椅子から落ちた

「お客様からの商品の問い合わせです」といわれて慌てて席に戻って電話を取った瞬間
あるべきはずの場所に椅子が・・・・・
そのまま視界は上へ打ち出されるように流れてゆく。
無意識に右手が机をつかんで体を押しとどめようとする。
意外に、反射神経は残っていたらしく、落ち始めるときには机を右手がつかんでいます。
ただ、どう考えても右手一本で落ちる体を支えられるわけも無く 右手首の筋が延びてゆく感触と急激に抜けてゆく握力。
肘は既に悲鳴を上げている。
そして、落下が泊まった瞬間には腰から下の重い感触。
 
一応プロなので、笑顔でお客様には対応(電話だから顔は見えないけど)
話している最中にも、地面に座り込んでいる私のところに心配して女の子が椅子を持ってきてくれる。
左手に受話器を持っていて、右ひじは痺れていて感覚が無い。もちろんこの手を地面について立ち上がれるような気がしない。
そのまま地面に座って話を続けました。
電話を切ってようやく左手を地面について立ち上がる。
股関節がただでさえ痛かったのですが なおかつ悲鳴を上げています。
何とか立ち上がって発した一声目はやっぱり
「いた〜〜っ」(正確に言うと「いたぁ」とあのところに子音ながらイントネーションのある大阪弁です)
 
年はとりたくないものです・・・・