空弁

「空弁」と言うのが流行っているという事を空港で見ました。
頭の良い広告代理店が考えた キャッチでしょうが、電車の駅弁があるのだから必然的に出てくる発想でしょう。
勿論、販売は昔からされていたので別段驚くほどの事では無いのですが・・・

実は九州行きの飛行機なのですが、今日もプロペラ機です。
この時間が多いのでこうなるのですが、何よりの特徴はその騒音。
プロペラが空気を切り裂くときに発生する音が機体が小さいこともあり客室まで入ってきます。
嫌いでは無いのですが少しうるさいのでノイズリダクションヘッドフォンを。
年寄りだから思うのか、子供の頃に乗った電車はみんな煩かったような気がします。特に夏。
エアコンの効かないというより無い車両では窓を開けていましたので間違いなく煩かったのでしょう。
特急はに乗ることは年に一度程度(JNRです)なので、そのときはやたら静かだった気がします。
それでも、新幹線を静寂と表していたぐらいですから今のレベルでは煩いのかも知れません。
だからかどうか非常に「空弁」という言葉がノスタルジックに聞こえるのでしょう。

海外では国際線に乗ることしか殆んどないのですが、稀に乗るとマクドナルドの紙袋を提げて乗ってくる人がいて非常にやかましく食べていたりされます。
そのときに気になるのが、黒い弁当箱や銀色の弁当箱。
実際の弁当箱ではなく、ノートPCの事です。
最近ではないので、今がそうと言うわけではありませんが A4+のサイズで厚みは10cmもあるのではないかと思われるPCを鞄から出し操作しています。
その姿が学校で蓋で半分中身を隠しながら弁当を食べていた子みたいに思えたことを思い出しました。

今のPCはスタイリッシュでとても弁当箱には見えない曲線で囲まれていますし、薄いのでそうはおもわないのでしょうが どうもプロペラ機には昔を思い出させる何かがあるようです。
今風の朝食というと、テレビで宣伝しているゼリー状のカロリー補給飲料だったり、ビスケットのような栄養補助食品なのですが ということは私の次の世代が昔を懐かしむときにはそういったものがこう代わったみたいな風に懐かしむのでしょうか。
そういえば、私がこれを書いているのは 機内のOQOですが、キーボードを畳むと四角いブロックのような形に。
サイズ的にはカロリーメイト
私のこの姿を見て、弁当箱みたい・・・・って 誰かに思われていたりして。