PDAの価値観

「電子手帳です」
PDAを持っている方で、この言葉を使ったことのある人。
いや、無い人を探したほうが早いかもしれません。
PDAのルーツは何であるか、世界中ではなんだかわかりませんが 私の中ではPalm Pilotであり、日本にいる人の多くが 意識しているか、していないかの問題はありますが シャープの電子手帳ではないでしょうか?
私は、残念ながら電子手帳経験がありません。
ただ、多くの在庫を抱えていて、どなたかDB−Zの業務用いりませんか? メモリーカードもつけるしモデムもつけるから、とあちこちで言っていたりもしています。もちろん、いまでも・・・
Palm
の用途ですが、やはり手帳の代用という用途がほとんどです。
当初は、日本語化の方法など無く、予定もローマ字入力 ローマ字表記。
ただ、古くからコンピューターに遊ばれていた私は、ローマ字表記された日本語をそのまま無意識に日本語読みしていたので、大学時代の和英辞書は ローマ字(日本語)→英語辞書だったので 英英辞書と勘違いされ成績が良いものと勘違いされていました(事実は今もしゃべれませんし、僅か1年の授業を4年間 最後に2度の試験補習を受けてお情けで通してもらいました)
お蔭様で、メモや予定表の用途には困らなかったのですが、TODOすることが無かったり、住所録は漢字がわからないと使い物に成らなかった事もあり、今に至っても使えません。
PalmBasicやPalmWareを時々流れてくる海外のCDから拾い遊んでいるだけでした(simtelとかいうフリーウエアーを集めたCDを昔は売ってたりしました。その中に一部palmもあったので)
で、今は通信環境を総てPHSに移し、PDAの用途は手帳用途に限定されてきています。
よく流行っているような動画、メールの送受信、インターネットの閲覧は 前に使っていたNX−80Vでやりましたが、PCが常にあるという私の環境ではPHS程度の閲覧性で満足してしまいPDAでの存在価値がなくなってしまっています。
動画とか音楽に関しては、実は携帯動画プレーヤーを狙っています。
毎日、鞄の中には外付けHDDが入っています。
バッテリーと液晶の重量の追加だけで、音楽・動画を再生できるなら 再生時間と同等の時間をかけて動画を再圧縮かける手間が省けるなら私は御の字で移行しようと思っているので その用途はPDAに求めていません(もっとも、お金が無くて買えないんですけどね)
もちろん、多くの人はちょっと買い物に行ったり 子供の運動会に行くのにノートPCを持ってゆくわけではないので一般論からは大きく外れるわけですが、主観的に見て、私のPDAは電子手帳です。紛れも無い。
ROMで立ち上がる機器のメリットは障害に強く、というのがwindowsCEが出たころのコンセプト。
Windowsによる簡単なユーザーインターフェース、ROM起動による安定動作、書き換えのできないシステム部分の安全性 等々いろいろありました。
その後、組み込み聞き向けの用途が、立ち消えるように消えて行き WindowsCEはPPCを初めとするPDAようOSと成っていますが 当初のコンセプトは変わっていないと思います。
そこすら変えてしまうアプリケーション(たとえば、英語版の日本語化等)であればともかく、購入した状態で予定を入れる分には安定した動作を提供してくれています(多分・・・・)
つまり、最悪データはともかく リセットすれば最初の状態まで帰ってくれる安心感。
データも多くの場合保護されているようですし。
そこにあると思います。
たまに、趣味の小物として たとえばカメラ付が欲しいとか、動画再生機能が・・・とかありますが多くは趣味の部分。
楽しければよいので、次々買っては経済を破綻させてゆくのですが それは大変楽しい大人の遊びかと。
家に帰って、リセットして データーを戻せば そうoutlookだったりpalm desktopだったりから戻せれば、何と無く満足できてしまいます。
PCの再構築には、約3時間程度の時間がかかります(マイクソフトのUPDATEが信じられない量がありますから)、僅か 数分で元に戻れるPDAはやはりおもちゃとしての価値は高いと思うのですが・・・
もちろん、基幹の部分をいじって 数時間の復旧時間を掛ける楽しみ方もあるのでしょうが。