ハイパワーってすごいな!!

Wifiは結構な進歩を見せて、MIMOといういくつかのチャンネルを束ねて使うことによって高速化を図ったり、複数のアンテナを抱えているので指向性の差から発生する出力の違いから最も電波の強いものを自動的に選択して使うことにより死角を減らしたりという作業が繰り返されています。
故に、Wifiの死角は徐々に減ってゆきます。
最近ではハイパワーを謳ったものまであり 到達距離が圧倒的に・・・・
何か疑問に感じませんか?
勿論、出力制限に関しては 無線を利用するものならどれも同じなのですが電波法の影響を受けます。出力には上限値を決められていて 勝手にハイパワーになったりはしません。
もちろん、徐々に技術の熟成度が上がってバラつきを抑えることによってより制限に近い出力を得ることも出来ますし、アンテナまでの伝達ロスを無くすことにより大きく向上するというならそうでしょう。
ところで、最近Wifiカード買いましたか?
勿論昔のPCやPDAにつける為、もしくは無線をサポートしないPCやPDAということであれば別ですが、Intel Centrino Tecnologyの称号を得るためには 無線LANを含めたチップセットの搭載が条件である以上PCに関して言うならば殆ど搭載されています。
「無いほうが安いじゃないか!」と言われそうなのですが、たとえばTVや雑誌に広告をする際に Centrinoの文字をIntelの会社ロゴと一緒に打てば一部の費用をIntelが持ってくれるとすれば、また取引上有利になるとすれば(独禁法にかかる可能性があるので本当にやっているかどうかは不明)採用することでしょう。
PDAも日本国内で発売されるものにはこれから殆ど搭載されてくるでしょう。
Hotspot(これは企業名特定のサービスではなく、一般的な無線LAN商用サービス)の案内を取扱説明書に挟むという広告収入を得られる上に 商品価値が上がるので採用しないとう選択があまりありません。サイズや機能上の制限が無ければの話ですが。
 
で、ハイパワーの無線LANなのですが、相手が何であれハイパワーになる物ばかりではないようで たとえばアクセスポイント側がいかに大声(ハイパワー)になろうとも答える側つまりPCやPDAが小声でこそこそ話している分には聞こえないのです。
もちろん、専用のPCカードなどで提供されるカードを使えばPCも大声(ハイパワー)になって抜群に到達距離が伸びるかもしれませんが、わざわざ内蔵されているものを切って、カードを入れて使いますか?
20%の出力UPなら 必ずしも20%の距離が伸びるわけでないということがあったとしても。
勿論、アンテナの指向性を上げて 範囲を限定して小声を拾う工夫をしているものもあります。
あくまでも、商品の表面の大きな文字だけでなくて・・・・と思ったりしたのですが。
裏面に小さな文字で、難しい技術用語を使った注意をつけるのはどうかと・・・