大失敗

実はとあるところのお手伝いで文章を書くこととなりました(というより書きましたが正解)
まあ、半分ぐらい使ってくれたら良いかなと思うわけなのですが・・・・
そこで、リチウムイオンバッテリーの放電機を考えました。
リチウムイオンバッテリーは基本的にメモリー効果は無いのですが、回路の制御によって 安全のためなどで何度も途中充電を繰り返すと充電容量が減ってしまうことがあるそうです。
ポケットゲームスさんのバッテリーの注意にもあるように、「最後まで使い切って満充電して使い切るというようなリフレッシュを心がけてください。」というようなことを行うとバッテリー容量が正規なものになるという事なのですが・・・
 
実際にはノートPC等のようにリフレッシュモードを持った物でもない限り バッテリーがあまり減ると自動的に保護のためのシャットダウンがかかったり、かからなくてもバッテリーの使用に波があるので 実際のところは数パーセント残るところまで使い切るのが目一杯の場合が殆どです。
使い切るためには、細く長く つまり微量な電気を出し続けるような使い方が最も望ましいのです。
もちろん、微量でなくても良いのですが リチウムイオンバッテリーから限度を超えて電気を引き出すと発熱して最悪の場合破裂する危険性があるので 汎用品となると・・・というより何の工夫も無い回路では微弱に使い続けるのが一番となったわけです。
最初からそれをつけると、僅か数ミリ程度の消費しかないので 機器で一応使い切ったところからバッテリーの細く長い消費を始めました。
繋いだものは簡単でLEDに抵抗をつけただけのもの。
抵抗値を変える事で幾種類かの電圧を使い分けたわけです。
 
当然、使い切った状態からでも1〜2週間の点灯を続けてくれるので時間のかかる検証でした。
で、いくつかのデータがとれでこれで行こうと思ったときにへんな動作をする機械が。
私もさすがに現役ばりばりの機械を2週間近く遊ばしておくわけにも行かないので そのへんにあるつかってない機械でやったわけなのですが 最初におかしいときが付いたのは702NKです。
ご存知の方はいらっしゃると思うのですが、NOKIAの携帯電話はバッテリーレベルが一定以上下がりすぎると 携帯電話に内蔵されている充電器が異常に気が付き充電をストップする仕組みになっています。
空まで使い切ったバッテリーはそれに該当し、そのバッテリーはただのおもりになりました。
ただ、これに関しては対応策があります。
バッテリー単体を充電する充電器にかければ再充電されることが多いのであまり心配はしていません。
次回香港に行ったときにでもと・・・・
 
その後使っていないノートPCのバッテリーで試したら恐らく同じであろう状況に追い込まれました。
一つだけ違っていたのは充電回路が 本体ではなくバッテリー側にあったこと。(予想ですよ)
一度充電できなくなったバッテリーは二度と動かない文鎮となりました。
では、どのPCのバッテリーにその回路が組み込まれているのでしょう?
実はよくわかりません。保護回路ということであれば組み込まれていないバッテリーは少なくとも新しいPCには一つもないはずですから。
 
考えてみればバッテリーを壊すかもしれない放電機では怖くて・・・恐ろしいほど時間をかけた実験は徒労に終わりました。
勿論、もっとまじめに回路を作れば良いのでしょうが それはもう時間が残されていない。
お蔵入りとなるわけです。
あまり詳しくないものの浅知恵などこんなものかなと 少し沈みました。