密度と記録

光のピックアップはどこまでも進み、現在 CPU等の表面に発生したトラブルを、通電前にチェックする機器もあるぐらいですから、配線太さ並みの解像度はあるのでしょう。
もちろん、投影できるのですからそれぐらいはあってしかるべき。
ピックアップとしての光は、コストの問題さえクリアーできるならかなりのところまで進んでいます。
ただし、読み出しとして話なのですが
勿論、1枚4.7Gや8.5Gのディスクに対して、HDDなどは 40Gや80Gを片面に書く技術があって磁気の方が優れているように見えますが これはピックアップと言うよりは製法上の問題。
プレスと呼ばれる、所謂タイヤキのように両合わせの型の中に樹脂を流し込んで作り、裏面に反射膜を貼り付けるだけのお手軽製法なので 低コストで大量に出来ます。
いま、何が腹が立つって そんなお手軽製法で出来たDVDと、最低限人手を介し あれほど複雑な構造のリールやプーリーを入れたテープに 一本作るために15分以上の時間を要する書き込みをして運送コストも数倍掛かりそうなビデオソフトのほうが、子供だましな特典映像を付けただけで 高く売っている物があることです。如何考えたって、余計な利益を与えているような気がして悔しいのですが。
じゃあ、光のピックアップがそんなに優秀なら光で読み書き・・・とは行かないのですね。
光メディアは、樹脂で出来た円盤をレーザーで焼く(溶かして)データーを記録しますので 物理的な作用を要求します。
ピックアップが読み違えないほど変化させようと思うと、今のDVDぐらいになってしまうようです。
現に、民生でなければ切手大に1Gとか平気で出てきていますから。
現状、HDDは磁気記録方式で、今まで培ってきた技術と工場を使い、大きい物であれば500Gの容量を誇り、1インチのサイズでも 10G近い物が作れそうになっています。
このまま、PDAに入れれば PDAなのかPCなのか解りませんけどね!?
でも、半導体のパターン焼き込み技術も進歩し詳細化されれば、それに2階建て3階建て、4階建ての立体実装とかがあればいずれ、メカ的な機構を持ったものが取って代わられるかもしれません。
壊れませんから、揺らしても 落としても。
消費電力も少なくて。
で、やっぱり何を記録するんですか?となって来るのですね。
TVは今後、オンデマンドを目指しています。見たい番組を見たいときに。
広域の帯域を利用して、見たいときに・・・・となれば 別に個人で記録する必要はなくなって来るんですよね。
あと音楽も。
音楽と動画をHDDから抜いた後に、HDDの空間は今でもそんなに狭くないのではないですか?
勿論、放送する側にとっては大きな記憶メディアが必要になって・・・・あっ 堂々巡りだ。
気に入ったアニメ番組、歌番組を録画した話が出てきますが いつでも見られるなら録画する必要もないし、それに、10人 100人が個別に同じ物を記録するなら、放送局で一つ記録するほうが効率はいいので地球に優しい。
だて、それで満足できるかしら・・・・