マザーボードを入れ替えて動かなくなった

長らくORB用のチューナーとして利用していた GV-MC/TZが動かなくなりました。
 
これはもともと予想されていたこと今まで動いていたことの方がびっくりなわけです。
この辺りはアイ・オー・データさんの当時の(現在のモデルチェンジしたものはOK)開発環境の関係で
32Bit環境なので 4Gを超えるメモリーは実装されないと想定されたことにより起きているものです。
4Gのメモリーを実装していて 64Bit OSを利用しているので4G全部をメモリー空間として使っています。
今までの古いマザーボードも同じ思想で作られていたために 4Gすべてをメモリー空間として使えない仕様(だいたい3.6G)となっています。
故に、外部機器との通信用として 仮想のメモリーとして外部機器を認識させて そのメモリー空間にデータを書き込むことで外部機器にデータを渡し、読みだすことでデータをもらうという仕組みになっているかと思われます。
故に、4Gのぎりぎりまでメモリー空間として設定した場合、32Bit環境しか想定していないと 4Gのメモリー空間内に外部機器を繋ぐ場所を作成するために その部分のRAMが使えなくなっています。
いままでのマザーボードはそういう風に設計されていたのですが、買いなおした新品のマザーボードはメモリーを目いっぱい使える仕組みとなっています。
 
じゃあ、どうやって外部の機器と通信するのだとなるわけですが 64Bit仕様のPCで、64BitOSならもっと驚くほど広いメモリー空間が(実際にはマザーボードの制限とCPUの制限で16G程度)ありますので わざわざ4Gの範囲にせまく置く必要はないのです。
最初から64Bitを想定された機器の場合、どこに置いたかの情報をドライバーを作る開発システムの方で自動的にずらしてくれるので難しいことを考える必要はないわけです。
ハードウエア的に、仕様を満たしていないことも十分に考えられる訳ですが。
と、いうわけでGV-MC/TZが何百メガのメモリー空間と引き換えに使えなくなりました。
非常にうっとおしい程のエラーが常時発生します。(物理的に外せないので リモートではエラーが出るのを見守るしかありません)
 
WindowsMediaCenter に対応した貴重なアナログチューナーなのですが、こちらもデジタルへの移行を検討しろという天の声かもしれません。
現在、アイ・オー・データのモデルが1.1万円程度。
B-CASカード用のスロットやカード発行手数料もあるので 格段安くなることはないと思いますが 数日前に書いたとおりもっと安くなる要素と サードパーティの参入がよりし易くなったことで 価格下落が予想されるので待つのが良いかが微妙なところです。