Dual SIM端末

Dual SIM端末と言えど実はたくさんの種類がある。
 
最初に登場したDual SIM端末は2枚のSIMが入るという物。
ただ、入るだけでは無く配線が成されているのですが 二つのSIMを同時に使うことが出来ませんでした。
だから、電源ボタンを入れなおして再起動するなどの作業が必要でした。
 
その後登場してきたSIMは大半は一つ目のSIMで二つ目のSIMでは音声通話だけが出来るという物。
変な言い方ですが、二つの電話を待ち受けて どちらのSIMからでも通信できるが 片方は音声通話のみという仕組みになっていました。
実は、二つ目の電話には画面も割り当てられていないものもあって 単純に液晶画面の付いていない携帯電話を 普通の携帯電話に貼り付けたものというイメージです。
両方の切り替えは 物理的なスイッチでやっていて 実はやっているのはキーボードに行くケーブルを二つに割っていて それをスイッチで切り替えるという仕組みです。
 
少し変わり種では、二つの携帯電話を背中で貼り合わせたような構造になっているもの。
ころは言葉通り二台の携帯電話なので二台とも使えるわけです。
バッテリーも別々だったので 片方の電池だけが切れるという事も・・・・
これなら二つ持った方が速いじゃんという物も。
 
JAVA搭載のOSを持った携帯電話OSが中国で一般的になり その進歩の過程で
勿論、当たり前のようにDual SIM気も出てきます。
ここまでくると液晶画面を共用しているというイメージで 二つのSIMカード別々に情報も表示されるようになります。
二つのSIMのキャリアが表示されていて、電話かける前に選択して電話をするなど 普通にDual SIMが使えるとなるわけです。
この辺りの電話はかなりヒットするわけですが 実は大きな問題も抱えていました。
特に小型のDual SIMのi-Phoneモドキなどを買われた方なら良くわかると思いますが バッテリーが持たないのです(笑
前述と同様、二つの電話機が動いているわけで 両方がバッテリーがを消費するので助かるのは LCDの消費する電力が1個分になるぐらい。
i-Phoneのようにッ他の電話より小型の電話機を無理やり作るとバッテリーが持たないわけです。
この解決策は驚くべきほど簡単で どの端末にもバッテリーが二個づつ 下手をすると三個付属したわけです。
600mAぐらいのバッテリーをその時間で消費するわけですから かなりのバッテリーの消費量です。
 
ああ、これでDual SIM極まれる!!なんて思いたかったわけなのですが これらの端末を日本で使う事は出来なかった訳です。
この辺りの端末は世界標準であった GSMという通信方式を使っているので 日本のW-CDMACDMA2000などとは異なる規格なのです。
じゃあ、W-CDMAをすぐに・・・・と言いたいところなのですが そう簡単にはいかない。
特にHSDPAなどの高速通信をサポートするとなると MIMOの技術を使っていて 複数のアンテナを利用して同時に通信するという通信を行っています。
複数のアンテナという所がポイントで 最近の端末の多くは BluetoothWifiとこれだけでアンテナ二本を持っています。それに加える事3本のアンテナなどを詰め込もうと思うと、そしてそれらのアンテナが相互に干渉せず 方向などによって不感体が出来ないようにとなると このあたりかなり難しい事となるわけです。
実際i-Phoneでは 端末の周囲を囲むようにと非常に効率の良い場所に配置した物の 水分を含んだ導体である人の体を近づける もしくは接触する事によって大きく感度を落としたりするわけです。
最も効率の良い 4隅の角などは 言葉通り4つしかなく アンテナ全部となるとこれだけあっても足らないわけです。
また、基板上には金属部品も多く、高級化のためには金属部品も使いたいなど 例えばi-Padでは本体を金属にするために 背面のリンゴマークの真ん中にWifiのアンテナを仕込んでいたりして涙ぐましい努力をしているわけです。
Samsung等も本体の質感などを向上させるために 人の目の付きやすい端末の上部に金属部品を使い 手元にアンテナを仕込んでみたりといろいろ苦労の歴史があるわけです。
それなのに、その倍近いアンテナを端末の狭い面積の中に仕込むとなると それはそれで大変な作業となるわけです。
最近稀に販売されているW-CDMA対応と書かれたものも 実はW-CDMA+GEMだったりとするわけです。
 
もう一つ、それを欲しいユーザーは誰だという事が問題なのです。
普通、携帯電話売場に出かけて行って、携帯電話くださいと購入するのに 同時に二台も三台も買う事はまずないと思います・・・いや身近に5台とか頼む人知ってるな(笑
まあ、普通の人は持ち歩いていても携帯電話は6台ぐらいで TABとPCを一緒にコーヒーショップで開いても 変な目で見られたりするはずはないのですが・・・・
まあ、契約するときはそれでも基本は1回線ずつ。
じゃあ、なぜDual SIMにしたいかなのですが、日本ではあまりないのですが 海外では地区によって特異なキャリアが違って価格が大きく違ったり、国を超えると片方はローミングになって高くなるなどの事情があり 複数のキャリアを使い分けるために使われる場合も多いのです。
Dual ナンバーなど 一枚のSIMに複数の番号を登録する技術もあるので 複数の回線というだけでは わざわざDual SIMにする必要が無い訳です。
そうしたときに、他のキャリアも併用するために買う電話機です。
ロイヤリティを付けて、端末をサービスで付ける電話機をDual SIMにするという事は もしかしたら自分のところは着信専用で 他を発信専用にされれば 基本料金ぐらいしか入らずに 儲からないことこの上ない事となるわけです。
日本で言えば 電波の良く通るDOCOMOで待ち受けして 通話は安いSoftBankで使うとしたときに DOCOMOはDual SIMの端末を販売するでしょうか?するはずはないのです。
同じ理由でキャリアに納入する電話機としてはふさわしくないわけです。
やはりキャリアに納入する端末は数もまとまる大口のお客さんなので それを無視しての商品政策は失敗するわけです。
大手メーカーがキャリアを敵に回してまでするはずはないのです。
 
所が昨日の 中国メーカーはそんなことは無い訳です。
お得に使い分けるのは当たり前という感じで 中国国内ではDual SIMもキャリアから買える端末の一つなわけです。
そして、その流れを受けて とうとうW-CDMA Dualの端末が登場したわけです。
実際のところ、バッテリーの持ちも 電波強度も良いはずはないと解っていながら 使う事を考えると欲しくなってしまうという 微妙な端末となってしまうわけです。
 
もう一つ、前述で出てきたJavaで画面が設計された電話達(多くはNOKIAなどの形のコピーで売られるので 待ち受け画面やアイコンを簡単に変更できるJAVAのOSの物が良くファームウエアとして使われた)は 中国のコピー物の物で それらはお金を出して買う事の出来るファームウエアですが明確に著作権を主張するような性質のものではありません。
それらのOSを主要メーカーが採用することは無かったのですが 登録さえすれば自由に使えるAndroidというOSはソースも大きな部分で公開されるので デバイスの追加などもある程度は可能となっています。
大きなメーカーでは、例えばWiMaxを組み込んだように 追加が可能な構造になっているわけです。
Android OSが流行してくれたおかげで 今まで難しかったW-CDMAの Dual SIM電話が成立するようになってきたわけです。
恐らくi-OSやWindowsPhoneでは登場することは無いだろうと思われるタイプです。
これらは 中国発信のある意味オリジナルな端末として世界に受け入れられるものとなるかもしれないわけです。
うーん、とりあえず見てからですよね・・・・・



written by HatenaSync