意外ににと言ったら失礼かもしれませんが

DMC−LX1は良いのです。
調査不足は甚だしかったのですが、まず マニュアル操作が多くの面で使えます。
WBは当然として、絞り、シャッター速度、が選択できます。
DMC−FZ2等と同様で、モードスイッチにそれぞれ絞り優先、シャッター速度優先、プログラムAEと設定があります。
全くの全てマニュアルも選択できます。
FZシリーズでも、DMC−FZ5にも搭載されなかったマニュアルフォーカスも搭載されています。
勿論、レンズ径が小さいために望遠側でのF値の低下はやむ終えないところですが・・・
広角側でも、僅かに周囲の彎曲が見られますが 直線のクロスハッチのようなものを写さない限りは許容の範囲だと思われます。
AFのフォーカスパターンも幾種類か用意されており、精度を下げてでも高速でフォーカスをあわせる仕組みも用意されています。
マクロも数センチまで(カタログ見ないとどこまで合うかよく判らないけど)寄ることができます。
しかし、やはりなんといってもその画角。
会社の前にあるDOCOMOのアンテナ。
アンテナといっても、ビルの上にあるようなやつではなく 風呂屋の煙突の倍もあろうかと言うような高さの電柱みたいな物。
見上げるような塔ですが、車がかろうじて交差できるような道路を挟んだ塀のところからカメラを立てて撮っても下から上まで、切れずにフレームに入れることが出来ます。
 
写真に取れなかった会社全景も撮れます。
シャッター押す前に、袋叩きに会いましたが会社の女の子全員の働いている姿も撮れます。
縦横比は違いますが、これはこれでずいぶん迫力のある写真になります。
というより、今までの写真もこう切り出すだけで同じような効果を得られたかと思うと目から鱗です。
また、ファインダー用のLCDもワイド画面の時には、上下に黒い隙間が出来る表示なので表示エリアが小さくなるという欠点があるのですが それ以上にいいと思ったのは画面上に出るインフォメーションメニューがちょうど黒いところに入りファインダーの邪魔をしないこと。
DISPスイッチで今までのカメラもフレーム一杯の撮影をしたいときには消したり出したりしていましたが、結構煩わしいと言うよりも シャッター速度や絞り値が見えなくなります。
このモードは普通のデジカメで上下左右が黒縁になってもほしい機能です。
 
多くの人が褒めている、ジョイスティックオペレーション。
ボタンの数を減らすと言う意味では効果はあると思いますが、表示液晶の反対側に良く使う機能は限られてきますので、画素選択、ISO設定、絞り設定/シャッター速度 と言うような設定ボタンを並べるのも手だと思いますのでべた褒めとは行きませんが、これがマニュアルフォーカスのレバーだとすると別格です。
理想ではやはり、出っ張ったレンズがあるのでフォーカスリングの欲しかったところですがこのレバーでも十分に使えます。
ただ、あわせている間中レバーを親指で操作する都合上 カメラの固定がふらつくので動いている被写体にはAFにがんばってもらうのが早そうです。
実際に止まっている物にも、AFロックがあるのでロックしておいて 本体を上下に動かしてピントを合わせる方法も有効なので マニュアルで液晶画面を拡大するボタンなんていうのも欲しいところです。
 
暗くなると、漆黒にまで色ノイズが出るのは今までのパナソニックのカメラと同様ですが ISOのオート設定が今までが100までだったのに対して200までに成っているので同じ程度に感じると言うことは良くなったのではないかと思います。
LZ2では、画素子数に対してレンズの性能が劣っていると感じさせることがあり ピントが合っているにも拘らず出来上がった絵柄がもやもやしていることがありました。
しかし、このレンズがライカブランド(って作っているのは日本らしいと・・・)だからか現在の設定EZズーム550万画素設定では破綻するような傾向は無いようです。
800万画素に設定すると、実は書き込みに時間がかかりすぎるため連写機能に時間的な空きができるためにこの設定を常用するようにしました。
記録方式も、無圧縮のtiffやRAW設定もありますし マニュアル記載で既に2G対応を謳っているのでこの辺も安心感があります。
ただ、RAWのソフトを入れるのが面倒くさくて・・・・・
 
とにかく、こんな小型のカメラながら 大きく見えるレンズやフォーカスリングがあるところにレンズのレリーズボタンのような SWが(画素切り替えや フォーカス切り替えSW)が有ったり、まんまCONTAXのように見せかける実はプラスチックのレンズキャップなど こしょばす点も沢山持っています。
知らない人にとっては普通のコンパクトカメラだけど 実は・・・と言うようなCONTAXそのもののような悪戯心が感じさせられるような気がします。
勿論、他と比べて画質が・・・と言うようなことに関しては実は他のこのクラスを使っていませんし 所詮このサイズのカメラにこの口径のレンズでは 目一杯がんばっても上限は見えているでしょうし 他の人の批判的な(ノイズが多い等)意見も少なくありません。
自分の撮影の腕前が、このカメラのオート以下だと言うことは既に誰に聞くよりも自分が知っています。しかし、ここでシャッター速度を落としてでも 綺麗に撮りたいとかの自己満足が写真に写りそうな気持ちにさせてくれるカメラです。
 
実は、自分の知る範囲での遊びでマニュアルもまだ読めていません(機能多すぎます)。
動画撮影もVGAオーバーの撮影が30fpsで出来るところなんかも試してみたいですし、普段は標準になっているノイズリダクションに実は「高」なんて設定もあります。
ノイズが消えるだけなのか、それもと全体がシャープネスをかけたような画質になるのか?
これからの楽しみも残してくれているようです。

追記:
一応、広角の画角の写真です
DOCOMO
最初の写真は、塀からDOCOMOのアンテナ
隣の車

次は、夜の手取りなので ぶれぶれですが車の運転席から隣の車線を撮ると なんと前から後ろまで全部撮影できました。
メーターパネル
最後は運転席に座ったまま 車のメーターを写します。
今までのカメラでは、メターコンソールでいっぱい。
広角にすると、メーターを越えてセンターコンソールまで。
ちなみに、キャブオーバーなので条件が悪いはずなのですが 一度自分の車でも試してください。

追記2:
元のjpgの画像を、画像置き場に置きました
アンテナ写真を回転し忘れました・・・・
http://www.windowsmobiles.info/CS/photos/windowsmobiles/category1000.aspx