夢と現実

PDAに電話機能を持たすことによって、持ち運ぶべき機器が一台になって理想的な使い方ができる」という人がいます。
それは真理でしょう。
それ以外に、「電話にはヘッドセットをつけると便利だ」という人もいます。
私も含めて利用する状況によってですがそれも心理だと思います。
BTのヘッドセットの場合、電話のヘッドセットとして使い パソコンのSKYPEやメッセにも利用して使うのであれば、一日中胸のポケットに入れて呼び出しに応じて使うなんていうのはスマートな使い方だと思っています。
機種によっては、液晶ディスプレイがついていたり、702NKであれば通話先を予め登録しておけばヘッドセットの通話ボタンを押し名前を言うだけで電話をかけてくれます。
まあ、この話はおいておいて、もし、もしもの話ですが電話機がヘッドセットのサイズになった場合どうでしょう?
液晶画面が小さいとか、ボタンが押しにくい、電池が持たない とかいろいろあったとしましょう。
もしもの話ですが、ボタンのサイズや液晶画面の問題はともかく、電池の問題は近い将来に解決するかもしれません。
胸のポケットに留めるクリップのような電話。ネクタイピンの代わりだったり スカーフ留めの代わりだったり。
その電話に、BTが装備されていればPDAは今のスタイルでもいいのかもしれません。
ヘッドセット、PDA+電話がヘッドセット+電話、PDAになるという組み合わせです。
どちらも持ち歩く機材が二つという状況は変わっていません。
通話をするといった内容だけに特化する電話。画面も要らなければボタンもいらない。
PDAで実行するのですから。
例に出してあれですが、CLIEのTH-55の液晶カバーのないような もしくは液晶カバーそのものが折りたたみキーボードになっているような100gを切る軽量なSDぐらいの刺さるPDAがあったとしたら。
私はそれはありだと思うのですがどうでしょう?
電話を電話でないものに変えてゆく方法もありますが、電話は電話として特化してゆくという選択もあります。
いまの、W32TにW31S(だっけ)から変えて正直なところ驚くほどコンパクトになってびっくりです。
確かに、JogがついているのでWEBの閲覧性は劣るかもしれません。つねに、BTで接続できる環境を持っていますし、実は携帯電話単体でも(これはボーダフォンだけで)WEBを見ることも出来ます。702NKに至ってはPOPメールの単体受信も出来ます。
極論で行けば、AUのダブル定額を外しても大丈夫なのです。
残念ながら、ボーダフォンの電波状況の問題もありそうは問屋が下ろさないのですが・・・
JigブラウザーWEBが無くても(契約できない)「ぐるっぽ」も使えるのですから。
今までの感触から行くと、携帯電話単体で50万パケット PDA込みで150万パケット、PCを繋いで200万パケット超あたりが普通に使っていて使える限界あたりではと思います(仕事も忘れてまたは、仕事に使うというような前提は除いてということで)ボーダフォンのミドル契約で十分にその分も含めて使えるわけです。
そうなると本当に電話とPDAがせっとになった事が、本当によい事なのかと言う結論に至るのですが・・・
日本以外の国では、Treoを始めとするスマートフォンは一般的に使われています。
私の感覚ですが、ヘッドセットを使われていることが多いような気がします。
そうであれば、電話、PDA、ヘッドセットの3点セットになります。
これが二つになることは、日本以外の人にとっては幸せなことかもしれません。
しかし、ヘッドセットが交通規則の改定までは使っている人も見ないほど、海外のように見かけ危ない人(電話機も持たずに、電話している人たち)を見ることの少なさから、やはり普及率は低いように思われます。
今回のW−Zero3は、そういった面ではBTを装備していない。有線で使うことを強要される商品です。
しかし、現状の日本の状況では本当に必要なのかに関して疑問な状態なのです。
最初の 電話+PDAとヘッドセットが幸せなのか、電話+ヘッドセットとPDAが幸せなのか。
結論は出ますでしょうか?
実は結論は出ています。
上の二つの選択も含めて、選べるようになったこと。
これが一番の幸せで、そういう方向を向いていることは うれしいことですね。