なめてたかもしれない・・・というより遊ばれてた?

昨日、ソフトバンクの謝罪会見で 他社携帯電話との通話料君の引き下げが発表されました。
めでたいことと取るか、謝罪会見で宣伝するのはどうかと取るかは別問題として・・・・
先日、メールに関してもロングメールも無料の発表を行いました。
そして、11年目の状況とはいえ2880円と言う価格。
この三つから想像できるものなのですが・・・・
 
この先の話はあくまでも想像で一切根拠はありません。
まず、「0円」の効果なのですが おそらく2ヶ月も持てば良い方で その後収束に進むであろう事はユーザー他ならぬ店員さんもこの急場を乗り切ればと考えられているでしょう。
そうすると一段落が来て・・・・・というのも良いのですが 追う立場のソフトバンク それも最後尾からのスタートの会社がどこまで迫れるかなんて考えればわかること。
MNPで流出する顧客と入ってくる顧客の均衡をとるのが精一杯かもしれません。
それほどに下馬評は悪かったからです。
と考えれば、これだけがサプライズだと言った孫さんの発言こそが嘘の可能性があります。
 
この先を見据えているとすれば、何らかの今後の手立てまで計算づくでなければとても出来ない話です。
掲示板では「レッドプラン」と言われているソフトバンクのオリジナルプランのことを言われていますが そもそもそれが存在しないと考えれば貼付があってくるような気がします。
今後、ソフトバンクは「ゴールドプラン」一本に絞れば話は早いのです。
まず、現在は値引き後の2880円という価格なのですが、2000円から3000円の間が月額料金の採算ラインといわれている携帯電話業界なので2880円は維持するべき最低価格と設定したのでしょう。
その上で自社内の通話を無料にしたので少し高めで納得してもらおうと言う感じでしょう。
それを料金体系のベースにおきます。
 
現在のゴールドプラン、約款がわかりにくいとか、制限がきついとか言われていますが 逆にAUやDOCOMOのプランの全体的な欠点ってどの部分でしょう?勿論、料金が高いとかいわれる部分を除いてのはなしなのですが・・・
優等生的に色々な人に合わせて微妙に違うプランを多く用意して 総ての顧客の満足を図るべく作られていて帯に短し襷に長しと言う微妙なラインで成立しており その誤差の部分が利益の多くを担っているわけです。
ですが、ソフトバンクの場合は欠点が明確なのです。
これは明らかに狙ってそうしたわけではないのでしょうか?
例えば、ゴールドプランでショートメールだけが無料→ロングメールも無料にした
と言う風に、徐々に問題点をつぶしていっています。
昨日の、他社携帯への通話料金値下げもその一環。
例えば、ソフトバンク間の通話無料も定額でない時間があります(上限つき定額)。これも、トラフィック調査の上ネットワークに余裕があるので制限を解除しますと言えば 確かに総てのソフトバンク間で定額は成立します。
これも、出来ない話ではないと最初の発表時に言っていたわけですから。
 
つまり、もともと欠点は織り込み済みで ここ数ヶ月のうちに小出しで解除してゆくつもりだったのではないのでしょうか?
最終形までは見えないのですが、約款上の複雑なポイントはおそらく総て解除される部分だと思われます。
例えばパケットの定額サービスのX01HTの割引サービスは12月末まで。
あまりにも高すぎると言う批判を緩和するために、12月まではPCサイトビューワーと同額での提供になっています。
実際に全額を払った人はいないのです。
ゴールドプランの最高額の約一万円も実際に払った人は一人たりともいないのです。
ゴールドプランの割引は1月まで、現在の無料制度の期限切れがどのユーザーに対しても1月=〜2月頃
つまり、1月までに小出しに解除してゆくプランが既に出来上がっていることでしょう。
故に、発表直後のネットでの批評を受けてのメールの変更
謝罪会見でのマイナスイメージの払拭のための、社外通話料の値下げと対応がいくらワンマンだとしても早すぎるのです。
広告を打つ余裕すらあるのですから。

今後いくつかのそういったものが用意されており、週末に向かって新聞を面単位で借り切っているとの事。
小出しに規制を解除することにより、持続的な顧客確保に努めようという戦略なのかもしれません。
そうであるとするとあちこちに金平糖のようにとがった角は、ただ尖らしてある見せ掛けのものとも思われます。
勿論、今の顧客に対してもプランそのものの変更ではなく 料金の値下げ、規制の緩和となるわけですから歓迎されることでしょう。
その微妙なバランスを今回は読み違えただけだとすれば納得がいくでしょう。 
このまま事態が収集すれば、お詫びセールとでも言って どれかの手持ちのプランを出してきて一面広告でも打てばいいというわけです。
 
私の考える最終形態は、おそらく春モデルには総てをICカード付きタイプに変更。
現在のユーザーにも優待価格を用意し(ローンの破棄等)ICカード携帯を勧める。
ファイナンスと言う面からも一気にクレジットカード会社としての顧客を増やします。
そのためのコストで考えれば、宣伝効果からも二個一で(一つの宣伝で 携帯電話もクレジットカードも売れる)安く見積もれます。
また、通話料金を現在の価格体系から、利用量に応じて割り引く体制に変更。沢山利用する人には多く割引きそうでない人は高くなる支払い方法を用意。
現在からの値上げではないのでこれは簡単に受け入れられるでしょう。
クレジットカードの導入により、ポストペイド式の料金支払いを用意し、先に1万円分を購入すると2000円引きのような支払い方法も用意すれば利用の少ない人でも割引を教授できるというプランです。
前払いが先行すれば、当然キャッシュフローは楽になるわけです。
 
そのプランを発表するに最もふさわしい日こそが、2007年1月1日の元旦。
店舗の人には悪夢でしょうが、最も効果的にソフトバンクの料金体系をアピールすることが可能でしょう。
ソフトバンクの携帯は、総て基本料金2880円です。
通話料は総ての相手に対して 20円/分です。
ソフトバンク同士は無料です
利用の多いユーザーには、その利用料に応じて割引を行います。
家族等のグループ単位でも利用料に応じた割引の対象になります。
これこそ、最もシンプルな携帯電話の料金プランですと・・・・・
勿論、パケットの使用量(定額上限も含めて)割引の対象になることでしょう。
規制も制限もありません。
シンプルで安いがソフトバンクのやり方ですと・・・・・
 
まあ、夢の話ですがここまで見越したゴールドプランとすれば 話が簡単なわけです。