WILLCOM D4がやってきた その2

短期間ではあるが、WILLCOM D4がやってきたのでレポートしてみたいと思う。
勿論、いつもの主観的なもので 客観性に欠くことはご容赦いただきたいと思うわけなのですが。
 
動作に関してなのですが、基本的にWAN回線(PHS接続)を中心に進めます。
他の条件では クロックは低いのですが他のNetBookと同じなのでその部分に関しては割愛させて頂きます。
ただ、HDDのスペックが他の物に比べて低いように感じられますので、クロックも含めて少し遅いと言う印象を持つこともあるでしょう。
VISAを駆動するにあたり、1Gのメモリーが不足しているという事情もありますのでHDDのアクセス速度がシステム全体に与える影響は少なくありません。
やはりOSとしてもう少しこういった種類のPCの為の設定が用意されているのが望ましいとは思えます。
ただ、前述したとおりタッチパネルでの文字入力なども Windows xpなどではTabletPC用と区別されていた物が、統合されたことによりタッチパネルによる操作などが楽になっていることは重くなってよくなった部分ではあるのでしょう。
 
では、PHSで接続してみてなのですが・・・
実はここに至るには長い道のりが存在しました。
先にお断りしておきましょう、Wifiのある環境でのみセットアップを行いましょう。
一部、回線が要求されるセットアップも存在しますが 基本的にPHSの回線で行う作業では有りません。
アンチウイルスのプログラムアップデートに始まり、WindowsUpdateも含めるとPHSでは三日に近い時間のかかるダウンロードのようです(メータを当てにするなら、自宅環境は電波が渦巻いている部屋なので繋がったりつながらなかったりのようです。)
とりあえず、Wifiでアップデートを掛けても何らかのテストを目論むと何か不明なパケットが流れると言ういやらしい動きを見せるのでなかなかテストが難しい。
適当なページを探してみたのですが、的確なページを見つけられなかったので参考までにASCIIメディアワークスのページへのアクセス時間です。(http://www.ascii.co.jp )
一応、アンテナは全て立っている状態での測定です。
広告の変化が無いのでいくつかチェックした中で最も安定して接続できる他物でした。
PHSの回線は、プロバイダーの接続を使い(CLUB Air-Hは遅いことがあると聞いたので 後述の比較も含めてZAQを利用)8xまで対応の電話番号ですが4xでの接続です。
その状態でキャッシュをクリアして よーいドンでやると 23〜26秒が私の環境での実測結果でした。
ADSLの1.5Mで7〜8秒でしたので(デスクトップPC)かなり遅いと感じられるでしょう。
まあ、我慢できない速度ではなく(というか昔はこれで速いと喜んでいました)なんとかというところです。高速化オプションをつければ少しだけ早くなるといいますがW-Zero3のときにもあまり効果を認められなかったので入れていません。
 
高速化には実はもう一つのオプションがありMEGAPLUSというオプションです。
新繋ぎ放題では毎月500円のプラスとなり比較的高めのオプションなのですが 過去には話題になったサービスなので適用してみました。
と言いますのも、このサービス名とD4で検索を掛けてみると判るのですが殆どこれを試された方がいていないようでGoogleでも数件程度しか出てこなかったので試してみたわけです。
もちろん、2ヶ月のお試し期間が有ってのはなしなのですが・・・・
 
同じページでキャッシュをクリアして試してみると13〜16秒というばらつきとなりました。
勿論、E-Mobile等と比べるべくも無いのですがこれならと思える速度に成っていることは確かです。
ただし、お断りしておきますが このサービスはWEB上のサーバーにてデータを圧縮して送ってきているために 画像などのデータが間引かれて表示されます。
ただ、画面が小さいこともあって間引かれたデータに気がつかないレベルなので(標準設定)速度的に高速化されるメリットの方が大きいでしょう。
前述どおりお試し期間が2ヶ月あるのでD4をお持ちのかたは試されてはいかがでしょう?
WILLCOMさんには、もうすこし関連したサービスとしてHP上にも表記されてはと思うのですが・・・・ちなみに、プロバイダー経由の接続サービスのみにおいて可能となります。
 
一点だけ、通信中にスリープに入るような状況ですとW-SIMを認識できなくなるような状況に数度陥りました。
再起動で復帰するのですがこのあたりは何らかの原因があるのであれば対策して頂きたいところです。
 
一般的なアプリケーションではWord 2007の初回起動に17秒ほどとまあ何とかなるレベルでしょう。
思った以上に快適に感じられるのは、日本語の入力において思った以上にIME2007の待ち時間が無いこと。
Everunなどでは顕著なのですが、入力時の表示に少し待たされる場合が少なくないのですが これも比較が悪いと言えばそうで 時折待たされることはあります。
あまり速度に期待を持つ種類のPCではありません。
ただ、使えないかと言うと用途を絞れば十分に便利なツールとなるPCです。
 
現在、ネットの情報によると Type Lは8900円が頭金の2100円24回払いでNico.付きとなっているようですが、店舗によっては頭金0円のところもあります。
また、これも店舗によるのでしょうが5000円の商品券が付いて 紹介キャンペーンを利用すると+6000円と複数の割引が適用されます。
月額の新繋ぎ放題が3880円+2100円が大よその月額のコストとなり5980円とE-Mobile3万円引きでPCを購入したのとほぼ同様の月額の金額でデータ通信を使い放題にすることが出来ます。
回線速度としては遅めにはなりますが、全国で使えて 尚且つ一般的なNETBOOKに比べて一ランク高級な性能のPCが入手できると思えば選択肢としてはありだと思うのですが・・・・ どうでしょうね?