青いもの

最近、流行は青いものなんですが
ブルートゥース(好きじゃないわりに良く使う言葉です)、blue−lay、青色LED等。
色で考えた場合、赤の対極が青で・・・ってこれは色合いの問題ではなく波長の問題です。
光には圧力があるって、体感できない世界の話で納得いかないかもしれませんが 例えば、赤よりもっと赤 言葉どおり赤外線は熱を表す言葉の中で良く使われます。
炭火の遠赤外線効果とかで肉が柔らかく焼けるとか
所謂、赤外線をぶつけると(原理的にあっているのかどうか解りませんが)電子レンジのように 分子を振動させ熱に転化するのではと想像するのですが・・・・
長い波長なので、透過性も良く CDやDVDのピックアップの光も赤色を使っています。
で、今流行の青。
可視光線域では、青色のLEDが綺麗とか程度ですが、コンピューターの世界ではそうではない様で、Blue−layと呼ばれる青色LEDのピックアップにおけるディスクの容量は数十ギガで、赤を遥かにしのぐ量になっています。
波の伝送は、波長が短ければ短いほど乗せられるデーター量を多く出来るのが一般的です。
当然、対極に当たる波長であるこの二つの比較であれば データー量も対極になるほど違うでしょう。
可視光線外を出た青色は、紫外線と言う名で呼ばれていますので お肌に良くなかったりはしますが、細菌を殺す滅菌灯なんかに使われたりはします。
情報量が多ければおおいほどいいじゃないか・・・ということで、紫外線リモコンやIrDAの紫外線版が出たり・・・・
と成らないのが面白いところで、紫外線の減衰率が高いからなのです。
第二次世界大戦中に、レーダ技術を開発したのはイギリス。
その技術を、高めたのがアメリカですが その技術を高める方法がいかに波長を短くするかで、当時、高周波に付いての研究が進んでいなかったので科学者たちは苦労したのですが、その時にも、長い波長だと小さなものにあたる可能性が低く 例えば 単座の戦闘機などが単独で飛んでいても写らなかったりするのです。
勿論、爆撃機や編隊飛行でくれば写ったのでしょうが。
つまり、一本の線の形で出した物が物に当たる確立より、細かい周波数で上下に広がったリボン状になった電波のほうがあたる確率が高かったのです。
で、そのリボンの糸の密度を 網だと抜けられてしまうので、布レベルの細かさまで上げてしまおうと言う努力なんですが。
この紫外線リモコンの場合、それが逆に仇になります。
空気中に浮遊している埃ですら、当って遮られてしまいます。
減衰が激しいそうです。
まあ、何でも向き不向きはあるのですがそれはそうなんでしょう。
今後、光ファイバーで引かれるネットワークや、光ディスク製品、高密度高容量な商品が沢山出てくるのが楽しみなんですが・・・・
あれ、ブルートゥースって 何がブルーなんだ?
まあ、コンピューター的には青のほうが密度が高いって事で・・・・