今日はX50Vを忘れてきました

故にPDAについてゆっくり考えることが出来るのですが・・・・
実は、あんまり困っていません。
自分用に(せっかくつけたのに利用率が低いということです)1F〜3Fまでローミングされた無線LANと延長コードが隠してあり、常時2台のPCの前に座っている私にとって、PDAは最重要なツールではありません。
PDAを最も活用する事は、予定表なのですが 現在は予定表本体をWEB上に持ち、PDAとSyncして使っています。
もちろん、WEBやメールはPCの方が楽なのでわざわざ使う必要はありません。
じゃあ、と席を離れると 1時間以内にPCのある場所にというより基本的にPCを持って社内を徘徊するので(決して自分の席にいないともいえる)腰を落ち着けたところでPCが開けるからです。もちろん、これはかばんに括りつけられたボーダフォンコネクトモデムが無線LANが不在でも接続先に自動的に選択されるのでネットへの環境はシームレスに提供されます。
そのタイミングであれば、携帯電話で(JigBrowserWEB若しくはグルッポ)見ることに成ります。
メールは、自宅のPCが受信して携帯電話に整形後転送してきますので携帯で受けて フォルダーに分類される仕組みになっています。
メールの転送ソフトは、障害を避ける為に定期的に再起動されています。HTMLメールが見れない程度で殆どのめーるは内容の確認ぐらいは出来ます。
すでに、モバイラーではないのかもしれません。
もちろん、出張すればモバイラーに早替りするわけなのですが、前回台湾で思い知ったのですが やはり、海外のような通信環境の安定しない(これは全ての地区に当てはまるわけではありません。私の宿泊したホテル等の一般論として聞いてください)場所では、PDAよりもPCの方が安定したネット環境が利用できました。
これは、一つには無線LAnの感度の問題。
筐体のサイズやノイズで制限されるPDAとPCでは感度が違うことはやむ終えないこと。
確実に使えると書いてあれば、強電界域に入る二本のホテルと違い安定感を欠く状況では大きな影響を受けます。
台湾では、トイレの受信感度が高かったのでトイレでネット・・・でした。
もう一つは、これは想像の世界なのですが DNSのキャッシュの問題ではないかと。
一つのDNSに対して枝葉のように接続されたネットのようで、DNSの速度が遅く同じサイトに接続する場合でも 「戻る」と「URLの直接入力」では恐ろしいほどに時間の差に成りました。(これはキャッシュの容量かな?)
とにかく多発するDNSのタイムアウトに苦しんだわけですが、PCでそういう状況にあったことが無かったもので驚きました。
もちろん、この程度の問題であれば フリーで使えるDNSのアドレスをどこかにメモして
明示的に書けば解決した問題だったのかも知れませんが想像の域を出ません。
じゃあ、PDAを・・・・と成りそうなものなのですが やはり持ち歩いています。
もちろん、万年筆を胸に刺しているのと同じ事、時計に温度計がいるのかと言われるのと同じ事 好きだからという単純な理由がやはり大きなウエイトを占めているのは間違いありません。
実用面では、最も実用性の高いと思われたSigmarion3でも上記のように解決しがたい問題があり、マイナーであるが故に超えられない 会社へのVPN接続の壁(接続ソフトがPDA用に出ない・・)の問題等で利用できていません。
ただ、今のPDAに通信環境を接続するという動きは実用面でのシフトを期待させるものです。
最初にも少し出しましたが、3G携帯電話を経由したインターネット網への接続はそれは快適なものです。
すこし遅いと感じさせられる場面もありますが、利用する方法や 画像閲覧ページのようなところへ行かない限り つまり、はてなのように数枚程度の写真が画面に置かれている程度のページであれば、接続機器の速度が回線速度を上回ったりはしないようで気にならない閲覧が可能です。
また、山陽新幹線はトンネルの数があまりにも多いので辛いのですが、東海道新幹線ではつなぎっぱなしの運用でも殆ど困りません。パケットも最近は価格が下がってきており384kの速度で 月辺りCD一枚分ほどのデーター量(約427M)まで使えて 8347.5円というプランがありますので、新幹線で2時間適当なブラウジングを続けても、途中で弁当を食べたりしていればいいとこ 20〜40M程度 それだけ使えれば優秀な部類に入れるほどでしょう。
それも、待ち受け状態が維持できますので 携帯モデムはかばんに入れっぱなしの運用をしているので、PCは接続の切り替えをする必要も無くネットワークが無ければつなぎに行く運用が出来ているわけです。
PDAでも、同様の事が出来るのですが 携帯の手軽さとPCの自由さの狭間に住んでいる感覚が否めません。
ですが、PDAそのものが通信手段だった場合はどうでしょう?
携帯電話に転送されているメールはあくまでも転送メール。
転送ソフトに返信すればPCのメールアドレスで相手先に返信する機能もありますが、こういった運用が出来るのはほんの一握りの人。
普通の人はやはり携帯電話でPCのメールを取っているわけではないようです。
(あまりにもSPAMが多すぎて SPAMフィルターがパンクするので現在は止めてあるので 数分に1回私の携帯はメールの到着を知らせます。普通の人には異様な光景のようです)
PDAに通信手段が内蔵されており、定期的にメールを受信して待機していたりランプが光ったりする機能があったら普通の人もメールの受信を携帯デバイスでするようになるかもしれません。何故なら、相手は携帯電話でも現在はe−mailでやり取りできるので通信する相手には不自由しません。それに、受信したメールの内容を確認できれば(それが仕事だったりしたとしても)非常に便利に使えます。
WEBも、過去のアクティブディスクトップや、現在のRSSリーダーのように定期的に見出しを拾い出したり、ディスクトップ上に「はてな」のアンテナやニュースページのようなリアルタイムで変化するページを割り当てて、自動的に更新されるものだったりした場合 ちょっとした瞬間にPDAの画面を見れば、メールの受信件数、この数時間に更新されたページ、新しいニュース、天気等表示してあれば 携帯ツールとしての多くの機能を最新のものとして提供できます。
ブラウザーと言う形にこだわるわけではなく、予定を押せば予定詳細から 月次予定に移れる。
天気を押せば一週間分の天気が、メールの件数を押せばメーラーが、RSSリーダーのタイトルを押せば、携帯回線を通じてそのページにジャンプする・・・・・
通信しているとか、通信をしていない ということを使っている側に意識させずに、常に最新の(それが1時間単位でも)情報を表示し続ける機器。
 
夢のような話ですが、ハード的には登場してきた多くの機器がそれに対応してきています。
恐らくWM5もそういったことを意識したOSとなっているのでしょう。
非常に直感的で、何の意識もせずに使える機器。
難しい理屈は抜きにして使えるものなら、一般的にも浸透してゆくと思うのですが・・・