台湾観光

実は台湾と言う国、最近では年に二回は必ずのように訪れる私にとっては最も近い外国です。その次は香港で、その後はいったことがある程度という始末ですが、今年二度目の台湾旅行です。
次回は近くて、10月頃を予定しているのですが・・・・・
ただ、旅行といってもいく種類かあって今回は、生まれて二度目の台湾観光旅行に出かけたのです。
 
私の仕事はともかく、台湾には仕入先への挨拶と展示会場を目指すのみ。
お陰で、台北101(現在世界で最も高いビル)と夜市(終わるのが遅いので、そこぐらいしかいけない)と電気街(これも仕事)にばかり詳しくなる始末。観光地には足を踏み出すことも無い旅行が続きました。
「詳しいので案内を」なんて言われると実は困ってしまうのが今回のような旅行です。
DFSを訪れるのが今回初めてという始末なのです・・・・・
それでも旅行に踏み切ったのは、過去にも書きましたとおり「安いから」に他なりません。
4万円に満たない金額で土日を挟むという格安のツアーを見つけたのが話の始まり。
「ディズニーランド」に行きたいと言う子供を、「台湾にはポケパークがある」と納得してもらい出かけたわけです。
勿論、初めての海外旅行と言うのも子供にとっては嬉しいことだったのではと思うのですが・・・・
 
何と言っても格安ツアー
初日は19時の飛行機なので、ホテルに着いたら日が変わるような時間。
とりあえずの水やビールをコンビニで購入するのが精一杯で初日は終わります。
3泊4日といっても実際は2日しかないわけです。
初日は、あっという間に終わります。
通信手段の確保の為にDDを探し回った物の、単体販売は無く悲しい思いをいをして帰ってきたこと以外は(勿論日本でなのですが・・・)
 
二日目
ツアーが用意してくれた観光です。
ここで嬉しいのは、たいしたことがないとは言え朝食、昼食、夕食まで着いていること。
朝は翌日もホテルのバイキングなのですが、8時にホテルのロビーに集合して観光を夜の9時までしている間にはずっと食事はついているサービスの良い物でした。
朝から出かけたのは九粉(字は当て字 「きゅうふん」と読むと思います)。
台湾は空港から市街地まで ほぼ真東に走っていって 40分〜1時間程度の距離。それを尚真東に近く同じぐらいの距離は知ったところにある観光地です。
切り立った崖に小さな路地を挟んで店の並ぶところです。恐らくお寺に行く門前路だとは思うのですがそこらへんは良く判らない。
説明も有りませんでした。
曲がりくねった細い路地に色々な店が、それもタイムスリップしたかのように古い町並みが続くのは今まで見たことの無い台湾でした。
少し路地から外れると、切り立った階段が崖下に向かって続いて海に至るようなところで景色もかなりの物です。
そこを1.5時間ほどかけて商店を見ながら往復するだけなのですが 買い食いしたり(北海道アイスクリームって・・・・)、お土産を買いながら通り過ぎます。
行き帰りにかなりの時間を費やすので、台北市街に帰ってくるとお昼になっています。
おなかが空いているのに、マッサージ屋さんに連れてゆかれ、終わるまで待たされるのは結構辛い物の、これが故に安いというのであればしょうがないところ。
子供は、待合室(別名 漢方薬販売所)で見たキャラメルをサトウキビの茎に気功で叩き込んだり、手で釘を打つ人が出てきたり、燃える火の中で真っ赤になった鎖を素手で触って 何とかクリームを塗ると アラ不思議元通り(やりすぎると余計嘘っぽいと思うんだけど)というショーにゴマ熱だった模様。
そして、お昼ご飯は中華料理の丸テーブルの回転台に料理が乗るもの。
初めてなのか、これも楽しんでいたようです。
他にも、ウーロン茶販売所にやDFSにも行きましたが、子供がウーロン茶を気に入ったこと以外あまりこれといったイベントもありません。
衛兵の交代の儀式は、ロンドンであるようなもので、暑い中微動だにせずに立つ衛兵の姿と、銃剣をつけた銃を器用に回転させて器械体操のようにきちきち動く姿を見て驚いてもいましたし 初めて軍隊というものに触れて その真剣さを感じた顔は口をへの字に曲げて真剣そのもの。いい経験になったことでしょう。
故宮博物院では、熱いなか衛兵の交代を見て疲れた親は涼しいところでお茶に逃げ込みます。子供はおじいさんと見て回ったようですが感想も無いようです。小学校3年生には興味が無ければ難しすぎるようです。
そして、「ティンタイフォン(だとおもう)」の小籠包の夕食。
実は過去にも行った事があるのですが台湾の有名店です。
スープたっぷりの小籠包はできたてを口の中に入れてかみ締めると油混じりの熱いスープが口の中を漏れなく火傷させてくれる食べ物ですが、これがおいしい。
ツアーで無いと先ず行けないのは過去もそうですが2時間ぐらいは平気で待たされます。その人気の程は銀行のように電光掲示板が番号を表示しており、自分の番までどれぐらいの待ちなのかが確認できるようになっているぐらいです。
少しスパイスの香りが強いので子供の口にはどうかと思いますが本人はおいしかったと言っています。子供の食べ残しを頑張って処分していると 食べ過ぎておなかが貼って動けなくなったことはないしょ。
そのまま、士林の夜市で解散です。
45分の観光は短すぎます。せめて1.5時間は無いと帰って来れないのでツアーで行かれる人は自力で帰る工夫をしたほうが良いでしょう。
ここだけの話、子供は既に眠くて疲れていました。
本人としては頑張っているのですが、思考力が弱まり疲れが体を動かせない事に苛立ちを覚えるようで機嫌が悪い。
何か買って帰りたいと思って入るようですが、決断力に切れが無い。
狭い通路を挟んで通路に有る露店と店を交互に見比べ虎視眈々と獲物を探す物の良い物は見つけられず、唯一200円(日本円)程の中国語版 遊戯王カードに目をつけたのですがどうも警察の巡回が来たようで通路の露店は雲の子を散らすように消え去る瞬間で 戻ったときには店そのものが無くなるという子供心には驚きの事態が展開し失意のまま ホテルに帰ることになりました。
小さなおもちゃのような物をコンビニで購入して少しだけ機嫌を直して眠りに着きます。