液晶テレビ

先日から、液晶テレビを物色してました。
過去形なのは、購入したからではなく熱が冷めただけなのでいつ又再燃するかは解りませんが?!
20型を超える液晶テレビを買うことを思うと、如何考えても20が他の液晶ディスプレイの付いたPCを購入するほうが安いことに気がつき(ちなみに、富士通の商品でした) 本体の(PC)の電源を入れなくともテレビが見れる機能もついていますし、HDDレコーダーとしても作動します。
DVD−Rも付いていますので、DVDを作ることも出来ます。
もちろん、PCとしても十二分に動きますから・・・・
どう考えてもお得な買い物と思いつつ、お金が無いから断念してました。
もちろん、今も変わらないのですが・・・
液晶テレビと、プラズマテレビ
この二つは薄型テレビとして、現在の家電品の世界では救世主と呼ばれる集客力のある高額商材です。
数十万円の家電品が、一般家庭用に売れるなんて ここしばらく無かったことで PC、ビデオカメラの10万円台半ばから20万円台後半に比べても 30万円台以上ですから高額な商材です。
高価なものばかりに目が行くと、足元を見失うのが商売の常で と商売論はいいのですが もともと、プラズマの登場以前の壁掛けテレビと言うコンセプトが最近宣伝でも出てこなくなっています。
例えばプラズマテレビ、結構な重量なんです。
マクドナルドや家電店の店先では壁に固定してありますが、なかなか一般家庭ではそうはゆきません。
もともと、テレビというのはブラウン管という表示装置を使ったもので 大雑把に言うと ブラウン管自身が大きな真空管みたいな物です。
本体の中を真空、若しくはガスを注入した物に 電子ビームを飛ばす訳です。
外気との圧力の違いもありますので、ある程度の厚みのガラスが必要です。
ガラスは、珪素と言う鉱物で出来ておりかなり重い物質で 中空であるとはいえ あのサイズの石の塊を持つことを考えれば重量が重いのも納得できるでしょう。
で、構造的にも製法的にも極端に大きな物は作りにくく 30型ぐらいがピークになります。(もっと大きいのも勿論有りますが飛躍的に高くなります)
で、プラズマテレビですが 小型の物が逆に作りにくい構造なのと、どうしても高額になってしまう都合上 大きなサイズしか発売されていません。
勿論、全面は大きなガラスで・・・って、例えば45インチオーバーのガラス板 重くないわけが無い。
ましてや、ガラス板の裏側は高圧な電気が飛び回っている。安全性のためかどうかは知りませんがかなり厚めのガラスが使われています。
はっきり言って一人ではとても持てない重量です。
で、壁なんですが 今は石膏ボードの壁が良く使われます。
土壁でも良いのですが いわゆるグズグズの物です。
昔(人によって 遥かだったり ついこの間だったり) 美術の時間とかに触った石膏。足の骨を折ったことのある人にもお馴染み。
硬い物で削るとぐずぐず崩れます。
水にぬらすと、溶けてしまうものです(もちろん土壁も)
そこに、釘やネジを入れることは出来ないのでアンカーと言われる傘が広がったり 大きなピッチの切られたネジで打ち込むのですが 良くもって(実験室の理想的な環境で)30kgぐらい。
壁に取り付けられているものですから、てこの原理で予想以上の力で斜めに引っ張られます。
それもそのネジが抜ける時には、多くの場合壁の破損(割れるか、ネジの周りの壁が砕ける)で外れます。
もともと60kgもあるものを止める場所ではないのです。
結局、足をつけて地面に置くのですが あの重量の物が倒れたらまず無事では済まないので 大きな足が前後に着いたスタンドが・・・
えーっと、奥行きはともかく あまり効率的な場所の確保は出来ないようです。
液晶もそろそろ30型を超え始めてきたので もう少し頑張って欲しいですね。
そういえば、7月の始めにフラットパネルディスプレイ製造技術展というのが ビッグサイトであるので 見てこようかしら・・・