シャー専用

噂ですけど、3倍速いという事を見てみたいという事で試してみました。
本体の見分け方は非常に簡単で、本体が真っ赤に塗られているという事で、それが速さの証明みたいなものだと思われています。
しかし、戦闘において他者と違う目立つ色でぬるなんて普通は自殺行為なんですけどね。ましてや相手に赤いことが有名になってしまうと 普通は倒して名前を上げたい人たちがたくさん出て しなくてもいい戦いを強要されると思うのですが・・・
まあ、実際の問題はともかく速度は魅力ですので試してみました。
本体は、本当に赤色で、他のカードよりも少し分厚い感じがします。
他社のカードはスロットこそType2ですが実際のカードは厚みが薄く 物によってはType1のものもあるぐらいですから。
このカードに関しては、完全に前から後ろまでType2の厚みです。まあ、重厚間の表現というところでしょうか?
アンテナは、DDI-PというよりDOCOMOのタイプに近いもの。表面は少しソフトな感じになっています。ただ、本当にこの長さのアンテナで良いのか?といった疑問がありますが 同梱されている外付けアンテナがあり これを併用することも前提であればコンパクトな事は好感が持てると評価すべきでしょうか?
外付けアンテナも、NOTE PCで利用することを前提に考えられており 液晶面に止めつけるクリップのようなものが付属しており アンテナの場所にも困らなくなっています。
ただ、外付けアンテナのコネクターのカバーが細いピンのようなもので空けるタイプになっており開け閉めが結構手間がかかります。ここは出来たら何かの改良が望まれるところでしょう。
アンテナに関しては、カードに付いているアンテナもねじで外すことが出来るようになっているようで何か折れるようなトラブルがあったときにもメーカー修理になるとは思いますが交換はしてもらえるのでしょう。
もちろん、PCMCIA用のアダプターも、赤いものが付属しております。この辺のカラーコーディネートはさすがかと。
正直、今までは気にもしていませんでした。というのは、その消費電力。
具体的な数字は、実際の通信時のデータを比較するまでわからないのですが(機器もないので出来ませんが)単純に、PHSと携帯電話の通話・待ち受け時間の比較からいえばとてもPDAに利用できる消費電力とは思えません。
携帯電話の電池は、小型化したとはいえPDAの半分程度のサイズ。それで通信だけで約2時間しか持たない。もちろんコンパクトフラッシュもその仕様に規格がありそれを超える消費電力を認めるわけではありませんが、本来日本にしかないCFの通信カード(GSMのものも存在しますが一般的な使い方では出てきません。もちろんPDAに繋いで使うようなものではないようです)を想定されているとも思いませんので、消費電力の高い状態で常用されることを考えられているかというと、消費電力の高いカードを入れたりすると電池はもちろんカードを抜いたときに たいした電源を積んでいないのにかなりあったかくなったりしていますから そこはそれなりに怖いので使っていませんでした。
今回の、Air-H PROも(古い表記です)そういう意味では倍近い消費電力になっているはずなんですけど大丈夫なんですかね?
まあ、NOTEでPCMCIAのカードスロットに挿す分には(PCMCIA Type2のほうが規格上大きな電圧を利用できるようになっています)問題ないでしょうと。
さて、入れてみました。
昨日の飲み屋さんはビルの3F結構囲まれた場所にありますが、Air-Hは受信できます。
ボーダフォンのアンテナは全部立つようですが、このカードのアンテナだけですとアンテナは1本しか立ちません。
まあ、それでもということで接続しました。
接続は、ダイアルアップ接続とISDN接続の差のように かなり高速に接続が終了します。
ただ、カードの電源を入れるのに 付属のアプリケーションからの接続で6秒ほどかかりますのでトータルの時間で考えれば同じようなものでしょう。
繋がった後は、何もしなければパケットですので一切カウンターは進みません。大体接続だけで60k程使用するようです。もちろん、これも金額のうちです。
IEを立ち上げインターネットのブラウジングをすると、少し癖のある開き方を。
HPへ繋がる速度なんかが引っかかるようなイメージですが 表示が始まると画像が瞬間的に表示されるようなイメージ。
これはあくまでも、PHSとの比較でさすがにADSLとかとは比べるべくもありません。
最初の画面の出始めは、@Free-Dより少し遅いぐらいです。
実際の速度を示しているわけではありませんが、スピード測定サイトでは240kぐらいの速度が出ています。
言葉通り、128kのPHSと比べてもおそらく3倍の速度といって良いでしょう。
ただ、データ圧縮ソフトが提供されていないので 体感速度はどちらがといわれると自信がありません。
それでも、感覚的にはそれを上回る速度で画像が表示されるように感じます。
新圧縮ツールの マグネットコーティングのような効果が期待されるところです。
おそらく、WINのカードを利用すればもう少し速いのでしょうが実際問題はここまで来るとモバイルでは十分な速さであると思います。
ただ、ソフトウエアーVPNも利用しているのですが、これもかなり体感的に遅く感じます。
実際にその上で動くアプリケーションを使ってみた感じでは、@Free-Dと同等の程度にしか感じられません。
実際問題Air-Hでも同様の症状が起きますので、細かいパケットがたくさん飛ぶような用途にはパケット通信自身があまり強くないのかもしれません。
トータルで考えれば、2年間の使用期限付き割引で月に7千円台で244Mまでの通信が出来るとすれば 週一ぐらいの出張に使う用途では十分快適でどこででも使えることを考えればお勧めできるような気がするのですが。
あかい、いかしたカードは ボーダフォンVC701siでした。