CESも一段落

UMPCに傾倒することの多い今回のCESの報道だったのですが、一部ではSmartPhoneの発表もありました。
UMPCの画期的と言われる試作サンプルの多くは Intelの新しいCPUを使ったもの。
今年の第二四半期あたりに商品として出荷されるべく現行のスケジュールを進めています。
ほぼリファレンスの状態ではあるでしょうが、おおよそその先に見えた状態なのでしょう。
その商品の発表がいまだとすると、SmartPhoneのほうはどうなのでしょう?
 
新しいものがありましたし、その先に期待されるべきものでもあるのですが 根本的な技術的なブレークスルーがありません。
OSだけがWM7が見えてきたぐらいで、それ以上ではないような気がします。
WM6も出たばかりでアプリケーションの対応状況に疑問のある段階でのWM7投入はWM7という名前のWM6 SP1みたいなものにしかなり得ないのではと市場の状況から思えます。
あまりにも高い階段を用意するとその段階で、ユーザーが異なるOSへの方針変更のきっかけとして動く可能性があるからです。
インターフェースの変更は考えられたとしても大きな根幹部分の変更は無いような気がします。
もちろん、スケジュール的にかなり先のものだと思えばそうでないとは言えるのでしょうが・・・・
 
今回のCESの結果から見たことのないSumsungのCPUが一つあったようですが、数字の並びからもラインナップの延長線上と思われます。
つまり、ハードに大きな変化はなさそうです。
HSDPAも含め梗塞のデータ通信規格が緩やかにスタートして、すでに現行のSmartPhoneではその速度の恩恵を受けているとは言い難い状況にあります。
原稿が3Gよりどうかという問題はよいとして、その先に進んだ時に その速度アップの効果がSmartPhoneでは感じることができないように思います。
それは、メモリーの速度でありインターフェースの速度であり CPUの速度なわけです。
そこが変わらないと・・・と思っていたのですが。
現時点でそれに対応した商品が出ていないということは、今年の第二四半期までには商品化されて出荷することはおそらくないでしょう。
現行のデバイスの熟成期にあるのであればそういうことなのですが、今のところすべてのSmartPhoneが万人に受け入れられるレベルの完成度であるとは思えません。もちろん、カスタマイズが可能なのうりょくがあれば変わってくるんでしょうが。
少なくとも電池の持ち時間などは もうすでにカスタマイズのレベルでどうにかできる状態ではないかとおもっているのですが・・・
画期的な商品は陰に隠れて・・・と言いたいところなのですが 現在のところいろいろな法的な許可を得るためにあちこちの認可の状況から新商品が前もって予測されてしまう状況ですので 新商品の報道が恐ろしく速く正確になってきています。
誰もが全く予想しえない・・・・はあまり期待できないのです。
 
この後の展示会が続けてありますので、今回のUMPCの状況を知り 発表が好ましくないと時期をずらしたものと期待して楽しみにしたいものなのですが・・・