GPSの有効的な活用

AUでは、多くの携帯電話にGPSが搭載されています。
高機能機種に人気の集まる日本では、多くの人がGPS付き携帯電話を持っているということなのでしょうが あまり役に立っている話を聞くことがありません。
時折、「EZ Navi Walk」といったアプリケーションでお店を探すぐらい。
もちろん、「相手からこちらの位置を知られる」なんていうのはプライバシーに関することですから困ってしまうかもしれませんが・・・
以前、会社で携帯電話を全てAUに切り替えたときに、他意はなかったのですが 台数が多かったので無償でどの機種でもに近く選べたので少しでも良い機械として選んだのが裏目に出て 持たされた人たちが監視されているという猜疑心を持ち出して その人たちがうわさをぐるぐる回して大変でした。
もちろん、監視する側も暇じゃないので そんなことをしている訳が無いのですがどうも感覚的に理解できないようです。
もちろん、ココセコムEZのように地図上に現在地を外からポイントするサービスもありますが一日の行動を監視するほど問い合わせをするぐらいなら、日報を見ていった先に電話を掛けて確認するほうが早いって事を判っていないようです。コスト的にもです。
まあ、他の人からはともかく携帯電話を持っている人の利点としては やはりNAVIのような機能が便利なようです。
しかし、毎日NAVIが必要な人も少なく 今のところ地図に渋滞情報を重ね合わせるわけでもないので 月々300円ほどを払い続ける価値のある人 価値の無い人 仕事や行動によって変わってくるでしょう。
この間、EZアプリで ラーメンレーダーというのを手に入れました。
手に入れたという表現は、AUでは「がちゃがちゃ2」というキャンペーンをやっていて EZ-WEBのトップページから、「がちゃがちゃ」という懸賞ページに入って、そこでスロットマシンのような仕組みのゲームで、色々なアプリケーションや画像が無償で手に入るというキャンペーンでした。
5回トライできて、いくつかのアプリケーションやコンテンツの中の一つなのですが、現在は利用期間が過ぎて使えなくなっています。
このアプリは、ラーメン店がコンテンツ上に登録されていて そのアプリケーションを起動するとGPSで自分の位置を測定し、最も近いラーメン店を表示してくれるものです。
また、モードによっては 航空機のレーダーのように自分を中心の図に、縮尺を表示して ラーメン店をポイントで表示してその範囲にどれだけのラーメン店があるかと方向、距離を表示してくれます。
現実問題、それを利用してラーメンを食べに行ったことはないのですが(残念ながら職場の近辺は田舎ですので、ラーメンどころか全ての飲食店をキロ単位の範囲で全て知っているからです)これはこれで面白いコンテンツかと思いました。
例えば、タウンページのようなコンテンツをNTTは持っていますからそれをもう一歩進めて 登録しているユーザーの位置情報も追加するとか。
固定電話は、電話の利用権を廃止することで逆に自由になり この後IP電話や携帯を含む通信に変わってゆくでしょう。そのときにNTTの登録する電話番号だけを媒体とした広告メディア タウンページというのはどんどん広告主が減少してゆくでしょう。
インターネット上に出て・・・・というのは一見時流に乗っているようですが実際問題それならば他の比較するメディアにかなわないでしょう。
例えば、googleやYahooをはじめとする検索エンジンに。
もちろん、リクルートなんかの提供する広告情報誌にもかなわないでしょう。
旧態依然と、職種なんかで区分していては 探すのにすら困ってしまいます。
ですが、こと携帯電話となると話が変わってきます。
キーワード等を入力するのは、若い人ならともかくそこそこの年の人にはつらい作業ですからできるだけ入力する項目を減らして探したいと思っています。
ですから職種からカテゴリーを絞り込んでゆくような検索が携帯用のコンテンツでは好まれます。
タウンページの分類はそれに近いものかと思います。
まさか、タウンページがAUに向くとは思えないのですけどね。
あれだけのキャパシティを持つデーターベースは現在でもトップクラス。掲載数も馬鹿にできない数です。
下手な検索サイトよりヒット率の高いメディアです。
ラーメンレーダーならぬ、探している店舗レーダーみたいなものを装備し自らの現在地からの距離や方向を示してくれれば、カーナビの近郊情報なんかよりずっと役に立つと思うんですけど。
データーは、住所が登録されていますから 機械的に東経と北緯に変換してって 簡単にできると思うんですけどね?
減ってゆくユーザーを確保するために、テレビで宣伝打つぐらいなら安い金額だと思うんですが。
海外では、YellowPageとして多くの国でお金を出して購入するべきものが、日本では広告収入で無償で手に入るのです。これを生かしてほしいですね。