X51V is NEW

昨日の夜は、小さなお誕生日会。
もちろん、そう思っているのは私だけで 連絡いただいたものを持ってきていただけるようにお願いして 持って来て頂くのに巻き込まれた 疲れ果てたもう一人の方を加えて晩餐会です。
これをお誕生日会といわずなんと言おう!!
ご好意でプレゼントまでいただいたから、間違いない!! と思い込むのもやむ終えないことでしょう。
プレゼントを頂いて、その上頂いたのは 一応「ジャンク品(私にとってはきっと直ると思える宝物。おそらく、ご自分でも直されると思いますが 悲しんでいる私に配慮していただいたことなのでしょう)」
いわゆる、レンガになったX51V。
電気を入れると、DELLの青い画面で停止してしまうX51Vです。
 
WM5の多くの機種では、BootlooderとOS ROM部分が別体構造になっています。
Bootloaderの部分が生きている状態でも OS部分のROMが入っていない状態なので DELLの画面表示はされます。
また、リセットボタンをパワーボタンを押しながら押すとハードリセットの画面が登場し ハードリセットも可能です。
もちろん、OS ROMがおかしくなっているので起動はしません。
この状態が確認できていた X51Vなのです。

過去に、TK−BLOGでも記事になっていましたが SDカードでOSを切り替えて起動ができる というものを思い出した方もいらっしゃるでしょう。
通常、PDAのROMアップデートはPCから行います。
USBケーブルの接続されたPCと特別な接続 おそらくローカルな環境でのストレージ接続を行い プログラムを外部から書き込むのだと思いますが そうやってUPDateされます。
想像ですが、WM2003ではストレージエリア、WM5でもストレージエリアにROMイメージを転送し 書き込んでいるのではないかと思われます。
しかし、X50V/X51Vではおそらくメーカーがリカバリーに利用するために設定されたモードかとは思われますが。SDカードからROMイメージを読み出して ROMに書き込むモードが設定されています。
その機能を利用して、SDカードでOSを切り替えるという事が可能になっています。
Wifiボタン+パワーボタン+リセット で数秒待つことでSDブートメニューが立ち上がってきます。
 
難関のひとつは簡単にクリアできました。
次は、ROMイメージの入手です。
上記のSDブートモードは、多くの人が知っていることで、すでに試されてもいました。
立ち上がることから、復旧可能なのかもしれないと頂いたわけなのですが。
ROMイメージは、実は簡単に入手可能だと思っていました。
おそらくupdateのデータから作成できるようなもの。
ファイル名の書き換え程度では・・・・ と軽く思っていましたがとんでもない。
別途用意する必要があるようですでにその時点でいきずまりました。
AXIMSITEには、ROMイメージを本体から作成する方法はあるものの、いきなり降ってわいたようにROMを作る方法なんてありません。
所在の怪しいROMデータをTry&Errorで総当りです。
最初のROMはX50Vの改造なのですが ファイル名やそのたバイナリエディットなどあちこちに書かれた断片を集めてチャレンジします。
まったく認識されません、ROmイメージとして認識されないのです。
その後チャレンジしたのが 写真のとおりフランス語ROM
非常にダークな世界ですが、USB接続まで行けばまた違う展開もあると、接続レベルまでの復旧のためのチャレンジ。
Bootloaderにもロケール情報が書き込まれているようで、ROMイメージとBoot Loaderの言語が違うと起動しません。
DELLのロゴが表示されたままとまってしまいます。
この成り行きは想像にあったものです。
でも、じっさいにそうだとダメージがきついものです。
考えてみれば当たり前で、英語環境を持っている人がほかの環境に書き換えたいことはあってもほかの国の言葉のものを買って英語に戻したいという人など少ないはず。
で、あれば英語の環境のデータが出てくる可能性が少ないと考えるのが自然。
ドイツ語、イタリア語等の書き込みがあります。
 
検索エンジンでの検索範囲を広げます。
以外にロシア語のサイトが多いのですが、ロシア語では単語ひとつすらも認識できません。
フランス語も避けたい、できればイギリスのサイトで英語か イタリア語かスペイン語で用語は英語を使っているようなサイトは無いか??
色々と探していると、どうもイタリア語くさいサイトにそれらしい状況が。
逆説的な探し方でAXIMサイトの、それについて書かれている場所にリンクしているページを探すという追いかけ方で探します。(googleさんありがとう)
そこで UpdateROMイメージからSDカード用のROMイメージを作るプログラムが公開されている。
英語版のX51Vを公式サイトからダウンロードできるUpdateデータのROMを書き込む。方法論はともかくライセンス的にはOKでしょう。
まあ、グレーまで行かない乳白色ぐらいの行為だと自分に納得させ、データを作って書き込みに入ります。
それでも、うまく行きません。
 
おそらくROMイメージはOKなんだろうと思われます。
文章は読めないものの、書いてある文章全体を 読めないぐらい遠くに離れて見ると雰囲気でそう語っている。これは確信だ!!(せめて英語が読めるようになってから言いましょうといわれそう9
書き込み中のエラーはCRCエラー。
ROMイメージを作るプログラムは、作成時に8桁の数字を吐き出してくれます。
これがCRCの数字だという風に説明してくれていると思ったらそうではないようです。
 
○CRC自身がブートローダーと込みのCRCになっている
○ここに出ている数字はCRCではなくCRCを作るための何かのガイドである
○根本的に説明が読めてないから 大きすぎる思い違いをしている
 
このどれかでしょう。
最初の設問だった場合、対応策は残念ながらありません が、あちこちで書き換えの話があるということは違うでしょう。
二つ目は、それを演算するための式もプログラムも乗っていないのでこれも何かおかしい。
三つ目は、もしそうだとしても手も足も出ない。
完全な手詰まりなのですが、便利な時代です。
ROM イメージの名称ととCRCの二つの検索で掲示板を(これはすでに何語かわからない)見つけて そこに書いてある8桁の数字を場当たり的に入れてチャレンジします。
すでにROMの書き換えは20回を超えています。
もう寝よう、もう一回だけと 毎日シンデレラタイムに寝るはずが すでに二時半に迫っている。
最後の最後の最後と思った時に、ようやくCRCが一致してROMへの書き込みが始まります。
約3分後、本体をリセットするように案内が出ます。
ハードリセットすると青いDELLの画面。
ROMの書き換え後は、X50Vのときも経験しましたが かなりの時間がかかる。
青い画面のままなのか、その先に行くのか・・・・・
Windows Mobileの文字が画面に出ます。
もちろん歯医者さんの予約も動かせます。
立ち上がりました!!
 
すでに頭はふわふわ状態。
土曜日は6時おきです。
写真を上げてそのまま倒れこんでしまいました・・・・・