なぜか エロゲなのですが

タイトルやリンクは私の日記にはそぐわないのでしませんが 面白いデバイスはこんなところから生まれる場合が多いようです。
画面の前のジェスチュアーで操作を決めるゲームなども はるか昔からアメリカのHゲームではありましたし
まあ、連動してうねうね動くインタラクティブなものもあるようです。
 
これは世界に冠たるこのジャンルで勢力を誇る日本の話。
新しいデバイスといってもそう珍しいことではなく ただの広角のUSBカメラです
問題はカメラそのものではなく、そのソフトによるものです。
最近、多くのデジカメで人の顔認識を行い 笑顔かどうかまで認識しています。
数人の顔が並んでいることも瞬時に認識して、その顔毎に最適の補正を行ったりしているようです。
これを、本体内蔵の小さなCPUが行っているわけですからすばらしい限りです。
スループットの問題などは別にして、おそらくプログラムさえあれば通常のPCでも同様の作業は可能なはずです。
現に、静止画であれば認識して画像を修正するソフトはたくさんありますし、業務用途に絞れば防犯カメラなどは人の顔や動きを追う機能を持ったものは少なくありません。
 
デモムービーで見たこのゲームは、PC画面の上につけられたカメラがありモニターの前にユーザーが座った時点でゲームのキャラクターが駆け寄ってきます。
これは、カメラでこちらの状況を認識しモニター前に座ったことによるアクションをキャラクターが起こしているわけです。
実際の動きはデモムービーで見ただけなので詳しくはわからないのですが、おそらくゲーム中に顔を振ったりするだけで反応したり 手を振ったりも認識しているのかもしれません。
もしかしたら笑顔や鼻の下を伸ばした画面も認識しているかもしれません。
素直に面白いといえるでしょう。
スタートは何であれ、この世界は競争こそが命ですからおそらく追従するメーカーも出てきます。
どこまで表情などを詳細に認識できるかの勝負になるかもしれません。
その技術はそのまま、ロボットなどの技術に応用されてゆくこととなるでしょう。
 
揺らぎと表現するのが正しいと思うのですが、一時期流行した「ファジー」という言葉。
二本足歩行は技術的に難しいといわれていたのですが、ひとつのメーカーが成功するとパタパタと当たり前になってしまいました。
一本の棒を立てて、倒れそうになると修正するを続けてゆくと 修正によって出来たベクトルに修正をかけ続けることとなり
コンピューターで制御した棒の場合 最終的にふり幅が小さくなり続けるものの振れ続けるようなたち方になります。
必ずしも入力に即時対応するのではなく、またベクトルから予測される将来の値を推測し動作させ
歩くということであれば、バランスを崩すということと前に動くための体重移動をひとつにして考えた予測値を当てることでうまくゆくようになったということを話では読んでいます。
脊髄による反射と、頭からの三半規管のセンサー、目から受ける画像から推測される動きなどを人は判断していますがミリ単位の細かい制御をしているわけではないので 予測や腰などの動きによる重心移動が大事なのでしょう。
このゲームにおいても顔の認識で、技術的に筋肉の動きをモニターするような認識よりも 例えば口の形のパターン認識などのほうが表情を正確につかめるかもしれません。もっと他の方法かもしれません。
人が人の顔の表情を推測するのは、例えば落語家さんのように舞台を見ながら話をする人などは 独特の表情に表れにくいお客の感情を認識しているとしか思えない動作をなさいますし、相手の笑顔を認識するんではなく いっそのこと相手にえがをを出し易くするという方法で相手にえがををださせて表情を認識する方法もあります。
数をこなすと経験的に 何か見えてくるものや発想があります。
こういった技術はそういう切り口が出てくると面白いですよね。
 
モニターに応募したのですが、最も相手の意図にそぐわないレビューをしてしまうかもしれませんね(笑)