あまりにも使い古された言葉ですが

モリーが足りません。
64MのPalmのメモリーは、広大な平原だったのにPPCの64Mは選択してプログラムを入れるための限られた空間です。
一つ一つのアプリケーションのサイズが勿論違うのですが、考えてみればPalmのアプリケーションはひとつのプログラムサイズに制限があったからなのかコンパクトに出来ています。
そのうえ、ひとつのプログラムで完結するように作られているので、インストール時に複数のプログラムに分割されることは稀です。
しかし、PPCのそれはPCのwindowsのプログラムと同様の構造になっているのではと創造します。
もちろん、これはどちらが優れていると言う問題ではなく OSとしての構造上あってしかるべき問題です。
もっとも大きな違いは、Palmのシングルタスクに対してPPCマルチタスクでしょう。
複数のアプリケーションが同時に存在できることは、大きな問題を含みます。
例えば、キー入力を制御しているプログラムひとつにしても 複数のプログラムで共用されます。
IMEのバッファにためられた文字列は、アプリケーションの切り替え時には 別々にワークファイルを持つ必要があります。
これは、表示ルーチンであり アドレスであり 総ての共有アプリケーションにおいてです。
また、プログラムの開発においても 複数のアプリケーションで共有される部分は 共有ルーチンとして作られるので 現在動作中のプログラムがそのルーチンを必要としていなくてもメモリー上には存在することになります。
その部分に関しては、PPC専用に作られていますが 開発上の関係でPCと同様の名前だったり同じ動作をするプログラム構造と鳴ります。
ビジュアル〜と言われるマイクロソフトの開発言語は 多くのバージョンのOSでの開発を安易にかなえるように意識した構造になっているのでそれは、開発コストを下げ良質なプログラムを供給することが出来るようにと貢献するのでしょう。
FrameWorkというものがあるおかげで、過去のPCのプログラムのようにVB用のランタイムを入れる必要がなくなったりと便利に成っています。
ただ、そういった構造は 共有プログラムを新たに一つでも必要とするアプリケーションがインストールされるたびに 一つ以上増やされ、削除されるときにはそれが他に必要なプログラムが存在するかどうかが判らない為に削除されずに残ることもあります。
PCではそれをカバーできるだけの外部記憶装置HDDがそれを支えています。
数年で100倍近く膨れ上がったHDDの容量がそれです。
ただ、PPCはここしばらく殆ど変わっていないんですよね・・・・
順次更新される共有ルーチンは勿論RAMにいますし、ごみのようなファイルも長い間存在します。
モリーの少ない機器としては、数多くのハードウエアーリセットで総てを削除し利用するアプリケーションが必要とするものだけを入れて、又運用中に増えたごみを・・・・と連鎖していくような気がします。
まあ、理屈も理由もどうでもいいんですが この足りないRAMをどうすればいいんでしょう?
ストレージに入れるのはいいのですが、一度インストールしたアプリケーションをアンインストールすればどれだけ削除されるのでしょうとか、英語版のアプリケーションが要求するフォルダー名と日本語版のフォルダー名の違いから 知らないフォルダーを増やしたりと ここは経験のいる世界だったのですね。
どうも、理屈が先に立つので 野生の感で構築できない悲しい修正ですか?!