NOKIA で Go!

昨日、ポケットゲームスさんから Bluetooth GPSユニットBT−359が届きました。
http://pocketgames.jp/modules.php?op=modload&name=Shop&file=index&req=viewarticle&artid=545
BT−359はSiRF Star IIIチップを搭載したGPSユニットで、現在最も高性能なGPSユニットの一つです。
 
GPSはグローバル ポジショニング システムの略で要は衛星からの電波を受け三角法で位置を特定するシステムです。
衛星は基本的にアメリカが軍用に飛ばしたもののおこぼれをいただいている訳ですが、逆に言えば今のように精度の制限を(過去にはわざと精度が下がるような細工がされていた。戦争時に急に精度が上がったために風当たりが強くなり変更したものと思われます)解除して特定できる位置は建物一つ分であり その精度でミサイルを当てることができたんだろうと想像されます。
インターネットといいGPSといい アメリカの軍用システムの恩恵というのを日本人もかなり受けているように思われます。
それはさておき・・・・
 
GPSは最近では携帯電話にも搭載されており決して珍しい技術ではありません。
ただ、携帯電話に搭載されているものは感度もそう高くなく、日本の高層ビルが乱立する環境ではあまり湯工に働くものではありません。
それでも、多くの道路を走行するのにおいては かなり有効な手段で 車に搭載するナビゲーションのほとんどがGPSを搭載していることからも伺えます。
それ以外には、加速センサーや、地磁気を利用したコンパス機能、車軸から得られる走行情報等もあわせて使われる場合がほとんどです。
携帯電話の場合には、接続できているアンテナから位置情報を特定する仕組みも併用されます。
故に地下街でも道案内してくれるわけなのですが・・・・
 
前述したGPSの精度向上により、GPSだけを頼りに航行するカーナビが出てきたことからもGPSの性能も向上してきたのではと試してみたくなったのです。
もちろん、NOKIA E61の機能をもう少し深く見てみたいというのもあります。
NOKIAよりナビゲーションソフトであるSmart2Goというソフトが無償提供され 地図データも動揺に提供されるとなれば試してみたくなるのが人情です。
そして、機種選定に迷った挙句 注文したわけです。
 
このGPSユニットのポイントはなによりコンパクトであること。
100円ライターの横幅を広げたようなサイズでポケットに入れても使えるというところ。
重さは軽いのですが、バッテリーが詰まっているので見た名状に重くは感じます。
そして、男の子の心をくすぐるのが商品紹介のページの写真にも写っている 本体に走る波〃の線。
同型で違う型番のものも海外では少なからず存在します。
ですが私がこのモデルをすきなのがここで、これが実はフィルム状のGPSのアンテナなのです。
チップ抵抗ほどのサイズの携帯電話のGPSアンテナに比べて、なんとも大きいアンテナ。
いかにも感度がよさそうに感じられます(ちなみにほかの同型モデルも上に貼っているシールが透明でないだけで 同じアンテナがついているそうです)。
また、省電力な機能も優れていて 11時間の連続使用ができるのも特徴で USBの5Vでの給電で給電しながらの動作も可能なモデルです。
念のためにお断りしておきますが、給電しながら利用できること等は当たり前に思われるでしょうが給電用と本体駆動の回路を平行して動かすことに比べて、切り分けるほうが回路的には容量も少なくて済みますので意外に共存できない機器が多いのです。このあたりも特に車等で長時間使う可能性のあるものでは確認すべきポイントです。
 
さて使ってみましょう。
まずはBluetooth機器としての認証。
電源を入れると、機器名が自動的に発信されていますので Bluetooth機器から検索をすれば認識することができます。
使われているプロファイルはシリアル転送なので、ほとんどの機器で認識、接続までは可能です。
パスキーは「0000」で接続されました。
NOKIA E61では特別な設定は無いのでBluetoothマネージャーでの登録だけでした。
 
NOKIA E61にはもともとGPSユニットを接続するためのアプリケーションが入っています。
「メニュー」−「ツール」−「ナビゲーター」というアプリケーションです。
あまり過度な期待をされても困りますが、現在向かっている方向や移動距離速度等を記録するアプリケーションが入っています。
これで動作自身は確認できます。
まず、GPSユニットの電源を入れるのですが、気がつきにくい点なのですがGPSユニットは起動に実はかなりの時間を必要とします。
車等でこの時間を感じたことが無い人はいると思いますが、フェリー等に乗って一晩かけて車を移動して降りてもしばらく(約3分ぐらい)出航した港あたりをうろうろすることでも判るとおり起動時にはGPS以外で表示されています。
ただ、このユニットは最大でも40秒程度(たいした回数やってないので実は何とも カタログどおりだと言う程度)だとはいえ起動後に待ち時間が発生します。もちろん、最大ですのでもっと早いこともあります。お店に入って数分後に出てくる程度では逆にすぐに復帰します。
この間はあわてずに待ちましょう。
Smart2Goを起動してあると、右下側のアンテナマークが動作していることを示してくれます。
同様にカーモバイルスタンド
http://pocketgames.jp/modules.php?op=modload&name=Shop&file=index&req=viewarticle&artid=538
と同等のもの(すいません、香港で買いました 実はこれより高く・・・・もって帰った労力は〜〜)
を使って車に搭載します。
常々不思議に思うのですが、このカーマウントなのですが吸盤式なので家の中でも普通に使えます。
特に充電用のクレードル等が無いPDAなどではおき場所に困ったりしている人も少なくない筈。
3000円しないこの価格ならもっと売れてもいい筈(って売り上げ数は知らないんですが Blogであんまり見ないから)なのですが・・・・
では一応フロントガラスにつけるのは駄目なのできっと止まった状態で使っているということで車に積んでみましょう。
 
「写真がありましたが著作権上に問題がありそうなので削除しました」
 
衛星測定モードです。
今これだけの衛星を捉えているということなのですが、GPSユニット自身はもっとたくさんの衛星を掴んでいるはずです。
これだけ(少なくとも3個以上)の衛星を捕まえれば 位置の特定が始まります。
ちなみに、標準のナビゲーターだとこんな感じ
方位表示モードです。
 
「写真がありましたが著作権上に問題がありそうなので削除しました」

 
Smart2Goを起動して(地図は日本をインストール済みなので通信して無くても表示可能です)みると
こんな感じで表示されます。
一応、ナビっぽい画面での表示です。
 
「写真がありましたが著作権上に問題がありそうなので削除しました」

 
では使ってみましょと言いたい所なのですが、残念ながらここで提供される日本地図があまりにも荒くて使えない。
ナビゲーション用の有料オプションも日本国内向けは未だ提供されていないという状態でじつは出発地と到着地を入れてのナビゲーションができないのです。
現在のところ、地図表示としての運用となります。
もちろん、Googleの地図等を連動させたりと楽しい遊びはできるのですが見て楽しいという感じの話となります。
ただ、このGPSユニットの性能は秀逸で じつは動作中に見てのとおりダッシュボードに転がしてあったのですが 少し乱暴にブレーキを踏むとそのまま足元に落下!!
もちろん、軽い機器なので壊れたりはしないのですが 足元にあって尚衛星を補足し続けます。
気をよくして、高速道路の下に車を止めて確認したのですが それでも補足は続きます。
かなりの悪条件なのですが枠一杯の衛星を捕まえるので やはり技術は進んでいるのだと思わせられます。
もちろん、地下道やビルの下で使えるとは思えませんが、Lostする可能性はかなりの確立で低くなったと思われます。
 
WM系のPDAであればナビゲーションソフトもそろっているので、それで比べてみたくなりますね?!