窓という考え方

WINDOWというのは、日本語に訳すと言葉どおり窓です。
窓は、外と家の中を繋ぐものという見方もあるし、景色を写すものという側面も持っています。
WINDOWSのOSでいう窓は、どちらかと言うと覗き込むものと言うイメージです。
フォルダーの中身を開く。ファイルの中身を開く。
表計算なんかをしていると体感できますが、大きなワークシートの中を小さな(ディスプレイのサイズ)窓を動かして見ている。
で、その窓がいくつも開いていて、その開いた窓によって映す景色が違う。
コンピューターの画面としては当たり前に使っていますが、事現実世界に移すとかなりシュールな風景です。
いわゆる、中には入れないが「どこでもドア」が沢山開いているようなイメージです。
そのドアの開く場所は、インターネットによって大きく広がり 世界中の遺跡であれ名所であれ開けないところは無いようです。
窓窓なのですが、あくまでも窓で コンピューターのキーボードやマウスを使って 絵だけを取り込むようなイメージです。
これは、PCだけでなくPDAでも同様、最近ではSmartphoneという電話にすら採用され、PHSにもOPERAという窓が装備されたものが出てきました。
窓から見た景色は、どこでも良いのでしょう。
それが、自分自身 つまり自分の所有しているコンピュータの中なのか それともインターネットを介して繋がっている世界なのか、WINDOWS OSの中では大きな区別がされていないように見えます。
コンピューターのセキュリティの世界では、ドアという呼び方が一般的ですが、こちらから見ている窓は相手からこちらを見ているかもしれない窓、ということもあってWINDOWS はセキュリティには大変苦労しそうな状態に入っています。
いわゆる、マジックミラーなガラスをつけた窓にしてみたのですが、こちらの家の電気が付いていたので中のシルエットが写ったとか、窓枠とガラスの隙間が小さな針穴になっていて、その穴から漏れた光がピンホールカメラのように中の様子が写ったという状態なんでしょう。
もっと強固にいえば、窓ですから 赤外線やX線を使えばガラスが透過したような話もあるでしょう。
PDAだけで言えば非常に小さな窓です。
窓から見える風景も、中から外も外から中も非常に小さな世界です(容量が少なかったり、外からの要求にこたえる性能が無かったり)
でも、その窓を少しでも大きくして、もっと外を見たいと言う欲求はとどまるところを知りません。
壁に付いた窓がもう少し大きければ もっと綺麗な景色が見えるかも・・・
と思ってしまいます。
小さくて、ガラスブロックのようなものの嵌った窓(WINDOWS CE)というイメージでしょうか?
もう少しの先には、窓から覗く外の人がいるかもしれませんね。