フィッシング詐欺

今日は、とりあえず皆さんに伝えるのが先で、詳しいことを書く時間が無かったのですが、上記のUFJからのメールは、巷に(既にTVでも放送されていると思いますが)フィッシング詐欺です。
何かというと、この詐欺に引っかかった人は 今回の件ではUFJの顧客情報の更新と言うことなのですが 「顧客情報の登録方法が変わりましたので、改めて登録してください。登録なき場合には一時的に口座が使えなくなります」みたいなことを書いてメールを送ります。
あいてが、そのメールを受け取って、UFJのアドレスをクリックするとHTMLメールですので クリックしたアドレスと とんだ先のアドレスを変えることも出来ますので 自分の(恐らく、適当に乗っ取った人のサーバー)サーバーにジャンプします。
ジャンプした先は、見た目は全くUFJと同じ作りのサイトになっていて 登録画面に進みます。
今回の場合、画面上のUFJのマークやデザインは、UFJのサイトのものをそのままリンクして使っていますのでその画像は本物でした。本物そっくりと言う表現は正しくありませんが 偽物のサイトです。
で、名前、住所、電話番号やクレジットカードの番号、パスワードの再入力を促します。
古いパスワードを入れて、新しいパスワードを入れさせるような誘導で作業させるわけです。
そうすれば、あとはUFJのサイトのインターネットバンキングにログオンし、口座のお金をどこかの口座に振り込ませるわけです。
こういった犯罪に引っかかった場合、多くの場合はお金は返ってきません。
勿論犯人が捕まれば帰ってくる可能性が僅かでも出るのですが、そうでなければ保険も何も利きませんから大きな衝撃を受けることに成ります。
本当に怖いのは、クレジットカードを使われることではなく キャッシュカードを使われることなのです。
クレジットカードは、多くの場合スキミングに会おうが 今回のようにフィッシングにあおうが使われたお金は保険で返ってきます。しかし、一切かえって来ないのがこのパターン。
今回は、私も少し遅れて ほってあったので皆さんへの告知が遅れましたが 恐らく多くのニュースサイトよりは早かったでしょう。何故なら、ただ いつものように確証を取らずに書きなぐるスタイルだったからです。
こういったことは少しでも早く告知すると、少しでも多くの人が助かるから良いのではないかと・・・・
勿論、大した不人気サイトですから大した方も来られないとは思っていましたが、TKBLOGの方でもご紹介いただきましたので、少なからずの方が見られて注意されたのではないかと思います。
この犯罪は、不特定多数に対して行い、その上証拠が残りにくく 国際的なネットワーク網を使っているので追跡や逮捕も簡単には行えません。ましてや、国交の無い国などに拠点が置かれていたりするとそこから先の追跡は一切不可能になってしまいます。勿論、逮捕も国際法にのっとった形になったり 賠償責任が発生しない国の犯罪だったりすると捕まったところで 捕まった人が死刑になりましたというような連絡があって、それで終わり。
ただ、後味の悪さだけが残るようなことも十二分にあります。
故に、こういったものから自分を守れるのは自分だけなので 十分注意しましょう。