IIJの3G回線を解約した。
法人用として提供されているIIJ の3Gモバイル回線を解約した。
MVNOとしては早くから提供されていたもので、まあ、私の場合ACCA Mobileからの乗り換え組なわけです。
実質的には SIMカードの刺さるPCもしくは Wifiルーターでの運用が多く、そうするとモデムのレンタル料分ぐらいどうしても高くなってしまうので 切り替えに至ったわけです。
当然、二年間の縛り期間があったのでそれが切れたという状況です。
ここ一年の回線の変化は驚くべきものです。
まず、3Gで無い物が使えるようになった事。
変な表現ですが、とにかくCDMA2000かW-CDMA(HSDPAも含む)規格で 7M程度から現行42Mぐらいまでの通信規格は 今までの端末を使っている状況からステップアップしたもので 同じ端末で対応している端末なら速くなるという程度ですが それ以外の通信方式が登場しています。
一つはWIMaxという全く異なる2.5Ghz帯を利用するものと 現行のW-CDMAの帯域を利用したLTEが登場しようやく使えるようになってきたのです。
もっとも、私の住んでいるところでという話ですが・・・
WiMaxはIntelの提唱する 無線LANをもう少し公衆的に拡張したもので 現行の規格で40Mまでの速度での通信が出来ます。
アンテナから異なるアンテナに切り替わる方式が 現行80kぐらいまでと高速移動中の運用が出来ない事や(電車なんかはうまくいかないときも)2.5Ghz帯という非常に短い周波数の電波であるが故に 透過率が低くコンクリートなどでも少し厚くなると透過できない事から電波の届かないところができやすく ビルの奥の方になると届かないなど 昔のPHSのような欠点も持っています。
ただ、電波そのものは出力もあるので そこそこに届いている訳です。
何よりバックボーンや データ専用という施設なので音声など 帯域を確保する通信と混在しない事からユーザー数も増えにくい反面安定した通信が確保しやすいはずです。
唯一、通信量の制限を設けてない事から言葉通りの使い放題なわけです。
LTEは携帯電話の拡張という位置付けなので 携帯電話の電波の届くところであれば今後施設が間に合ってゆけばどこでも届く高速通信です。
現行最大理論速度75Mという高速の通信方式で 今使えるモバイル通信のなかでは最も速い物となります。
基地局の展開は首都圏及び主要都市に現行限られているので それを待っての普及となってしまうわけです。
高速の通信規格は登場したが それに対応した端末が・・・・というのが年末ぐらいにそろってきて
1機種しかなかったSmartPhone+WiMaxがAUからは 現在6機種、LTEはDOCOMOから SmartPhoneは4機種 Tabletが2機種登場し 実際の普及と利用は今年に入ってからがメインとなるでしょう。
この辺りが登場し運用されだしたのが昨年度です。
正直、試験的商品のイメージが強く どちらも力を入れて宣伝されていますが 実際端末は画面が大きく 私の奥さんも買われましたが正直手に余るサイズの端末です。
2つの通信方式を切り替えたり同時利用したりする関係上 今のところバッテリーの消費量が激しく その点をカバーするためにバッテリーを大きくして目立たなくするためにと 高性能を強調するために他のSmartPhoneに対して大きな画面サイズを持っています。
色なども未だカラフルな商品が無く、女性の支持を受けないと流行しないと言われている商品にしては まだまだかなというイメージはあります。
ただ、高速の通信を生かした コンテンツの登場などが伴われる訳なのでこの辺りが出てきてどうなるかという感じです。
先日も書きましたが GoogleMapにNavi機能がついて非常に便利になったなんて書いていますが、未だにジャーナリストの方でも専用のタイプに対して渋滞情報や経路検索の自由度に問題があるという事を書かれていますが、確かに渋滞を考慮した経路検索などはできませんが渋滞情報は表示されますし 実画面に近い ストリートビューなどが付け加わったことを考えると 既に良い点まで出てきている訳です。
位置情報をGPSだけに頼っている点等はマイナスですが、渋滞情報を考慮した経路検索などは そこそこの価格の高級機の装備だったりして普通の方の車についているナビのすべてにそんな機能が付いている訳では無く ちょっと前までは GPSだけしかないメモリーナビで十分なんて言ってたぐらいですから 十分すぎるわけです。
それらを支えるのは 本体内に持っているデータでは無く Googleのクラウドなサービスを使っているからで その中にある店舗情報なども実際の店舗の広告だったりもするわけですが 実情報がリアルに表示されるわけです。
SmartPhoneで行うゲームもクラウド化し始めていて、インターネット上にあるゲームサーバーの画面だけをSmartPhoneに表示して実際の動作はサーバー上で行われている事から 切断した状態がサーバー側に記録されているので 本体を再起動しようが極端な話本体を変えたところで同じゲームが継続して出来るような仕組みとなってきたわけです。
極論ですが本体の速度すら 早くても遅くても結果同じというものとなる訳です。
端末の選択がそれこそ デザインだけとかになる日も近いかもしれないのです。
また、回線の比重を増やしたサービスが主力となる訳です。帯域不足にそして制御信号をさばききれずにマルチセッションを貼られ過ぎてパンクしそうになっているにも拘らずなのですが・・・・
課金サーバーそのものが これからはボトルネックになってきている訳なのですが・・・・
まあ、2年前この契約をするときには考えられなかったわけです。
この当時、データ通信のできる定額SIMは種類がそうなく 色々の選択の中でもこれがと選んで 今でも十分なわけですが、今後のコンテンツを考えると・・・なわけです。
じゃあ、どの回線がとなる訳ですが LTEは国際的にも主流になることは間違いないと思いますが どうせ、周波数がどうも日本国内では統一されないので キャリアによって端末の流用なんてできそうな気配も無い訳です。
じゃあどれを選ぶかというのは方式では無く キャリアとなってしまうと DOCOMOですら障害を起こすわけですから さあどれだというと微妙なわけです。
現行、LTEならDOCOMOしか選択肢が無い訳ですが さてここで契約すると2年後なんて言言っているかなんて思いながら IIjのSIMを一回も使わなかったUSB端末に仕舞い(でもレンタル料金は取られてましたけど)直しながらこの2年を振り返ってしまったわけですが・・・
written by HatenaSync