接触型入力デバイス

今回の任天堂DSには、タッチパネルが付いているとの事 なかなか面白い発想ではないかと。
過去に、と言ってももう7年ぐらい前ですがCOMDEXの近辺でやっているADULDEX(コムデックスにあわせて行われるアダルトな展示会。法令の改正でネバダ州ではあまり過激な表現が禁止されたので 骨抜きになってしまって下火になっています)で画面の前に付ける入力デバイスを展示しており、今になっても買わなかったことを後悔しているのですが ゲーム自身はたいしたこと無かったのですが、画面に出てくる裸のお姉ちゃんの体を触るだけのゲームで、その位置確認にそのデバイスを利用していました。
画面の前で嫌らしそうに手を動かす男の説明員・・・・、まあ、その話はともかくとして画面の前で手を振りポイントを指定するデバイスとしては目指す方向はともかく面白いのではないかと思ったものですが。
で、任天堂の小型ゲーム機なのですが、まあ、今までの経緯からもアダルティックなものは出てこないと思うのですが、それっぽいゲームで頭を撫でたりぐらいのことは液晶に向かってふりふりするかもと妙な期待を持っています。
液晶にタッチパネルを付ける手法はかなり昔からあり、携帯電話も今回NECが出してきた電話が初めてではなく、過去にもJ−PHONEからそういったものは出ていました。
携帯電話の前面が液晶で、ボタンは総て液晶画面に表示されると言うものでした 確か。
簡易なPDAのような使い方が出来、手書きのメールが送れたような気がしたのですがどうだったんだろう? と言うよりもその当時同じ電話を持っていないと受けられなかったりして使わなかったような気がします。
この電話を今の技術で復活させてくれないかなと思ったりすることしきりなのですが、実際は電話としては多少の問題があったようで、意識しないとどのボタンを押しているかの触感が無く キーを見ないで押すことが出来なかったり、何より 複数のキーの同時認識をしないということに問題がありました。
で、考えてみるとPDAのタッチパネルも多くの場合、複数ポイントの同時入力はサポートされていないのですよね(きっと) 画面上に現れるソフトウエアーキーボードもシフトキーは一度押すとshift lockがかかって次のキーを押すと外れるような構造になっていたような。
意外と、複数キーの同時押しって 実際のオペレーションでも良くあり と言っても、上ボタンを押しながらリセットスイッチを押すと言うことではないですよ。趣味のように良くやられている方も多いと伝え聞きますが。なかなか電源スイッチ以外はキーの無いPDAと言うのも出てきません。入力デバイスとして直感的で判りやすいという利点はあるのですが昨今のように、液晶の解像度が異常なまでに高まると画面のポイントとタッチパネルの精度がぜんぜん合わなく成って行く事も有ります。2.2インチ640x480なんていうのがある位ですから。タッチパネルの解像度が低くても良いかな?と思ったりするわけですが実際に手書き入力で字を書いたとき、タッチパネル上に絵を描いたときなどに液晶の解像度を生かせる絵がかけないだけではなく、点と点の間が補完されたり太ったりで低解像度のものに比べて悪い結果に終わったりするみたいです。
補完技術や感圧技術でごまかしてみたりするデバイスも有るようですが、あまりリニアなイメージではないようです。
また、頑張って高精度なタッチパネルをつけても、今のスタイラスでは先端が太すぎて 紙に太書きのマジックで字を書くような結果になってしまいます。じゃあスタイラスを細くしてゆくと今度は先端の強度が足りなくなり強度を高めると硬度が上がりそんなもので擦るもんだからタッチパネルの表面が荒れるのでタッチパネルの強度を上げる為に上にコーティングして、そのコーティングの撓みで精度が下がって・・・・と堂々巡りになるような。少なくともスタイラスのコストは上がるでしょうね。
現実に、PPCもPalmも付いているボタンの形状や性能をことさらうるさく言う傾向にあります。もう一歩なにか入力デバイスに飛びぬけた何かが出ないですかね・・・