写真は無いですが・・・

お話があったので、CF−R1の分解の模様を・・・
CF-R1はコンパクトな設計と、ボディに金属を使った特殊な構造のNOTEPCです。
今回の目的は、液晶ユニットの取出しと、ハードディスクの取出しです。
前者は、ユニットの型番を見るため。
後者は、HDDのデーターを抜くためです。
 
1、液晶ユニットの取り外し。
let‘sNOTEの特徴的なデザインに天板の両サイドに付けられたプラスチックのカバー。
実は、この中に無線LANのアンテナが仕込まれています。
全てが金属で囲われてしまうと 無線LANの受信が出来なくなります。
片サイドだけですとデザイン的にバランスが悪いので両サイドかと思ってましたら、アンテナは反対側にもあるのですね ダイバーシティのユニットさえ付ければ・・・・
と寄り道している場合ではない。
両サイドのネジを 各3本づつ外すと、両サイドのプラスチックカバーが取れます。
本当はヒンジを外してからかと思うのですが、時間も無かったので細いドライバーで上下の爪を外し フロントのべぜるを外します。
これで、液晶は浮き上がるのですが、配線を外す必要があります。
配線は、後ろ側の天板の裏に貼り付けてあるインバーターから出ているバックライトに繋がる冷陰極管のコードと液晶のコントロールユニットに刺さる小さなコネクターの二つのみです。
この二つのコネクターを外しますと液晶のユニットを取ることが出来ます。
ただし、コネクター及び電線は、テープで固定されているために無理な力を掛けるといとも簡単に壊れます。
自己責任で、慎重で実力のある方のみ作業してください。
私のように駄目元ってのもありですが・・・・
外れたユニットは、薄型にするためにバックライトユニットユニットと液晶はテープで一体化されており、これは剥離することが出来そうに無いのでそのまま・・・
裏側のコントロール基板に型式が書いてありますので、その型式を読みます。
そのフレキ基板をネジで外すのですが・・・フレキ基板をこんなに閉め込んじゃいけません という力で閉めこんで有ります。
 
2、HDDユニットの取り出し
 
HDDを取るためには本体を二つに割る必要があります。
まず、裏側からキーボードを止めているネジを4本外します。
このうち二本は、メモリーユニットの取り付け蓋の下に眠っています。
その蓋を先に外してからのアクセスになります。
キーボードは、ネジと上下の爪で止められていますので 細いドライバーでストレスを掛けて外します。
そのときに、キーボードから生えているフレキの配線がパームレストの下に潜り込んでいるので 上にスライドさせるようにゆっくり引っ張ります。
そして、勿論コネクターを外します。
私の物は、放熱を考えキーボードの下と、CPUのヒートシンクの間に シリコンの熱伝導物を入れてありますので少し張り付くように外れます。
その後、銅のヒートシンクをネジ二本外してはがします。
これも、シリコン樹脂が挟み込んであるのでゆっくり引き離します。
スピーカーに繋がる白いコネクターを抜き、裏返して フロントパネルの下のネジを左右二本外し、一番手元のパームレスト下のネジを3本外してヒンジ側からゆっくりパームレスト部をあけてゆきます。
粘着質な、衝撃緩衝材があちこちに挟まっていますので注意深く押し割ってください。
最後に、マウスの役目をするパッドのフレキコードを抜きます。
これで、HDDにアクセスすることが出来ます。
HDDは緩衝材に囲まれていて、非常に動かしにくいのですが ゆっくり持ち上げて フレキ基板に付けられた44ピンコネクターとHDDの間に細いドライバーを入れて少しずつ開いてゆきます。
抜けきれるほど緩衝材に押されてスペースが無いので、緩衝材を指で押さえながら隙間を広げてゆきます。
最後までコネクターが外れたところで、ゆっくり緩衝材からコネクターを抜き取ります。
これで、HDDは本体から外れます。
 
あとは、どこの家にもある44pinコネクターをUSBに変換するアダプターを差して 新しいNOTE PCに映します。
多くの場合は(windowsXP)document&settingのディレクトリーに、データーが有りますので そこからのコピーになります。
mydocumentがデーターの殆どだったので コピーを行います。
アプリケーションはトラブルの原因になるので データーのみの移行にとどめました。
そして、又、反対の組立作業。
液晶・天板は今組みつけてもまた、ばらさないと駄目なのでそれ以外は全て組み付けます。
出来たら動作確認をしたいところですが 確認が出来るぐらいならこんな事が必要ないので いってもしょうがありません。
なお、この件に関しては あくまでも自己責任でお願いします。
これを見て、ばらして動かなくなったりしましても 一切の責任は負いかねます。また、正しくないことを書いている場合も有りますので、ご自分で正確な部分は確かめてください。