離れる顧客を防ぐための大事な一歩
実はすこし苦しい状況に追い込まれているのが APPLEです。
攻めに強く、守りに弱いと昔から言われているわけですが・・・
i-Phone5は発売されす i-Phone4Sとなったわけですが
今回の変更点は細部のスペックアップが大きな点と成るわけです。
革新的な・・・とよくJobsが好んで使う言葉は 他の人が使っても特に今回は空回りしているようには思われる。
CPUがDual Coreになりました・・・の部分は当然の流れとしてあるでしょう。
同様にGPUが新しく高速になることも当然の部分と言えるでしょう。
どこで作っているのか正確には解っていませんが おおよそSamusungのプロセッサーと同様のつくりだったことから想像はつきますし、スペックからもそのあたりのアップデートの部分と同じような感じで
思った以上に倍率が高くなっているのは そのプロセッサーというより GPU向きにOSを最適化する事の出来るi-OSならではの強みが出た部分かと思います。
カメラに関してはレンズ系を拡大したことと 背面照射式のCMOSに替えたことが大きな変更点でしょう。
この効果は最近 このCMOSを好んで買っている私も効果があると思っています。
ただ、比較に使われていた機種の中に Xperiaが無かったことが気になります。
やはりカメラの性能の良さをアピールするなら Xperiaを入れたいところですが 背面照射式のCMOSを同様に使っているXperiaでは比較しにくい事になっているのではないかと・・・
それ以外は、もっと細分お変更文化と思われます。
いや、いろいろな機能が向上している・・・・の大半がOSの部分で賄う機能で i-OS5にアップデートした時点で現行のi-Phone4でも使えるという物が多くなります。
一部の話の中で出てきているWifiの持ち時間が短くなっているという信じられないというような話が出てきているのですが これはi-Phone4も恐らくOSのアップデートを行うとスペック的に同じように下がると思われます。
キャリアからの希望と、iクラウドを今後進めてゆくうえで重要な点としてネットワークのトラフィックの問題は避けられないわけです。
本体メモリーが32G+に最大に容量の多いタイプはなりますので 単純に32Gのバックアップを皆がアップデートした瞬間に取られれば回線の負荷はひどい状況になることは容易に想像できます。
Wifiでの接続時に優先的にバックアップを行うような工夫がなされているのではと思われます。
このことにより、Wifi接続時のバックグラウンドタスクが大きくなり 消費電力が増えているという状況ではないかと想像するわけですかが如何でしょう?
ここは想像ですが、現在のチップの消費電力から考えても時間が短くなるという事はバッテリーが小さくなりでもしない限りありえないとは思われますので。
逆に言うと、ポケットモバイルルーター等をつかってパケットの量を節約するような使い方では Wifi接続であるという認識なのでパケット量が増大する可能性もあるわけです。
PCに繋がなくてもバックアップはiクラウドでOKという事ですから、そりゃー大きくなるとは思います。
全体的に見て、ここが優れているという機能は他社比較では正直ありません。
パフォーマンスはCPUでは二倍という事はクロックは1.3倍ぐらいで実質Dual Coreで二倍と表記しているのか、単純にDualになったから物理的に二倍と表記しているのかはわかりませんが 1.3〜4GhzとするならAndroidのハイエンドと横並びという所でしょう。
画面サイズは変わらず、他よりも高精細だったのも今ではそうでも無い訳です。
逆にこの画面にこの解像度では見難いという意見も無きにしも非ず。
重さも、薄さも特別な物ではありません。
いま、i-Phoneを使っている人のアップグレードパスとして用意されているもので 新規でAndoidから乗り換えたいと思わせるものかどうかと言われると正直疑問です。
もっとも、これはハードウエア的なもので ソフトウエアというか販売政策からするとこのあたり大きく変化したところです。
今まで提供していなかったキャリアを選択せざる得なかったユーザーに対して あなた方も購入できるようになりましたという点は大きなポイントです。
日本で言えばAUで買えるようになりましたというのは大きなポイントではないかと思います。
日本固有の問題ですが 現在のソフトバンクに対して不満を持っているユーザーが流れるという点ではプラスなのかマイナスなのかわかりませんが i-Phoneが替えるならと機種変更するユーザーは出てくると思います。
今回は機種的な変更を最小限にとどめて、他社に負けない性能を与え、販売政策でしばらくは繋ぐという 非常に戦略的なプランを展開したわけです。
新しい武器を投入するという戦術的なプランに対して より広域的な対策なのですが 戦略が必ずしも最前線の兵士に伝えきれるのかという点と、兵士は新兵器を得ることで士気が上がるのに対して、戦略の意味が解らない兵士にとっては式が下がる可能性もあるわけです。
成功かそうでないかは 今後の状況次第。
もう一つ、発売直後に発生するリセーラーの動きです。
驚くほどの人数が発売を待つ姿は報道的にも大きな宣伝ポイントとなります。
今回のように、キャリア数を増やし 同様の販売目標を立て規定数の納入を行うと販売しきれなかった端末が1年後ぐらいに不良在庫となり 人知れず見えないルートに流れて中古市場などであふれかえって市場価格を下げてしまう恐れがあります。
ロイヤリティが山済みの 格安販売の対象になったりすると その存在そのもの価値が低下したように映ってしまう事でしょう。
宣伝的には今回の発売はひとつのターニングポイントとなるかもしれません。
悪い事ばかりではありません。
写真で見ただけの事で どこまで正しいかわかりませんが 外周のメタルの部分の改善も形から想像するに行われているように思われます。
出来なかっただけで周囲にアンテナを張り巡らすというのは非常に電波強度を高める上では大きなポイントとなります。
方式は良かったのですが、技術が付いてこなかっただけです。
今回の改良で 感度がかなり上昇したと思われます。
もしかしたらi-Phoneだけが繋がるというような 状況になる感も知れません。
他の例えばAndroid陣営は 他者との対抗の為に、デザインなどで制約を受ける中同じような性能で我慢してデザインにこだわるという形になってしまうわけですが、i-Phoneではその制約は無いので出来る限り同じデザインなので 感度を大幅に上げるような工夫をしてくるかもしれません。
実際の発売までここの点は 「よくなった」程度でお茶を濁し 発売直後に 発売イベントなどで
「諸君は i-Phone4であったアンテナ問題の心配をしているのではないか?」
なんて椅子に半分座ってテーブルに肘をつきながら パネルを出して
斜め下を向きながら 少し笑みを浮かべながら小さく首を左右に振って
「二倍の感度だ! もちろんどういう持ち方をしてもだ」
なんて、プレゼンして 記者たちの書きやすい記事を提供するのではと私は思っています。
もう一つ、Wifiの所でも出していますが
Wifiでの運用に設計的に力を入れていると思われます。
キャリアの帯域不足は世界どこでも起きている同じ問題です。
Wifiへへどうやって逃がすかの問題と 4G世代を採用した際に 複数の規格の通信方式を効率よく使い分ける設定が出来るという点をキャリアにはアピールするいいチャンスとなると思います。
じゃあ、i-Phone5のリリースですが 既に総余裕は無く3四半期後ぐらいには予定を行わないと 前述の中古の問題などが顕著に出るとすればその辺りです。
今回わざとパスして、そのために置いておいた革新的な技術の熟成はAPPLEにとっての生命線でしょうし、その際にはまた人が並ぶようなプロモーションをわざわざ考えなくても出来るというのが ベストなシナリオだと思うわけですが・・・・
特に私は電波強度の改善に関しては 大きなアップを想像しているわけですが・・・・
written by HatenaSync