SmartPhoneにキーボードは必要か?

私の場合、迷わず「必要です」と答えます。
ただ、本体に付いてないと駄目かと言う問題とは又違うとは思いますが・・・
 
私は現在電話機を二台持ち歩いており、その二台共にキーボードが付いています。
一つはi780で、これはストレートの端末でキーボード月となります。
片手でも入力可能とは言いますが、出来るかどうかはともかく私には向いてはいません。
無理して片手で操作する為にどうしてもキーボードが必要だとは思えないのです。
片手で操作するのであればどちらかと言うと、テンキーの端末の方が良いような気がするからです。
ただ、両手で操作できると言うのは大きな強みで ちょっとした文章を両手で打つぐらいは可能になっています。
やはり、キーボードの入れるに慣れていることが大きなポイントで、その次に同じキーを連打しないと言うのが 自分の中では大きなポイントとなっています。
もう一つは、Xperia X1でこちらはスライドキーボードタイプの端末です。
よっこらしょ(年齢上必要な言葉)と座り込んだときの生産性は非常に高く親指打ちは変わらなくても 打ったときの疲れなどが異なります。
i780はどちらかと言うと硬いのでよりその傾向が強いのですが 長文を打つと痛いほどではないのですが指が凹んでいます。キーが小さいことから発生する圧力の集中で起きる物で 人によっては痛いとなる事でしょう。
それに比べれば、Xperiaは広さがあり 個人の好みが発生するので一概には言えないのですが多数がこちらが打ち易いと表現するでしょう。
 
HTC−ZやX01HTで始まった日本で販売されるスライド式のSmartPhoneですが、実際に使ってみるとスライドさせることはあまり無いという事は良く聞きます。
SmartPhoneで文章を書かなければいけない場合、仕事に使っているのでなければ必ずしも必要なほどの物ではないからでしょう。
で、あれば使うときだけキーボードを用意すれば良いかと思ったりするわけです。
でも、仕事でメールのやり取りがある手前 ストレートでキーボードつきの端末が便利かなと ずっとNOKIA E61を使っていたわけです。
 
Xperiaはキーボードつき端末という側面もありますが、大型の液晶を備えたタッチパネル携帯と言う側面もあります。
液晶サイズは3インチで、多くのタッチパネル携帯の最大が3.5インチで、横幅のスリムさからも端末のサイズに対する本体サイズは小さい タッチパネル携帯と言う側面も持ちます。
指で画面をスライドさせる操作が可能なアプリケーションが標準ランチャー等でも実現しています。
もっともHTC TouchFlo等ほど洗練はされていないようには思われるのですが。
それでも、普段使うメールの閲覧、WEBのブラウジング、PIM作業程度のことならキーボードを開くことも無く可能です。
では、i780のところでも書いていた片手での操作だとどうでしょう?
 
WnidnwsMobileはもともとPocketPCから進化したもので、PocketPCはタッチパネルに4方向のキーと4つのアプリケーションボタンというPalmと非常に似た構成から始まっています。
当初はランチャーボタンで画面に出たアプリケーションをスクロールさせ、アプリケーションそのものを指でタップして使うと言う使い方でした。
ところが、操作が複雑化したのはアプリケーションの与える影響で 単純にTodayと呼ばれる待ち受け画面も 予定の表示だったり、時間・日付の表示、Taskの表示、天気だったり 起動中のアプリケーション、メモリーの量やストレージ等多くの項目を表示する為の物となっています。
そして、そのどの項目にもそこからアクセスできれば便利なので アクセスするための流儀が出来る。
PCと同様にボタンを押すとプルダウンするメニューが出てきて 一列に数十個も並ぶアプリケーションを選択するとなるとその時点で指の操作では難しくなって、タッチ専用のペンが必要となってきたりするわけです。
私は指が細く、爪が細く尖るタイプなのである程度の指操作が可能なのですが 指の太い人なら私以上に難しいことでしょう。
それも、昔のように画面をタップする為に9個程度のアイコンを表示しページ切り替えする方法だと 10ページにも至るほどにプログラム数が増えてきたことによるものでしょう。
特に、設定関係の数はぐっと増えて 通信系の殆どはその当時にはなかったものなのでコネクションのタブ自身から新設されたものとなります。
それは多くの機能を取り込んで便利になったということであり、ハードが先行した為に ソフトがそして操作感の基本と成るインターフェースが置き去りに進化したことに他ならないでしょう。
 
IPhoneがすばらしいのは、一切のしがらみが無かったことで 過去のどのデバイスの制限も受ける必要が無かったことです。
始めにインターフェースありきで、その後その仕組みに合わせて機能を配置すると言う 本来使う側の為の機械だったのが、機械の進歩への対応に追われて 使う人の事を忘れていたとは言いませんが そうせざる得なかった事情があったのでしょう。
それ故に、ユーザーと離れていた機械を 一気に引き寄せたことがヒットの秘密だと思います。
勿論、広告のうまさや、APPLEの既存のファンのことや デザインなども大きなポイントだとは思います。
最近、タッチパネルを表に出した携帯電話が多く出てきているのもこの影響が小さくないと思います。
では、片手で操作するパターンについて考えて見ましょう。
例えばショートメールの送受信については、一般的に名詞一つ〜二つ+動詞一つ程度を最小構成として 最初の文章はともかく それに対する返事に関しては かなりの部分で最小構成があります。
例えば、「〜株式会社の〜さんまで連絡ください。商品の納期の件で 電話番号XXX−XXXX−XXXXです お願いします」
と言うようなメールが来て返事は
「ありがとう、電話します」
というような返事となります。
であれば、片手で操作できる程度が相応しく その程度であればフルキーボードを装備するためのデメリットよりそれを犠牲にしてもの使い易さが大きくなるわけです。
 
片手操作については、一つは数字キーによる入力が一般的には慣れています。
タッチパネルによる操作は、慣れていないものの 画面の変化で推している部分の変化がわかります。
テンキー操作はある意味ブラインドタッチで、キーを見ずに画面だけ見て操作している状態。
キーを覚えてなれている人にとっては高速な操作が可能な反面、なれていない人には慣れるまでの時間が必要となります。
タッチパネルは、ボタンそのものが変化するので操作面が画面で 操作そのものが見えている状況です。
状況により固定されたキーだけではなく、たとえば画面のスクロールなどキーではカーソルを動かして場所を合わせて ボタンを押しながらカーソルを動かすと言う操作を、画面を押しながら指を滑らすだけで操作が出来ます。
みんな慣れているというならそれでも良いのですが、メールで無い操作だとどうでしょう?
キャリアが用意したのでないインターネットのページなどは OperaとねtFrontでは操作が異なりますが 少なくとも画面を見るのにスクロールさせたりするのに どのボタンが割り当てられているか考える必要は無いのです。
左矢印を押せば前の画面に行くのは判りますが、テンキーの場合どのボタンが左矢印に割り当てられるかが判らないのです。
 
XperiaはキーボードつきSmartPhoneですが タッチパネルタイプでもあります。
いくつかタッチパネル操作のためのアプリケーションも出ています。
タッチパネルオペレーションは今までしてこなかったのですが、どう変わってきたかに関しては試してみたくなりますよね・・・・