ほら吹き男爵の考える 色、色々

デジタルカメラを昨日はいじっていて、少し疑問。
一般的な画素子数は、200万画素であれば約200万個の点があるわけで、ディスプレイの解像度で言うと1600x1200相当だから19インチのディスプレイでフルに表示される程度でしょうか?
でも、光には3原色があり各色毎にRGBと3つ読めば200万画素x3となるのか、200万画素÷3と成るのか・・・
白黒の場合、一点あたり一画素ですが カラーになると1点あたり3画素の光の校正で出来ています。カラープリンターも同じように3点〜7点ぐらいで一つの色を表現しています(プリンターは同じところに重ねるということが物理的に出来ますが)。
どちらにせよ、周りを見回してもそんな事を表現しているところが無いのが不思議で・・
例えば、200万画素÷3だった場合。3CCDのカメラは 200万画素CCDを使っていた場合 RGB各色に対して200万画素ずつのCCDを用意するわけですから 解像度の面から言って三倍の解像度を持つわけです。そうした場合画面は非常に詳細になるので3CCD のカメラはすごいとなるはずなのですが・・・・
逆のパターンで 200万画素×3だった場合。当然 CCDの一点あたりの面積が3倍以上になるので一気に明るい、つまりダイナミックレンジの高い色鮮やかなカメラになるでしょう。同じ性能であれば、面積が広ければ広いほど受け入れる光の量は物理の法則的に大きくなりますので結果的にレンズの口径を3倍にしただけの効果があるでしょう。
勿論、一画面の読み込みも高速に処理できますから補正関係でもぐんと強いカメラが出来上がるのでしょう。
あっ、もう一つのパターン
一つのCCDが3回データを各色毎に読み取れば 若しくは一度の読み取りでフルカラーで読み取るのであれば200万画素そのまま読み取れるのです。
と、言うことはCCD一ドットあたりに全ての色を読み取る機能がある訳ですから 3CCDにしてもメリットは出にくいかも・・・いや、例えフルカラーで読み取れるCCDが出来たとしても 各色毎にチューニングされたCCDより色の再現性はいい筈だ。故にダイナミックレンジの高い画像が出来るはずである。
どういっても、3CCDのカメラのほうが優秀であると言うことがわかるのですが。
ところが、外から入ってきた光を3枚のCCDが受光するために分ける技術が必要です。
簡単にはプリズムを通して光を分けると虹が出来るように 光を分けてCCDで受光する方法らしいのですが 今は色を各色に分けて反射する鏡があるそうで該当する色だけ反射して、それ以外の色は透過するという信じられない構造になっているようで、いわゆる、色を限定したマジックミラーのようになっているようです。2種類の鏡があれば3色に分けることが出来ます。
しかし、一番多い色(恐らく波長の最も長い色)で2回の鏡の反射の末 CCDに光が当たります。一番少ないものでも鏡に当たって反射しない、つまり 透過するという工程を通過しています。
ここでの減衰は、0ではありません。もしかしたら3CCDの為に3つに分けるために暗くなっているかもしれない・・・・
うーん、それでも3CCDが良いのだろうか???
プリンタもいまは色素の入ったインクを紙に吹き付けているのですが、例えば蝶々の羽。
綺麗な色ですよね。見る方向によって色が変わり なにか幻想的で自然界の中ではこれ以上艶やかな色は無いのではないかと思われるほど鮮やかな色です。
過去に、何人もの錬金術師が この色の再現に取り組みました。
しかし、蝶々の羽の同じ色の部分を集めてすりつぶすと判るのですが全部グレーになります。
どの色を混ぜても、どうやっても色素が取れないのです。同じ色の塊なんです。
トヨタでしたか日産でしたかもこの色をそういえば研究してまして・・・・出てますかね?あの色。
この色の正体は「構造色」と言うらしくて、光の波長より小さな穴によって発生したり って、ありますよね見えないぐらい小さな穴の開いたものが虹色に光って見えたりすることで発生したりするやつと同じなのかな?
じゃあ、微細なでこぼこや、穴の在る無しで色が再現できるなら インクも一色で済むし構造が固定されているのであれば 永久に消えない電子ペーパーみたいなものも可能になるような気がしますよね。
そうすると頭に戻って、一ドット当たり1色ではなくフルカラーで表現できるようなものが出来るような・・・ あっ、プリンタの解像度もどうなんでしょうね、最適印刷解像度は200〜300dpiぐらいと教えられたのですがね プリンタ自身は2880dpiとかカタログに書いてあるのに。
そのうちインクは一色で、フルカラーのプリンターが出て来ますかね?
あっ、インクと呼んでいいのかな?