大悪と小悪

2000年の始まりを待って、バイクのエンジンから2stと呼ばれる2ストロークエンジンが新たに生産されなくなりました。少なくとも日本のメーカーでは。
その事自身はじだいのながれでしょうがないのですが、車のエンジンとしてはすでになくなってしまっていますから。尤も、2stエンジンがいいと古いジムニーにプレミアがついたりしているのですが。
全然コンピューターとは関係の無い話ですが、お陰様だかどうかビッグスクーターとかのブームが出ているようです。
バイクの免許にAT免許が出来るのではと言われているぐらいですから。
そもそも、2stは効率は良くないですが 一度ピストンが今後右記を圧縮するたびに一回ずつ混合気を燃焼させています。多くのロスの問題がありますが 同じサイズのエンジンであれば 2stのほうが4stより馬力が出しやすいわけです。
勿論、それにも限度があり ある一定以上になると 配管の複雑さや圧縮比の低さ、スワールの問題や燃焼室の形状の悪さ、何よりエンジンオイルをガソリンに混ぜて順渇しているので混合気自身が燃えにくく、高温のオイルの潤滑の劣化等 避けがたい問題鹿発生してしまいます。
また、4stにはターボやスーパーチャージャーと言われる加給機との相性がよく理論的には(ここはCPUと同じ、強度や熱を制御できると言うのであれば)何処までもパワーを上げていってくれます。
じゃあ、小さいエンジンは2stで大きいエンジンは4stという住み分けがされていたのですが、ここに環境問題が加わり話がややこしくなる。
触媒と呼ばれる一般的には瀬戸物の塊の中に燃え残りの排気ガスを通すと 触媒効果で燃え残りのガソリンを燃焼させ NOxを低減するわけなのですが、ディーゼル車と同じで じゃあと2stやディーゼルのエンジンに触媒をつけると、ディーゼルでは煤が、2stではオイルの燃え残り、やはり煤かが触媒に目詰まりして効果を無くしてしまうからです。
とはいえ、今は知りませんが私が乗っていた時代のバイクには触媒なんて高級な装備は付いていませんでした。いまも、高熱を発するそうちをエンジン剥き出しのバイクにつけるとは思いにくいのですが・・・
じゃあ、触媒が無いとどうだとなるのですが、本来今後浮野コントロールをしやすい4stがいいはずなのですが、排気ガスにエンジンオイルが混ざっている2stはその霧状になったオイルが多くのNOxを付着させるので同じ条件であれば綺麗な排気になるという話を聞いた事があります。本当だとすれば、まあ、空気中に排出されるNOxが悪いか地面に撒き散らされるNOx入りのエンジンオイルが悪いかの問題はあります。
また、そのオイルの霧は喘息を併発させるという話もありますが。
個人的には、今まで乗ってきたバイクの多くが2stでその乗り味は個人的には合っているのですが それと頃とは別問題。
まあ、汚らしい煙を吐く事が決して良い事だと言うつもりは有りませんが それが故に人サイズ大きなバイクにシフトしてゆく事は、とても環境のために優しい行為だとは思えないのですが・・
250ccぐらいのバイクであれば、金属触媒が安くなれば乗ってくるかもしれませんが、50ccにつけたら排気効率の低下が馬力を引き下げ 大変な事になるような。
部品点数が多く、上記の問題を含んでいる4stバイクだけの世の中になることが 速度ばかりを物差しにして その上で省電力を歌うCPUよりも 別にそんなにCPUを使わなくても低い速度で十分な作業に使うべきCPUのラインナップも広げてくれればと思うのですが。
私が使うグラフィックソフトに、Corel Drawと言うものが有ります。簡単に言うとAdobeのIllustlatorに相当するものです。日本ではさほど有名ではありませんが、北米では今走りませんがadobeよりもシェアをもっていたと思います。
その、戦略には旧バージョンのサポートを続ける事にあります。(と勝手に思っています)
例えば、今は12が最新だったと思います。そして、その2〜5バージョンぐらいまで前のものも併売されています。これは、ショップに在庫が残っていると言う事ではなく ちゃんとメーカーから商品として販売されているのです。そして、その価格なのですが、旧バージョンになればなるほど安い価格設定が成されており 現在販売されている最も古いバージョンであれば$100以下で購入できるようになっていました。
勿論、新しいのを買える人は良いのですが変えない人は古いバージョンから始められるようになっています。そして、勿論トータールで考えれば高価になりますがバージョンアップも用意されています。
ただ、古いバージョンは新しいバージョンに比べて機能が少ない分CPUやメモリーに対して優しいのです。
同様に、必要な機能だけに絞ったソフトがそのまま売り続けられるのであれば多少スペックが低くても良いかな?と。
現在の最も高速なCPUのマシーンの要求する電源は400W以上だそうですが、Pen2の頃は250Wぐらい。それ以前だと150Wぐらいでも平気で動いていました。そんなCPUの省電力よりも・・・って気がしなくも無いのですが・・・