでもシリアルポートでHOTSYNCするための機能を持っているのでケーブルさえあればシリアルのモデムを直接アクセスすることができるはずです。
もちろん、USBホスト機能のついたPDAならもっと話が簡単です。
中身がわかりさえすれば、おそらく消費電力からもシリアルポートから電源を取りシリアルモデムとして動く可能性もあります。
W−SIMのメリットは、それを利用した通信機器の開発コストをぐっと引き下げることと、認可申請が必要なくなること。
ゆえに、突然予想もしない機器が登場したりできるわけです。
アサヒビールPHS等がよい例でしょう。登場の予想もできません。
ただ、思ったほどメーカーから出ませんし、ユーザーの電話機を自作するような動きもほとんどありません。
自販機の組み込みなどでは、すでにユニットが登場してきているぐらいですから・・・・
 
ジャンカーの発想ですから、必要も無い加工なのですが 挑戦してみたくもあり・・・・
 
それにしても人間贅沢を覚えてはいけません。
32KのPHSのみが通信手段だった間が長かったはずなのですが、64Kパケットに成っているにも拘らず遅くて 頭を抱えてしまいます。
携帯電話の通信が突拍子もなく速いはずはないのですがそれに比べて あまりにも遅く感じます。
おそらくつながり始めの手順に大きなオーバーヘッドがあるんだとは思いますが・・・
なんとも複雑な気分です。