序章の続き

せっかく人に自慢できるペンションに住んでいるのに、人に自慢できないのが不満な方もいます。
また、ペンションから出かけたときにもペンションの姿が眺めたいという人もいます。
自慢するだけなら、共有スペースに写真の一枚もおかせてもらえば良いのですが、自分のペンションを外から見たいと言うことになれば話が違ってきます。
外から自分は見る事が出来るけど、人からはできないとなると結構難しくなります。
勿論、自分の家にガードマンを立てる覚悟があれば前述の通り可能ですが、そのガードマンの立て方が問題です。
例えば、毎週のようにやってくるWindowsの修正等。
勿論、色々な部分で修正があるのですが最も多いのは、やはり鍵の部分。セキュリティに対する変更です。
これは、何らかの問題が見つかった時に起きる変更です。
例えば、風呂場のシャッターが空けたままだと、そこから小さいドライバーでネジを外すことによってシャッターのガラスが取れて侵入される恐れがあるとかです。
この問題は、実際泥棒の手口として使われるもので、開けっ放しにしていると士乳することが出来るタイプの窓も沢山あるそうです。
これも、何らかの形で気がついての修正ですから、どこかで泥棒が入って初めて解ることが多く、つまり修正が出たときには被害のあったことのある人が存在している可能性がありその被害者が自分かもしれません。
それに、一週間も旅行をしていて、気がついたら致命的な問題があって対応していなくて 帰ってみたら荒れたペンションがあるだけどいうこともある訳です。
それも、インターネットの速度はかなり速いので、一週間が一昔と言うことも少なくないほどの速度です。
自分では、とても賄いきれないので 警備員が立っていて 常にそういったものを監視し続けている 共有スペースに自分の家の小さな模型を置いたり写真をおいたりして掲示するのですが、写真だと一方向からしか見ることが出来ないとかとかく満足感が得られにくい人もいます。
つまり、自宅のPCと外から繫いで ファイルの共有が出来れば それも高速の回線があるのであれば 別にPDAにデータを入れて持ち歩く必要もなく、同期を取ったりと言う煩わしい作業も必要がなくなるのです。
ですが、自宅のPCをインターネット上に公開すると言うことは、家の鍵を掛けずに出かけるようなもの、勝手に入られたり、勝手に中の物を持っていかれたり、家の中に処分不可能なゴミを置かれたりと下手をすれば家ごと潰されたりという状況に なります。
で、今回のサーバーのサービスですが、大きなビルの中に自分のペンションと同じエイリアス(影)を作ります。影は常に本物のペンションを任意のカメラで撮影しいかにもそこにそのペンションがあるかのように映し出します。
ペンションと、そのビルの中は 専用の線で結ばれていて そこには外部の人の手を出す余地はありません(と言われています)
では、そのビルの中のペンションを見る為には ビルの入り口に警備員がいて警備員に身分証明書を見せて そうしてようやく中に入れるという仕組みになっています。
また、不特定多数に見てもらうために、その影を撮影してそれをビルの壁に映し出して見てもらう事も許可しています。
このことによって、あなたは世界中のどこにいても安全に自分のペンションを中まで見ることができるように成りました。
もちろん、このビルには賃貸料があり 一月1000円の費用がかかります。
しかし、このサービスの場合 自分のペンションですから そのサイズも自由ですし形も自由、ミニチュアや写真をおいてもらえるスペースは場所借りですのでそのサイズで費用が変わりますが、このサービスの場合 そういったことでの費用は変わりません。
また、わざわざ写真をとって、飾りに行かなくても自分のペンションが存在する限りそれを見せることが出来るわけです。
どこまで使うかによりますが、金額に見合ったサービスではないかと思います。
例えば、自宅のPCにこのソフトを入れ、お友達に新たに買った外付けHDDを開放する。
そうすると、大きなファイルの交換は、ここに書き込んでもらい読み出すことによって可能になります。
もちろん、写真の公開も。
下手をすれば、一日で1G近いサイズになる現在のデジカメの画像 あちこちのWEBサービスでも200Mとか300MぐらいあればHPのサイズとしては十分と それぐらいのサーバーが安価なサーバーとして多く公開されています。
しかし、こと100Gとかの公開サーバーとなると いきなり無くなってしまいます。いや、あるのですがその価格から既にビジネス用途のものに限定され 個人的に購入するのが難しくなります。
また、そのデータの転送もSDカードリーダーから自宅の機械に取り込むのと、WEB上のサーバーにUPすることとは作業的にも大きな差が有ります。
その上、自宅のPCを外部から操作できるので 色々な操作も可能になります。
うまくいけば自宅に一契約で、他の機器をそこからターミナルサービスでコントロールすることも可能です。
テレビキャプチャーカードを付けた機械であれば、外からその機械に保存されているテレビ番組を外のPCやPDAで見ること。
現在放送中の番組をPCやPDAで見ることも可能でしょう。
ワープロソフト等、自宅のソフトを外出先でPDAで実行することも可能です(向こうのPCの画面を見ながら入力しているだけなので 実際の作業は自宅PC側で行われています。)
Windwosの操作のできるPalmとかも事実上可能になります。
それも、ソフトウエアーのVPNソフトでは出来ない接続を中間に入ったサーバーがやっていくれると言うことであれば非常に面白いかと。
家で、遊んでいる機械に適当なHDDを繫いで 知り合いみんなで使うファイルサーバーやアルバムという使い方であれば一台公開してみようかなという感じなのですが・・・