KCS Digital Digizon Proが来た(接続ルール)

基本的にアプリケーションを入れて、接続ボタンを押せば動作するわけなのですが・・・
接続のルールと動作状態などをここでは書いてゆきましょう。
Digizonの大きな特徴として複数のユーザーによる接続を許容するという点があります。
その際の動作ルールなどを少し。
まず、接続なのですが 基本的に先に接続したものが優先され チューナーは一つなのでチャンネル権は先に接続したユーザーにあります。
Digizon上では、「First user」、「Second User」という形で表現されます。
三人目以降は「Second User」となるようです。
唯一の例外は、Admin接続の場合はログイン時に「FirstUser」として使うモードを選択できるので 先にログインしているユーザーを押しのけることができます。
もちろん、FirstUserがチャンネルを変えるとSecondUserの画面のチャンネルも変わってしまいます。
 
FirstUserの特権として、ビットレートの決定などもありますので 光回線でFirstUserが入っているときに モバイルでSeconUserが接続した場合などは表示が追い付かないという状況が発生します。
これも、原則FirstUser優先という仕様なのでしょう。
ただ、二台の接続を認めているのが 他にない面白い仕様かと思われます。

現在、テスト環境であることもあり複数人の方に試していただいているのですが(ネットワークトラブルでテストができなかったかもしれません すいません)そのせいもあり、私がSecondUserになることも(笑)
FirstUserはSecondUserがログインしたことに気がつかないので じつはそういうチャンネルを見ているとばれてしまうということはあるかも知れません。
その際にはAdvanceの中の情報を見れば 現在接続中のユーザー数が表示されますのでここで確認しましょう。
まだ、書いていませんがWindows Mobile端末での視聴は かなりビットレートが絞られる関係もあり同時に2ユーザーの接続が難しいということにはなります。
WindowsMobileユーザーがFirstUserの場合QCIF 128K 1/3フレーム(標準設定)になるのでかなりPCではさびしげな画面になります。
ただ、よっぽどのことがない限り複数人で同じテレビを違う場所でみるということは普通はないかと思いますので予備機能として使えるものとなるでしょう。
 
テストの中で気がついたのですが、USBポートにFAT32でフォーマットされたHDDに録画することができる機能があります。
その機能を使い録画したものを再生中に、二人目のユーザーがログオンした場合に二人目のユーザーにはテレビ放送(デフォルト)が表示されました。
もちろん、SecondUserなのでチャンネルは変えることができないのですがこういった使い方もできます。
ちなみに、FirstUserがログオン中にSecondUserがビデオ再生を指定すれば テレビ側と異なるビットレートでの送信も可能ですのでかなり余裕をもったパワー設計となっているのでしょう。(それでも時折カクカクする)
本体筐体はその分、ノートPCのフルパワーという感じの温度となります。
 
SlingBoxを始め、この手のIpテレビBOXの多くは 複数の接続を許してはいません。
上記に別途ルールを書かなければいけないほど、接続説明が複雑になってしまうこともあります。
また、著作権の問題への配慮もあるでしょう。
ただ、SlingBoxの場合 最大数は解りませんが USB HDDを使った動画配信システムも作ることのできる機器となっているわけです。
このあたり、民生用というより業務用の匂いのするDigizonなのですが使い方としては見ることしかできないGuest Userの設定があるあたりも ちょっと面白い点なのですが・・・
ちなみに、マニュアルによるとこの機器に対してTelnetのポートを開けるような指定があるのですが 私は開けていませんが普通に動作しています。
なんらかの設定ができるようになっているのであれば少し楽しいのですが・・・・