理想のPDAって

小型で、出来るだけ液晶が綺麗で、速くてバッテリーが持って・・・・
きりがない世界です。
Palmの予定表の使いよさに浸りながら、WEBがしたくなったりまいlが取りたくなったり日によってころころ気分が変わるので持っているPDAが念に1回ぐらいの他の人に比べて十二分に遅いペースで変わってゆきます。
現在は、X50Vを使っていますが サイズといい結構気に入ったPDAです。
その前はTH−55なのですが、フリップのせいでせっかく薄く設計された本体が他のPDAとそう変わらない厚みになっていることは不幸なこと。
もう一つは、メモリースティックであることはPCとの連携に対しては大きなマイナスポイントになっていました。
勿論、私がお金持ちなら問題ないのですが、貧乏人なので遅いメモリースティックしか買えないことが最大の問題点です。
X50Vは、Bluetoothキーボードも購入しました。
非常に作者のGzhさんには申し訳ないのですが、多機能なPQz for WM2003SEを僅かIMEキーの割り当てだけに使い(それが考えられないぐらい便利になるのですが)キーボードでの入力問題はクリアーしました。
SENAケースは薄く、ケースに入れたままカッターシャツの胸ポケットに投げ込まれるスタイルが現在のX50Vの定位置。
Bluetoothは常時ONにして、Bluetoothモデムを通じて通信も簡単に出来ます。パケット代を気にしていないので(赤いカードのスーパーのプランです)ブラウザーを開けただけ、メーラーを開いただけで勝手に接続してくれますのでまるで通信機能を内蔵しているかのようです。
いちど書いたとおり、サスペンドから復帰したときにBluetoothドライバーが起動するまでの間に自動接続プログラムがエラーを出すので自動受信には成功していませんが、これは うまくタイマーを入れた自動接続プログラムがあれば解決しそうなのですが、私にプログラムの技術が無いので適うことはないのでしょう。
ユーザーが多ければお願いしたいところですが、私の知る限りでは旬を過ぎたのか既に話題に上ることも少なくなったPDAです。
ただ、新しいこと=良いことで無いようで、今のところ私の中のベストPDAであるわけです。
 
ところが、一つだけ大きな不満点があります。
それがバッテリーの問題です。
小さな1100mAのバッテリーと大ぐらいのグラフィックチップや高速なCPU?
いえいえそうではないのです。
以前にも書きましたが、僅か2mm程のサイズの増加はあるものの1.5倍を超える継続時間を持ち、SENAケースを初め何処のケースにも恐らくそのままの状態で入れることの出来るMugenバッテリーは必須。
これにより、映画を見て、音楽聴いて一日を過ごすことも可能になっています。(ずっとつけっぱなしでと言う意味ではないのですよ)
でも、出張のときの鞄の中には 予備として標準バッテリーよ大容量バッテリーを持ち歩いています。
交換するバッテリーが標準バッテリーのときはまだ良いのですが、大容量になったときには裸で胸ポケットの中に投げ込まれる運命になってしまいます。ケースに入らないので・・・・
何故って、USBケーブルからの充電が出来ないからなのです。
 
私の出張用の装備は、PC、携帯電話、PDAと大きく区分けすれば成るのですが、それぞれに充電器を持ち歩くのは重量的に効果的ではありません。
多くの場合は、電源付きのUSBHubを単体で充電器として使い各機器に充電します(勿論、PCは別として)。電圧も低く充電時間も遅いようですが 一晩あれば十分要領一杯になります。
携帯電話x2〜3+PDAという組み合わせと成るのですが X50Vではそれが出来ません。
KOTETUさんも書かれている通り、X50Vは5VのUSB端子からの充電が出来ません。
私もくるくるケーブルと呼ばれるSyncケーブルを持っていないわけではありません。しかし、それで接続していると充電しているどころか電池が減ってゆくという楽しい事態が起きます。
勿論、100%近くバッテリーの容量があるときには機嫌よく充電してくれるのですが、80%を割ると電源を切っていようがCPUの速度を落としていようが充電されません。
一時期昇圧アダプターを販売されていたメーカーもありますし「SyncPlus」という専用の商品もありますが実は信用していませんでした。
 
電気の昇圧は、大きなリスクを負う作業です。
リスクという言い方は正しくないのですが、失う物が大きく得る物の少ない つまり非常に効率の悪い処理なのです。
5V500mAがUSB端子の定格です。
故に、USBHubのACアダプターは、4ポートのもので2Aタイプが使われます。
そうでなければ給電量が不足してしまいます。
逆に言えばその程度の電流しか要らないということなのです。
「5V 500mAを昇圧?? 6Vにしたとすると250mAぐらいしか残らないんじゃないの?」
と言う風に思っていました。現在も思っています。
それでは、消費電力の高いX50Vに充電するには役不足というのが私の考えでした。
ところが、実際に「SyncPlus」を試してみると、驚くばかりか充電が開始されるのです。
念のため、X50Vに標準バッテリーを装着し、TCPMPで動画を再生しながら Wifi、Bluetoothを起動し約1.5時間。
バッテリーは警告の出る10%未満まで減ります。
そこから、「SyncPlus」を接続しインジケーターの付いた昇圧回路のSWを「ON」に切り替えると充電が始まります。
注意して欲しいのは、ケーブルを接続した瞬間デフォルトではX50Vの電源が入るのでそれを消す必要があります。
ご存知の通り、人間が意地悪なのでこのままアプリケーションを起動します。
TCPMPを起動すると、バックライトが瞬きますが電源ボタンのインジケーターの状態からすると充電はされているようです。
ただ、この状態(バックライトが瞬く)は、正しい状態ではありえないので故障の可能性があるのですぐに電源を切りました。
内部的には判りませんが、充電は開始されたようです。
20分ほどで10%ほど回復しましたので、間違いなく充電されているようです。
クレイドルで同じ充電量に至るのは5分後ぐらいなので充電時間は倍ほどかかっているようです。
残念ながら単4電池4本のバッテリーからでは電流量が500mAに満たない為か充電は行われませんが USB電源であるパワーバンクSLIMからは充電が同様に行われています。
 
全ての状況で必ず充電が行えるのか?ということに関しては 恐らくパワーバンクSLIMのようなバッテリーの場合充電しながら当然放電できるべき容量が減少してゆくので万充電まで行かないかもしれません。
また、このケーブルでは充電中にX50Vを操作することも出来ません。
勿論、メーカーの保証もありません。
しかし、このケーブル一本で今まで持って歩いていた予備バッテリーの本数を1本減らすことが出来るのであれば非常に嬉しいのですが・・・・
不安感が拭えないあなたにどうぞ。
なんといっても、2100円のディスカウントプライス中です。

シンクプラス Axim X50/51
url: http://pocketgames.jp/modules.php?op=modload&name=Shop&file=index&req=viewarticle&artid=414


追記:約二時間で満充電となりました(標準バッテリー)
追記2:当然ですが、mugenバッテリーも大容量バッテリーも充電可能でした。