アダルトも含むので昼間っからなんだが・・・・

新世界、それも通天閣の裏には「国際劇場」という映画館がある。
本当に真裏ながら、アダルトな映画もやっていることからも 裏手という事からもあまりお客さんの来るところではない。
おそらく、通天閣を観光スポットとして考えている人でも音連れら事のある人はまれであろう。
私は、ここに行くたびに機会があれば前まで行くのですが・・・・
この映画館は見かけも十分古びているものの 他の建物ではない十分な迫力と 何とも言えない高級さを持っている。
そういえば私の子供のころの映画館は なんというかちゃんとした服を着てお出かけするところだったような気がします。
そのころの面影を残しているのです。
 
遠目に見ても 飾りのある壁など今のビルでは絶対になさそうな作りです。

まあ、あまり品の良いものではないが アダルト映画の広告が角になる。

ただ、よく見ていただきたいのは この映画の看板である。
どう見ても手書き看板なのです。
 
昔、子供のころに行った映画館では 必ずと言っていいほど大きな看板が立っていて
ゴジラ対メカゴジラ」なんて 子供心にわくわくしながら見に行ったものです。
その時のゴジラですが 見るからにパースの効いた迫力のあるものだったわけですが この手の看板には絵師さんがいてて 専属の絵師さんが看板を直接書いていたわけです。
確か薄いトタン板に書いて 交換していたと思うのですが 思った以上に厚塗りで迫力の伝わるものです。
考えれば おそらくそう何人もの絵師さんが居た訳でもないでしょうが 映画は思った以上に色々なものがあります。
アニメ、怪獣、SF、恋愛もの それも日本人だけでなく外人さんも・・・・
どれが来ても それなりにあの絵は描かれていました。
なぜか金髪なだけで 顔はどう見ての日本人の・・・・
二本の映画などは女性の区別化つかないレベルだったり(笑
確かにあのサイズの絵を機械的に出力する技術は当時なかったわけです。
この女囚なんとかも おそらくその時と同じで 手で書かれたものでしょう。
 
この国際劇場の地価がアダルトなら1回は普通の映画をやっています。
一回側の入り口は

猿の惑星」の絵はやはり描かれたもの。
こんな細い看板なんて 普通の劇場の看板ではないわけです。
「興奮」の漢字が違うなんて言うのもありますので おそらくそこそこの年齢の人が書かれているのでしょう。
 
この映画館が何時まで存続するのかも気になりますし、この絵を描いている人が何時まで書かれているのかも十分に気になります。
もし、新世界に来られるなら こんなところもあると・・・
ちょっと新世界は行きにくい場所にはあるのですが
この間行くと

新世界と難波を結ぶ無料バスが出ているのですね。
新幹線で来ても 地下鉄で新大阪ー難波は一本ですし、空港からもバスで難波までは1本です。
ここからバスに乗れば・・・・
本当に通天閣の下で ここから見ると通天閣はこんな感じ


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