ゲーム機はマルチCPUにこれからなる・・・

とか言っている記事がありますが、ゲーム機ははるか彼方昔から マルチCPUの多
い機械です。
性能が出ない時代には、音楽、グラフィックとメインCPUは勿論別だったし、二つ
のCPUを?いで処理単位を増やしていた物まであります。
当たり前の技術なんですが、いまや意味合いが違ってきたようです。
PDAも携帯電話もそうですが、携帯ゲーム機においても大きさやサイズが問題にな
ります。
いま、最初のGAME GEARやGAME BOYを持ってみると解りますがこん
なに大きかったんだ・・と。
勿論、今のようにアクセサリーも多くなかったので ケースと言えば発売元が提供す
るビニールの安っぽいケースで 操作部だけ穴が開いているようなもの。
子供が首から掛けると、縮尺的にハンドバック以上の大きさに見えるものでした。
勿論、子供に怒らなくても長時間やっていると腕がしびれてきます。
白黒で、明るいところでは見えにくく 暗いところでは全く見えないというもので
す。
勿論、当時の電話もかなり大きく 携帯ではなく自動車電話といいましたし、PAL
Mは別として(これって 今のpocketPCと同サイズなんです すごい!!)
NEWTONなんかはかなりのサイズでした。
PDAと同じように、画面は極力大きく 持ち時間は長く、画面は明るく、音も綺
麗。そして、何らかのスロットと通信機能が必要。
で、今のゲーム機ですが GAMEBOY ADVにしてもかなり小型に成っていま
す。
すこし、大きいですが女性のコンパクトぐらい・・
携帯は、SONYの奴ではないですがかなり小型になりました。
しかし、ゲーム機は次世代の携帯ゲーム機を見てもあまり小さくなりません。
どころか、大きくなっているようで 画面の大きさを選ぶようです。
PDAも同様に、大きな画面と言いたいのですが、基本がポケットサイズという 胸
のポケット基準ですから(って、E800にしても、NX80Vにしても苦しいと思うんです
が)そんなに大きく出来ない。
どうも、傾向的には小さな物が売れるので 何とか小さくというところでしょう。
液晶の視認性をアップして何とか小さくしようとするのがPDAの方向のように見えま
す。
同じようにゲーム機も 子供の遊ぶ時間 5時間ぐらいが最低ライン。出来れば10時
間オーバーが要求されるのがゲーム機で PDAのほうが緩やかかもしれません。
専用機とそうでないものの差がここにも出て、する仕事が決まっているからそれしか
出来ない最低限のもので構成することの出来るゲーム機は電池の消耗問題に関しては
楽なんでしょう。
勿論、その代わり価格の問題に関しては恐ろしくシビアに成るのですが。
でも、高速とか3Dとかいうお題目 PDAで言うところのマルチメディアと同じで 幅
の広い帯域のメモリーをアクセスして動かす物に関しては随分苦しい台所事情になっ
てきます。
例えば、音楽。
ゲーム中に、ボリュームを目一杯絞ったら音楽は聞こえなくなりますが、音楽を再生
していない訳ではないのです。
つまり、デジタルな信号を音楽に変換する作業は 引き続き行われています。
もし、その作業をCPUが外注(別のチップ)に出しているのであれば 別のチップの
電気を消してしまえばいいわけです。
そうすれば、言葉どおり音楽がなくなります。
理想で言えば、音楽のデータを読み込むことさえ止めてしまえばもっとです。
ゲーム機の用に専門性の高い機器の場合、当たり前の技術で、演算装置も3D演算専
用(つまり平面のゲームの時には電気が入らない)とか言うふうに分けて考えると 
消費電力の面ではかなり助かります。
だから、マルチに成らざる得ないのですが・・・
PDAは、どうでしょう?
何でも出来る、が売りで進歩してきました。
技術の進歩で、本当に何でも出来るようになってきましたが そうではなく こんな
事がしたいと用途をしぼって上げればもっといい物が出てきそうなんですが・・・・
駄目ですよね、機能が豊富な物しか買いたくないですよね。
逆に言えば、限定機能なものが出てこないと言うことは、未だ発展する余地があると
いうことかも・・・・