喧嘩するのは仲の良い証拠?

MSがアメリカでHDDプレーヤーの予約をAmazonで始めました。
予定価格は$499.
時を同じくしてというか、SONYも2機種目のHDDマルチメディアプレーヤーを販売し初めています。
個人的には、非常に欲しい機器で 最初の型を中古でボーナスで当てこんで狙ってたのですが 測らずもがなノートパソコンに泣く泣く変わってしまっています。
夢が先に行っちゃいました。
極めて、気の短い私は 再エンコードの時間が待てずに そのまま転送して再生できるものを望むのですが 多くはシリコンメモリーの再生をするために MPEG4での圧縮を中心に出てきています。
私の欲しいのは MPEG2でHDD再生できて4時間ぐらい電池で使えるプレーヤーが。
で、このアイデアなんですが 昔からあって試作とかサンプル展示では数年前から展示会に何度も出てきています。
しかし、物にならなかったのは 消費電力の少ないMPEGエンコードチップが無かったから。今年の展示会では恐ろしいほどの種類のものが発生していました。
幾種類かのプレーヤーがあるのですが 大きく3社のチップで占められているのが台湾等のメーカー。
良く考えると出来ないはずは無いのです、2.9万円ぐらいでディスプレイ付きDVDプレーヤーが買えるのですからあっても良さそうなものなんですが やはり、HDDを積むといろんなフォーマットが再生できるものを顧客が求めてしまいますから。
20GのHDDで8MのレートのMPEG2が5時間程度。これじゃあ と違う圧縮方式を探しに・・・・ 20Gなら1.8incのHDDが使えるけど それ以上だと2.5incで大きくなってしまいますから・・・設計の人も苦労が多い。
勿論、容量が大きいと価格にも跳ね返ってしまいます。
なかなか、難が多いところで ソニーとMSは自社独立規格(SONYはQT基準でMPEGを使ってるんですよね MSはウインドウズメディア)で成立させてしまおうと力強いアプローチをしてきます。
勿論、今後 CPUのパワーに物を言わせて MPEGではなく独自規格に圧縮記録をさせるのでしょうけど・・・
まあ、動画プレーヤーの話はさておき MSとSONYの戦略が近似している状況であると思うのですが。
パソコンの世界でも、VAIOはマルチメディアセンターという 独自規格での統合規格を推し進め、HDDレコーダーやCLIEとの連携も含めて一つのグループとして(囲い込みとも言う)販売しています。
MSは WINDOWS MEDIA PLAYERを中心として PPCへの連携や、OSにも Windows XP Media Center Editionというものまで新設して統合環境を作っています。
他には、ゲーム機のネットワーク化 XBOX LIVE と Playstationonline、windowsXPタブレットPCに対して VAIO Uという風に目指す先が余りにもよく似ていて、お互いがお互いの技術を使わずに独自路線を進んでいます。
現在も、一部技術でお互いの間に抗争がありますが 最近は一応「お互いの間で 競争するものもありますし、協力するものもあります」てなことを(いつもうろ覚えなのでこんな程度のことを言っていたと思います)行っていますが、進むべき道が同じ方向ならどうにかすれば良いのにと思うんですけど。
マイクロソフトには、豊富な資金があり失敗してもそれだけのことなのですが、現在のSONYにとっては失敗すればかなりの痛手になるのでは・・・という気がします。
主流派には乗らない天邪鬼なので、おそらく流行に乗るSONY製品を買うことが少ないのですが(ただ、高いから買えないとも言う) 世界に誇れるメーカーだとは思っているんですが・・・