イギリスでブロードバンドに関する表記の法律が変更されました。

先日、イギリスでブロードバンドに関する広告などに関する法律(?ガイドライン)が変更になったそうです。
是非、日本でもそれを適用してほしいのですが
理論最大速度と実質平均速度の表記を義務づけたようです。
 
例えば
4G携帯ネットワーク
最大42M と今の日本の表記では書くわけですが
これを改定すると
最大42M 実質平均速度 12M
とかになるわけです。
測定する場所や時間で大きく変動するわけですが それでも政令指定都市の各点で24時間の平均速度とかでいいとは思うわけです。
厳密に言うと測定サイトが キャリア内にあるとインターネットのゲートウエィの速度の問題もあるので こちらもインターネット上の測定という図り方が適切だと思うわけですが
 
どうせ どれだけ使うかわからないから早ければいいじゃん!!とかいうと
例えば携帯電話キャリア 前者が横並びに7.2Mとなったとすると どれが速いかなんてわからないわけです。
そして、その上のHSDPA+とかになった時に 複数の帯域を束ねて接続するわけですが もともと帯域が足りないと言っているわけですから 複数を束ねるなんてことが実はできてなくて結果規格上は速度が上がっているものの実質の速度が上がってないという状況もあり得るわけです。
もちろん、キャリアによってバックボーンの太さの関係で速度が上がらないなどもあるでしょう。
単純に横並びではなく 実質で選ぶことが出来るようになるわけです。
 
いま、私が問題だと思うのはベストエフォートという言葉をキャリアが便利に使っている事で
最低帯域保障値をやはり設定する必要があったのではないかという事
少なくともビジネスなどの用途ではそれは用意されていてしかるべきだろうと思うわけです。
固定回線では、Flet'sのようなベストエフォートとイーサ接続のような帯域保障回線の両方が用意されているわけですから。
で、帯域保障さえあれば、例えばVoIP等も普通に使えるようになるわけです。
最近では 通話料が安くなったのであまり回線が安いという事がメリットになることは少ないわけですが それでもこれを使ったソリューションはいろいろ用意できるわけです。
出来ないのかというと、音声通話はその技術を使っているので出来ないわけはないのです。
まあ、チャンネル数の制限があるので貸し出し続けるというのはかなり苦しいとは思うわけですが・・・・
 
Qualityという言葉がありますが ブロードバンド回線に関してはそれらが軽視されているように思います。
精々、用意される指標は Speedtestサイトの接続速度ぐらい。
これも、完全にデータベース化されたものでh無くキャリア向けに比較されて表示されているサイトはありません。
SIMフリーがどうのとか つまらない事でキャリアと交渉したり
価格設定をまるで横並びになることを喜ぶかのような 「指導」という押しつけをするぐらいなら
国民の為にある基幹なのですから 総務省も 日本全国の全国地図に 独自で測定した品質指標をキャリア別に張り付けた地図でも作って キャリアの健全度を評価すべきなのです。
エリアカバー率なんて言葉でも 全然実質で無いことをユーザーは知っていて どこも99%あるのに つながるキャリアと繋がらないキャリアがあるわけです。
ただ、この指標も一応 国が指導した結果なのです。
 
じゃあ世界を見回すと・・・・実はどの国でも同じなのです。
そう違う指標があるわけではないのです。
特に日本では携帯電話網の密度が高く、データ通信もかなりの密度で利用できるようになっています。
そろそろ、普及率を比較指標にしている場合では無く Qualityを比較指標にするような政策を取るべきではないかと。
極端な話 「嘘」とも思える広告を許している実情を改善すべきではないだろうかと思うわけですが・・・




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